第9話 暗闇(Squeeze)
あらすじ
トンネルのくぼみに落ちた一行は脱出への道を探っていた。アルファはスパイが大群の居場所を突き止めたと考えるがニーガンはスパイは味方の中にいるとアルファに忠告する。
ネタバレ感想
丸腰でもあるまいし、雄叫び上げてる暇があるなら文字通り一矢報いるくらいすればいいのに。
画面暗すぎ、なんのこっちゃ。
どう考えても大ピンチだろ、もう諦めろ…と思うような絶望展開なはずだったのに、なんだかあっさり大群ゾーンを抜けてくれちゃってやや興醒めです。
それでもウィスパラーズの管轄下にある洞窟に閉じ込められている状態でピンチには変わりないんですけどね…。
完全に有利なはずのウィスパラーズが何人か派遣されてきても誰一人殺せる事なく全員が返り討ちに遭い、ご丁寧に出口を示す標識までそのままとは何というおっちょこちょい集団なのでしょうか。
早速ニーガンはガンマが情報を漏らしたスパイだと気付きアルファに進言。これにアルファは激怒しておりましたが、この一言でガンマに対する不信感の種が植え付けられてしまったようです。
暴走、雄叫びに続き閉所恐怖症設定でことごとく脆さをアピールしているキャロルには、敢えてこれまでの最強伝説のイメージを崩したい意図が見え見えな分残念な気がしてなりません。たとえそれが暴走でも最強のまま復讐心を滾らせ単独でウィスパラーズを壊滅させちゃう系おばさんが居てもいいじゃないか。
暴走して利己的になるぐらいならまだしも、足手纏いとまで落ちてしまうとそれはなんか違うなー、となります。
元々最強のポジションに長らく居た指標ともなる人物を必要以上に弱く描かれると『今後このキャラクターの扱いを変えていきたい』とかそういった大人の事情が垣間見えてしまうのです。
なんて事を考えている間にあの人畜無害男ジェリーが隙間に挟まり大ピンチに…!
これは本気で死を覚悟しました。キャロルの事なんて吹っ飛ぶほど盛大に焦りました。
さらにそんな事も吹っ飛ぶのは、ニーガンとアルファのアブナイ展開ですよ。ガンマのスパイ疑惑を報告した事で全裸にされ殺されるかと思いきやまさかのご褒美だったというとんでもシーン。いや、一体何を見せられているのか。ちょっとそれはないっすわぁ〜、勘弁勘弁なんて言える雰囲気でもなく。何気に紳士とは言え、これも断るどころかやや乗り気にも見えるニーガンは色んな意味でタフ過ぎる。
キャロルの勝手な行動のおかげで逃げられたはずのコニーとマグナが洞窟の中に生き埋めになってしまった上に「私のせいだって言ってちょうだい、お願いよ…私のせいであなたの大事な人が!」とダリルに泣きつく張本人。
これはヘイト買わせたがってますわ。思惑が見え隠れしていてもなお「私のせいだって言って〜おろろん」に対して「せやな」としか思えません。まんまとです。
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