海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語シーズン4　1話ネタバレ感想

第1話

あらすじ

ナース・ミラーが去ったノンナートゥス・ハウスは新人ナースのバーバラ・ギルバートを迎える。まだ経験不足の彼女は3度の流産を経験して不安を抱える母親の担当が決まり張り切るも、なかなか思うようにいかない。

ネタバレ感想

本当にジェニーに次いでシンシアまで行ってしまったのですね…

という訳で、リバプールからやって来た新人ナースの〈バーバラ・ギルバート〉は春感漂うおてんばお嬢様系とでも言うのでしょうか。

到着早々シスター・モニカとポプラーの野犬コンボという洗礼を受けたようですが、このポップさで一気に先が楽しみになります。

そして、代理シスターのジェニーが去った事で、クリスマス・スペシャルでは特に気が付きませんでしたが、いつの間にやらトリクシーの帽子に付いているヒラヒラのリボンが長くなっていました。

バーバラは牧師の娘だそうで、部屋へ案内されると今度はトリクシーとパッツィーからアルコールでの歓迎を受けヤンチャな二人に驚きつつも仲良くやっていけそうです。

頑張り屋でおっちょこちょいのバーバラは何かと面白く、あのエヴァンジェリーナにさえただただ呆れ顔で嫌味を言わせないキャラが魅力的。

病院勤務で勘を取り戻させるため、バーバラを病院に派遣する事を決めたジュリエンヌは、シスター・エヴァンジェリーナにも病院へ行くようにと命じます。

気分が悪いからとマグネシウム乳を飲んでいたりなんとなく体調が悪い事を隠している節がありましたが、そんな彼女の異変に気付いての気遣いだったのですが、これがエヴァンジェリーナのプライドを傷付け、怒らせる事に。

痴呆傾向にあるシスター・モニカでさえもエヴァンジェリーナの不調に気付いて自分のように仕事が出来なくなる前に医者に行けと説教してくれて、これはさすがに説得力があり、ついには自らシーラの元へ出向いてターナー医師ではなく女医の予約を取ってもらえるよう頼みました。

今まで三度も早産による流産を経験し、かなり神経質になっている妊婦を担当したバーバラは患者のために奔走し、大きく成長できたようです。

33週目での出産で未熟児ではあるものの、今回こそ子供が無事だったのは何よりでした。

まだ自身すら少年ながら、産まれたばかりの赤ん坊を乳母車に乗せて診療所に来ていた〈ゲリー・ティーマン〉ですが、赤ちゃんのとびひを気にしたトリクシーから診察を待つように言われるもそのまま帰ってしまいます。

いかにも水商売をしていそうな母親は下の子の世話を当たり前のようにゲリーに押し付けた家を空ける方が多い様子。

そんな事は日常茶飯事とでも言いたげな逞しさですが、ある日いつもの場所に玄関の鍵がなく、乳児を含む幼い妹達を家の中に残して自分一人だけが閉め出される形となったゲリー。

お腹を空かせた下の子のためにクッキーを万引きしたところ、追いかけて来た店主に捕まり警察に突き出されます。

話を聞いたのはピーターで、事情を聞いて彼らの自宅に急行し扉をこじ開け中を調べたところ、得体の知れない異臭と真っ暗な室内の隅で怯えるようにうずくまる二人の少女を見つけます。

兄の姿を認めるとすぐに駆け寄り「お腹が空いたよ」と泣く妹達を抱き寄せ「寒いだろう」と自分の上着を脱いで掛けてやるゲリーはとてもまだ幼い少年だとは思えない立ち振る舞いです。

心配だった乳母車の末っ子も無事でそのまま保護され、母親は帰ってくると同時に育児放棄で逮捕される事に。

劣悪な環境下から救い出された子供達が清潔にケアされて、何ヶ月、何年ぶりかも分からない風呂に入って気持ち良さそうにしている姿は素直に見ていて気持ちが良いシーンでした。

気丈なフリを続けたゲリーに過去の自分を重ねて辛そうなトリクシーでしたが、トムからのプロポーズを受け、『報われた感』というか、全力で祝福したくなるような喜びがありましたね。あの場にジェニーやシンシアが居なかった事を考えるとやや寂しい気持ちもしますが、描かれていなくともこれを報告し喜び合った彼女達の友情が手に取るように分かるので、そんな妄想でほっこりする事にしましょう。

Call the Midwife [ Jennifer Wort］