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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン7 10話ネタバレ感想

Call the Midwife: Series Seven [Regions 2,4]

第10話 

あらすじ

臨月の妊婦オリーヴ・モーソンは、父スタンリーと同居中。スタンリーの長年の友人ドナルドに家事を手伝ってもらいながら出産を控えていたオリーヴだが、ある日ドナルドに認知症の症状が現れてショックを隠せない。

ネタバレ感想

バーバラの葬儀で朗読したフィリスの詩が胸に突き刺さります。

改めて、結婚して1年そこそこに最愛の新妻を亡くしてしまうトムも、トムを遺して逝かなければならなかったバーバラの無念も、自分より遥かに若い歳の離れた親友に先立たれたフィリスの痛みも、とにかく全てが悲劇的に映りますが、天真爛漫で無垢なバーバラの事ですから周りがいつまでも彼女の死を引き摺ることを良しとしないでしょうね。

 

悲しみの余韻を引きずっていてもお産は待ってくれません。

夫に浮気された事が原因で、映写技師の父〈スタンリー・ホジキス〉の元に身を寄せる臨月の〈オリーヴ・モーソン〉

何かと世話しに来てくれていた隣人で元海軍の〈ドナルド・チャップマン〉に明らかな認知症の症状が出始め、オリーヴにはかなり動揺が見られます。

ついには下半身は下着姿という格好で街を彷徨いてしまったことから警察沙汰になってしまいました。

ウルフ巡査部長がドナルドの経歴を調べたところ、「15年ほど前に同性との性行為で裁判にかけられてる」との事でこれはホジキスさんと仲が良さそう、そしてそうなってくると更にオリーヴはショックを受けるんじゃ?という展開です。

実際に彼らは人目を偲ぶ仲で、初老期認知症の診断名すらすぐに忘れてしまい、記憶を上手く繋ぎ合わせる事ができないと苦しむ恋人を慰めるスタンリー。

生活能力も衰えてしまった友人を家に置く事にするも、もちろん出産を控える居候の娘からは猛反対に遭います。

出産前の精神状態も相まって取り乱すように産院入りしたオリーヴでしたが、無事に赤ん坊を産んでからは見舞いに来ていた父親とドナルドとも蟠りがほぐれたようで良かった良かった。

 

ワークワースの産院が閉鎖するに伴い、大半の妊婦さんをターナー医師の産院に紹介していた事を保健担当官から突然知らされたシーラは、ただでさえ人手不足のところに事前の連絡も無いままに過剰な患者を引き受けなければならなくなるなんて、あまりに傲慢な対応だとご立腹。

まぁ、それでも来るものを拒まない精神で馬車馬のように働きながら病床を増やし対応していきます。

 

腰を痛めたナース・クレインと、年若い未婚の妊婦〈ジョシー・ウィンターリー〉とのやり取りも温かいものがあり、最後の最後で彼女が生まれてきた娘を〈バーバラ〉と名付けた時のフィリスの表情で、これまた引いてきた涙腺が崩壊します。

 

ケネディ大統領の暗殺事件が起こり、アメリカの大統領の暗殺がイングランドにおいてここまで嘆かれるものだったという事に驚きました。

バーバラの死から引き続いていた悲壮感が更に増し、辛気臭い雰囲気になっていたところにシスター・モニカが言い放った「何を失おうが何を奪われようが人生は続くの、たやすく喪失感を受け入れてはダメよ 残されたものを大切にしなければ何者でもなくなるわ、空っぽの人間になってしまう」という言葉。シスター・モニカにはいつもハッとさせられます。

シスター・モニカへのサプライズバースデーパーティーも成功し、哀しい時こそ残った者が笑顔で過ごす事の大切さがよく分かりました。

映写機でスクリーンに映し出された数々の写真に写る幸せそうに笑うバーバラの姿にまた涙が出そうになりますが、それでも彼女の死を受け入れ悼み、皆が前に進めそうな気配が見えたのもバーバラの笑顔のお陰かもしれません。

買い物の仕方を覚え、ヴァイオレットへのプレゼントが日課となったレジーがトムの家へ立ち寄り『バーバラの好きなもの』をプレゼントしに来たのも良かったです。

Call the Midwife [ Jennifer Wort]

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▼次回、S8エピソード1

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