エピソード8『6つの感謝祭』“Six Thanksgivings”
あらすじ
ベスを選挙活動に迎えたランダルだったが、選挙参謀とのあいだで意見が対立する。ジャックはニックを自分の部隊に連れてきたが、ニックの態度は変わらない。
ネタバレ感想
シェリーと離婚したてで独りきりのミゲルを感謝祭ディナーに誘ったピアソン家でしたが、ミゲルは未だに揉め事が片付いていなく妻との関係が悪いがために子供達に電話を取り次いでもらう事すら叶わない状況です。ジャックやレベッカと三つ子達の楽しげな光景を見るのはこの時期にはくるものがありそうですが、やはりまだまだこの程度ではミゲルに同情し切れない視聴者目線が確かに自分の中に存在しています。
とまぁ、そんな事はさておきパンイチのランダルはなかなかの破壊力を持つ肉体をしております(笑)
ランダルにしろケヴィンにしろ筋肉隆々な腕はいつも目立っていましたが、脱いだら脱いだでこれまた強そう過ぎる。憧れのシックスパック…いや、それ以上か?
選挙キャンペーンの一環でホームレス相手の炊き出しをするため、回復しつつあるトビーとケイトに感謝祭のディナーと体調の優れないテスを任せて出かけるランダル達。
自身がホームレスとして施しを受ける側だったという記憶がそう古くないデジャは今や炊き出しをする側に回っていて、実母からのメールがあったりと複雑な気持ちに拍車をかけていそうです。
少しでも票を増やすためにと経験を活かして選挙参謀らしく立ち回るジェウォンに対して、市民の気持ちに寄り添ったり繋がる事が大切だと倫理観や感情を優先するベス。
二人はもちろん対立しますが、ランダルは妻であるベスの味方にしかならず食い下がってくるジェウォンに声を荒げました。
異様なまでに自分に肩入れして怒鳴る夫を見たベスは、ランダルが「クビになった妻の自尊心を守るため」にベスの案を全肯定していたのだと気付いてしまいます。
しかし、絶妙なタイミングでベスからの連絡が入り夫婦喧嘩をしている場合ではなくなりました。
ランダルの完璧過ぎるレシピ帳にプチパニックを起こしながら、なんとか合言葉『ケイトビー』の名の下にホストを完遂しようとする二人。
ただ、トビーが生理用品の箱を持って何やら悩んでいるテスと遭遇。すぐさまケイトとバトンタッチすると、初潮に対しての戸惑いと、トビーに合わす顔がないという恥じらいから閉じこもるテスにケイト自身の『最高に恥ずかしい初潮を迎えた』エピソードを面白おかしく話して聞かせます。
いつもの笑顔が戻ったテスに「もちろんママもいるけどいつでも何でも相談してね」と声をかけ、「きっともうすぐよ、初めてのキス、初めてのボーイフレンド…」と女子がウキウキするような話題を出せば、返ってきた答えは「あるいはガールフレンド」という予想外なものでした。
ウィリアムをゲイ、もしくはバイだと早々に見抜いただけはあります。彼女自身にマイノリティの気配があったからこそ気付けたんですね。
驚きながらも「そうね、あるいはガールフレンド」と受け入れるケイトに安堵の表情を浮かべたテスでした。
ケイトがベスにかかりきりになった結果、トビー一人ではてんてこ舞いになり結局テイクアウトで出来合いの料理を調達してくる事に。それでも投げ出さずに代替案を用意してくれるだけで滞りなく感謝祭ディナーは楽しめるわけで、これもまた魔法なのです。
ミゲルは実の子供達に感謝祭ディナーに呼ばれるものの、父と再婚したレベッカが許せないらしい息子が雰囲気を悪くしております。
そもそも別れた母親も再婚していて亡き父の座を乗っ取られた訳でもないのに何がここまで彼を憎々しくさせるのかよく分かりませんが、さすがにこれはミゲルが不憫でした。
きっちり話をつけてくれたのは良かったですし、失礼な態度を取られたレベッカが自ら話題を変えるアシストもあり、最終的にはピアソンの感謝祭ディナーに合流して楽しいひと時を過ごすこととなります。
巨大なクマの使い道も分かったし、デジャは一度は削除した母親からのメールに返信したし、感謝祭ネタはどのドラマでも共通してほっこりするハッピーエンドが多く、このエピソードも例に漏れず温かい気持ちになれました。
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