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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン6 5話ネタバレ感想

CALL THE MIDWIFE - Saison 6

第5話 

あらすじ

産院に保健局による視察が入ることになった。その結果によっては産院が閉鎖される可能性もあり、ターナー医師とナースたちはその準備に追われる。ランドリー店を営むチェン一家のルーシーに待望の娘リンが誕生した。義母は故郷である中国の慣習に従いルーシーとリンの世話に張り切っていた。しかしルーシーはその好意をうまく受け止められず、悩んでいた。一家に寄り添いたいバーバラだが、シスター・アーシュラによる“訪問看護は20分以内”というルールに縛られ、リンの健診もできないままチェン家を後にする…。産院での視察が始まった。しかし、その最中に意識不明に陥ったリンが運び込まれ、予期せず産院の必要性が試されることなる。(C)CTM Productions Ltd. 2017

ネタバレ感想

小さな産院ではなく、病院での出産を推奨する『イングランド及びウェールズの病院計画』が持ち上がっているせいで、保健局がターナー医師の産院を閉鎖するつもりでいるようです。

1週間後には視察官がやって来るそうで、それまでにいかにポプラーにとってこの小さな産院が重要なものかを示す準備が始まります。

保健局と同じくシスター・アーシュラは産院を閉める方向性に賛同しているようで、何かと人手不足を盾に反論するだけでなく、わざわざ夜鍋してまでシフト表を作り替え、「今後は妊娠検診も訪問看護も全て20分以内にする」と独自ルールを押し付けます。

鬼婆のようなアーシュラですが、以前ノンナートゥス・ハウスにDV被害を受けた妊婦が子連れでやって来てそのまま出産の運びになった時には渋々ながらも子供に「クッキーをあげましょう」と声を掛けていたり、今回も「非効率な組織の末路は身をもって知ってる、20分が我々を救うの」とノンナートゥス・ハウスを維持するための改革案を打ち出したとも取れる発言があったりで、やはりなんだかんだ嫌な婆さんと言うだけではないのかもしれません。

その疑惑はすぐにジュリエンヌの口から語られたアーシュラの過去で裏付けられる事となりました。

シスター・アーシュラが師長を務めた修道会の病院は非効率だと非難を受けて閉鎖に追い込まれたそうなのです。

今までの半分の時間という制約を課せられたナースやシスターはてんてこ舞いになっておりますが、シスター・アーシュラにも彼女なりにがむしゃらなのかもしれないという複雑さがあります。

それでも、出されたおもてなしをむげに断れず、定められた時間に遅れたバーバラがなんの反論もせず謝るのを良い事に「ずぼらな人間は不要よ」なんて言い放ったのは擁護のしようがありませんが。

改革のせいもあって産院に派遣されるナースの余裕がなくなり、身重のシーラがいつも一人でナース業をこなしている事に対し、「逆に非効率だ」とターナー医師が直々にアーシュラへ苦言を呈し、アーシュラ自身も訪問看護のシフトに組み込まれる事になったのはニヤリとします。

忙しい中準備を重ね、視察官の〈グリーンウッドさん〉がやって来ますが、いかに清潔で設備が整った良い施設で、患者からの評判も上々だろうが、「たった4床で病院と併存する意味があるのかな?」なんて聞くぐらいなら最初から検討する気もないという事では?

視察の真っ最中にチャイナタウンに住む〈ルーシー〉の義母が、産まれて間もない孫の〈リン〉を抱えて産院に駆け込んで来ました。

ルーシーの担当だったバーバラもちょうど産院での勤務中で、昨日から母親の気分が優れない状態だった事や室内の環境を報告できた事で、すぐに一酸化炭素中毒のおそれがあるとして救急車を呼ぶターナー医師。

夜泣きが酷く、昼間にやっと寝てくれた赤ん坊を起こして欲しくないとルーシーから嘆願され、検査を翌日に回した経緯があったのですが、ここに来て診察時間が20分しかないという枷が命の危険という取り返しのつかない事故となって影響してきます。

この緊急時の対応を一部始終見ていたグリーンウッドさんにターナー医師が更に地域に根差した産院と助産婦達の親身なケアを力説し、産院の閉鎖は送らせるよう進言してくれるようですが、社会の移り変わりに抗い続ける事はどうやら難しいようですね。

バーバラを気遣い、シスター・アーシュラに一連の事件の報告と「病院では病気だけを診れば良いけれど、訪問看護は人生を見るのです」というパンチの効いた異議を唱えてくれたナース・クレインは相変わらず頼りになります。

意外だったのは、この報告で心から反省したらしいシスター・アーシュラがバーバラに謝罪と労いの言葉をかけ、20分ルール見直しの約束、それだけでなく自らの意思で修道院本部に戻る事を決めたのです。

最後には不器用なだけで根は良い人になってくれるあたりがやはりノンナートゥス・ハウスに携わる人という感じがしました。

 

さて、南アフリカから戻ってきたトリクシーによれば、こちらは戻ってきた際に修道院本部で一泊したものの、そこで療養中のはずのシンシアの姿を見ないどころか話にも聞かなかった、と。

アーシュラの件が丸く収まったかと思えば、シンシアの行方や、出血があり入院が決まったシーラのその後など気にかかる事も残っております。

Call the Midwife [ Jennifer Wort]

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▼次回、エピソード6

axxi.hatenablog.com

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