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海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US 36歳、これから シーズン3 9話ネタバレ感想

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エピソード9『始まりは終わりで始まり』“The Beginning Is the End Is the Beginning”

あらすじ

ケヴィンはジャックがベトナム戦争時に派遣された村にたどり着き、謎の女性の正体を探るため村の人に会う。ランダルはブラウン議員との討論会を迎える。

ネタバレ感想

戦争の厳しさや裏切り、懲罰ですっかりやさぐれてしまっているニックを上官と掛け合ってなんとか二週間だけ自分の隊に預かれる事となったジャックですが、かつての良好な兄弟仲からは想像もつかないような反発を受けます。

それだけ戦地は過酷で人一人容易く変えてしまうような環境だったのでしょう。

なんとかニックを連れ出し、集中すべき任務は『殺人』だと言う弟に対してジャックは任務は『家に帰る事』だと話します。

しかし、約束の二週間間際になってせっかくクスリが抜けてきたにも関わらず、悪夢から逃れるためにニックは支給の医療品に手を出してしまったのです。彼の中ではもはや『家に帰る』という任務は完遂できない絵空事になっているよう。

前話でジャックは自分達が敷いた鉄条網に引っかかって怪我をした漁村の男の子を言葉も通じないままに手当てしてやり、そのお礼にその子の母親?なのでしょうか、あの写真に写っていた女性からネックレスを贈られました。

ベトナムで滞在中のケヴィンは、ようやく父の軌跡を辿れる漁村へと辿り着きます。

しかしそこでも欲しかった情報は何一つ得られず、手ぶらで帰る事となりました。

 

ケイトのお腹の中の子は順調に育っておりますが、デリバリーでアデルに扮して歌うというケイトの職業では時に何時間も運転して目的地まで行かねばならず、座り続けるのは母胎に良くないと医者からやんわり指摘されます。

頭では仕事を休むべきだと分かっていても、仕事でしかストレスを発散できないケイトはこれに悩みマディソンに相談すると、働いている高校の合唱の先生が事故に遭い臨時で募集中だとすぐに学校側へ連絡を取ってくれました。

校長との話も弾み、適任だと褒められるケイトですが、学歴の話で大学を卒業できていないと分かると州の規定で大卒でなければ採用できないのだと断られてしまいます。

残り8単位で卒業を逃しただけでなく、挑戦してみたかった合唱の先生という職まで逃した事を愚痴るケイトをトビーは自分の地元の大学へ連れて行き、改めて学位を取り終えれば心残りも消えるし、残り半年の妊娠生活がいつ失敗に終わるかと怯えながらでなく必ず無事に生まれてくると信じて笑顔でやって行こうと話しました。

 

デジャは感謝祭でメールを返して以降、実の母親と連絡が続いていたらしく、部屋の前で電話をしていたところをうっかり盗み聞きしてしまったランダルとベスは自分達に何の相談もなく連絡を取り合っていたなんて、と驚きました。

ケイトはテスの事情を祖母にあたるレベッカに話し、テスはそれを敏感に感じ取ったようですが、やはり両親には特別知られたくないようで心を閉ざしつつある状態です。

赤ん坊を亡くした悲しみを抑え込み過ぎたせいで20代の頃から身体に痛みが出ているのだと孫に打ち明けたレベッカは、自分のようになって欲しくはないから言える時が来たら両親に胸のつかえを話すようにとアドバイスを贈りました。

 

討論会で対抗馬のブラウン議員に押されっぱなしで、『グッド・ワイフ』のアリシアをこれでもかと意識した進行役に対してかましたジョークまでも揚げ足を取られる形となっているランダル。

しかし、よそ者だとなじられロクに話もさせて貰えないランダルは集まった半ばヤケになりながら市民達とより近い距離に座り込むと、直近4回分の市議会の議事録にあった内容からいかにブラウン氏が苦情の対応をおざなりにしてきたかを糾弾すると共に自分なら決して見過ごさず全力で対策に取り組むと主張しました。

たとえよそ者であっても一人一人の声に応えたいと真摯に向き合う姿勢が示されたように思えます。

それでもブラウン議員に予想以上に引き離されているという最新の支持率が出た後の選挙参謀は渋い顔でどうやら時間が足りずに巻き返せないという見通しのよう。

デジャは、新しい仕事を見つけた母親に会いに行きたいとランダルとベスに頼み、断る理由もなく承諾するしかない二人ですがもちろん心境は複雑です。

テスも両親にこれ以上隠し事を続けたくないという気持ちから「多分女の子が好きなの、でもどうか分からない 大事にしたくないからママたちに言いたくなかった」と涙を流しながら打ち明けました。

「いつだって力になる、大事にはせずクールでおおらかな方法でね」とテスを落ち着かせるランダルと、多くは語らず「愛してるわ、何があろうとね」と揺らぐ事のない愛情を示すベスはやはり頼もしい夫婦です。

予期せぬ娘からの告白やデジャが母親に会いたがっている事、選挙は負けが濃厚な事、さまざまな事が重なってこれ以上は余裕がないと感じたベスは、「私が反対すればその時点で選挙はやめるって言ったわよね」とランダルの言葉を持ち出した上で「もうやめてほしいの」と出馬を取り消すように頼みます。

これに対しランダルは「君を愛してるし家族が最優先だけど選挙はやり抜く」と譲る気はなく、ベスを怒らせてしまいました。

 

ベトナムを発とうとするケヴィンは、これまで愛想の良かった通訳係から身内に戦没者が居ないかという話で「叔父のニックが戦死した」と言うと鼻で笑われその理由を問いただします。

データを調べたという彼から「ニコラス・ピアソン46歩兵隊、記載がない 死んだにしてもここじゃなく戦死じゃない」と新たな事実を告げられたケヴィン。

まさかのニック御存命パターンですか。そこから疎遠になった経緯ももちろん、ジャックがあそこまでベトナムの記憶を封印しようとした辛い出来事が弟の戦死でなければ一体何だったのかと気になる事だらけです。

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▼次回、エピソード10

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