エピソード3『新学期』“Unhinged”
あらすじ
ランダルは厳しい選択を迫られる。ケイトとトビーは新しい家になじんでいく。ミゲルとジャックの友情が深まる。
ネタバレ感想
ニックが何故退役軍人センターのグループセラピーの部屋に椅子を投げ入れたのかが明らかに。
退役軍人センターでセラピーを担当する女〈ミランダ・ルイス〉との関係を徐々に良いものにしていき、ようやくニックが心を開いて話を出来るという段階に入った頃、なんと彼女から「アリゾナへ異動になった」と報告され、あまりに大きいショックを受け止め切れずにやめられていた酒に手を出し、その勢いであの暴挙に出たようです。
映画のオファーを断ることになっても問題を抱えるニックを放っておけずに訪ねて行ったケヴィンですが、困っている人の元に駆け付けるという性質は昔から変わらないところなんですね。
一足先に新学期を迎えて私立校に登校したランダルから、違反切符を貰ってパニックを起こしながら家に電話がかかってくると「待ってろ」と自転車をかっ飛ばして学校まで行ってやるケヴィン。なんだかんだでお兄ちゃんするところはしっかりしてるので幼少期ケヴィンも憎めないのです。
ニックの起こした事件が帳消しになるようセンターで再度セラピーを受けさせて貰えないかと嘆願しにやって来たケヴィンが出会った少年はキャシディの息子で、ここで関わりが出てくるとは…。
switchで二人がゲームに白熱しているところにキャシディが面談から帰ってきて不審げに「9歳の子と遊ぶ40男って不気味よ」と言い捨てるのですが、その後まさか断酒会で再会するとは思いもよりませんでした。
ケヴィンがイラついた際に呪文のように唱えていたのは、『アルコールをやめたい理由』つまりケヴィンの場合、甥ジャックの部屋のイメージです。
ニックに引っ張られてまた飲んでしまうかと思いましたが、なんとか自我を保ち、ニックも引っ張って断酒会に連れて行けた事に甥の存在の大きさを感じます。
議員として市民を大切にするランダルは、ベテラン秘書の態度に「必要な人材だから」と我慢を続けますが、「あなたは青いし、今すべき事は多くの議員を仲間につける事 親友を参謀にしているようではダメだしジェウォンを解雇しなさい」と言われた事で、逆に彼女をクビにしました。
チラッと本当にそれでいいのか?とも思いましたが、その後にジェウォンが言った「俺たちは青いし政治家一年生だ、政治家は次のステップへの足掛かりなんかじゃなく本気の仕事なんだ」という言葉でハッとさせられます。
そうだよな、キャリアをつむため、もっと上を目指すために政治家になって周りの議員との関係を築いてコネを作って…という事ではなく、あくまでもランダルのやりたい事は『市民のために』というポイントに重きを置いた取り組みで、それを誰より理解してくれているジェウォンをクビにするわけがないのです。
必死にクロスフィットに励んでいたトビーはかなり筋肉がついており、とうとうケイトにそれがバレて息子ジャックのために早死にする訳にはいかずダイエットに励んでいたと白状させられました。
ケイトは不安から来る過食で5キロ増してしまっている状態で劣等感を刺激される事にもなり、トビーが黙っていた理由も分かるし、ケイトの複雑な胸中も分かるし…。
気難しい隣人で不安がよぎりますが、そんな彼も脳卒中で人生ボロボロの中リハビリに励んでいるが故の正当なクレームだった事が分かり、これから仲良くなれそうな雰囲気だったのは救いでした。
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