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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン7 8話ネタバレ感想

Call the Midwife: Series Seven [Regions 2,4]

第8話 

あらすじ

ロンドンで店を経営しようと北アイルランドから移住してきたデヴィッドソン一家の主人テリーは身重の妻パールと幼い子どもたちを遺して交通事故で逝ってしまい、そのうえ店が火事になる。

ネタバレ感想

『ウィップ街』という新聞・タバコ店を引き継ぎ店を営むために北アイルランドから家族移住してきた〈デヴィッドソン〉一家。

新天地で期待に胸を膨らませていた矢先に、よそ見運転をして車の事故を起こし一家の大黒柱でもあるデヴィッドソンさんが亡くなってしまいました。

残された二人の子供と、更にお腹にもう一人妊娠中の妻〈パール〉は誰一人頼れる人間が居ない中でこれまでのように自力で何とかしようと気丈な姿勢を見せますが、あまりに危なっかしい。

担当になったのが包容力満点のバーバラだったのが不幸中の幸いで、悲しみを吐き出せるまでになりこれから出産に向けて頑張っていくのかな…と思った矢先になんと店が火事になってしまいます。

道を通りかかったバーバラとナース・クレインのおかげですぐに消防車と救急車が呼ばれ、家族は無事で済みましたが踏んだり蹴ったり過ぎて余りに不憫です。

バーバラはそのまま行き場を亡くした3人を迷う事なく自宅に連れ帰り世話をし、そんな妻の様子を何も言わずに支えてくれるトムの夫婦関係は改めて素晴らしい。

息つく暇もなくその夜に破水が起こるも、助産婦の家という安心感があります。予想外の双子の出産も無事に終わり、産院に移って療養する事になりました。

しかし、一階の店舗部分は改修が必要な程に被害が出てしまうも保険に入る余裕もなかったとのこと。

ポプラーで唯一、デヴィッドソン一家が到着した時に居合わせ挨拶を交わしていたフレッドはずっとこの家族のことを気にかけていて、保険に入っていなかった事を聞くと、民間防衛隊の仲間を募って改修工事を買って出ます。

子供達の洋服は寄付を募ればすぐに集まり、地域住人が進んで募金にも協力してくれる環境…温かいなぁ。

 

青年クラブで思春期の女の子達に性教育の講座を行う事になったヴァレリーとルシル。

ルシルは本来母親が教えるべき事を講義することや未婚の少女にタンポンを勧めるという内容に懐疑的な様子。

〈エリザベス〉は、どうやら抑圧的な母親に講座の事を隠しながら参加していたようで、ある日娘が性教育の講座に通っていたと知った母〈モーリーン・ウォーカー〉は「娘を卑猥なものに曝したくない」と全否定で、その後謝罪に行ったナースの二人に「未婚の少女に知る必要のないものを」と物凄い剣幕でクレームをつけてきました。

性を知った事で風紀が乱れた姉が教護院に入れられた時の叫び声がトラウマになっているらしいのですが、それにしてもわざわざ講座の時間にやって来てまで他所の子供達を大声で非難したりするのはただの嫌がらせですわな。

姉の〈リリー〉とはそれ以来会っていないそうですが、ヴァレリーと話した事で向き合う気になったのか、教護院に消息を教えてもらおうかという話に。

『雲雀の丘』という施設名を聞いて、ヴァレリーにはその名前に心当たりがあったようで、表情が変わります。

雲雀の丘は、教護院ではなく精神病の施設だったのです。

その後ヴァレリーの付き添いの元数十年ぶりに姉に会いに行く事に。

当時15歳だったリリーは、家族の証言から背徳症と診断されたそう。当時妊娠しており、一時の過ちでここに入れられ、里子に出した子供を忘れられず立ち直れないまま施設で年老いていっているという哀しい現状です。

若くして妊娠した事をきっかけに人生を破滅に追い込まれてしまった姉と、性を拒否して破却した妹。性に対しての向き合い方がそれぞれ違っていればこの姉妹の人生も少しは変わったのだろうと思うと、改めて思春期における性教育の重要性が分かりました。一連の出来事により、ウォーカー夫人も何か思うところがあったようで、エリザベスに対する接し方も良い方向に変わったのは結果的に良かったです。

 

ついにシスター・モニカにも入院の日が。

手術に怯えてナイーブになっているモニカには、同室のいかにも俗っぽい感じの老婆〈モーディ・ヴァレンタイン〉の存在そのものが喧しく映ります。

しかし、手術が終わってしまえば立場は逆転して、アイパッチを当てられて寝返りも打てない術後の姿勢に発狂しそうになっているモーディに軽やかなお説教をかますシスター・モニカ(笑)

犬猿の仲に思われた二人はいつしか姉妹のように仲良くなり、身体を安静にしながら合唱するまでに。

明るく家族に恵まれたように見えたモーディにもそれなりに秘めた悩みを抱えており、何か通じ合うものがあったのでしょうね。

とにかく手術も成功して、入院生活も楽しいものだったようですし、後はもう片目の手術が無事に終われば安心です。

 

さて、今回大活躍したバーバラですが、体調を崩してしまい、ベッドに伏せる妻を残して家を空ける事を心配したトムがナース・クレインを監視役に手配してくれました。

働き過ぎだ、なんて軽く考えていたはずが、どうやら様子がおかしくすぐにターナー先生が呼ばれて敗血症の疑いで病院へと搬送される事に。

聖職者の妻というポジションがこれほどまでにしっくりくる奉仕の申し子バーバラに生命の危機とは…!

しかも帰ってきたばかりですよ。これはめちゃくちゃ心配です。まさか亡くなったりしませんよね?

大丈夫か?大丈夫なのか、バーバラ…!

Call the Midwife [ Jennifer Wort]

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▼次回、エピソード9

axxi.hatenablog.com

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