海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ～天才数学者の事件ファイルシーズン1　6話ネタバレ感想

エピソード6『鉄道破壊計画』“Sabotage”

あらすじ

何者かの手による連続列車事故が発生。現場には毎回、意味不明の数字を羅列したメモが残されていた。大胆にもドンに連絡をしてきた犯人によると、それは犯行の動機を記した暗号のようだ。チャーリーはメモの解読に成功するが、犯人の意外な正体が明らかになり…。

ナンバーズ天才数学者の事件ファイルシーズン1 ＜トク選BOX＞ [ ロブ・モロー ]

ネタバレ感想

今回の事件

線路に跨るように子供達が乗ったままのスクールバスが置かれ、犠牲者多数の衝突事故が起こりますが、何者かによる昔の列車事故を模倣した犯行で、3年間に6件もの事件が起きています。そのどれもが鉄道会社の怠慢によるもの。

犯人は現場に毎回数字の羅列が書かれた同じメモを残しており、現場責任者のドンがメモを確認している最中に大胆にも犯人から連絡が。

男は「必要なことはすべて書いてある」とだけ言って電話を切りますが、FBIが解読を依頼した専門家でも解けなかったというこの暗号…となれば突破口を開けそうな人物は一人しか居ません。

事件解決の方程式

アミタを助手に付けながら数字の暗号を読み解いていくチャーリーは、運輸安全委員会の記録に載っていた、とある列車事故の報告書にある数字が全て含まれている事に気が付き、犯人の残した数字は言葉を表すのではなく事故のデータだと確信します。

数字の羅列をチラッと見ただけでいくつかの着目すべき点を見出すあたりやはりチャーリーは天性のものがあるのでしょう。

今回共同捜査を行う国家運輸安全委員会“NTSB”の〈サッター調査官〉も敬服するほどの数学の申し子っぷり。

事件の資料を持って鉄道オタクに聞き込みに行くと、「2001年、有毒物を積んだ列車が住宅に突っ込み約30人が死んだ大事故『カホン峠』が抜けている」と。犯人が次はこの惨事を模倣するのだとしたら、ますますの被害の拡大が予想されます。

チャーリーとアミタは、メモの数字がカホン峠の事故記録に載っている数字と一致する事に気が付き、犯人は6件の事件を起こすたびにカホン峠の事故について示唆していたという事になります。事故があった日付は2日後に迫っており、明らかにXデーは近そうな予感。

メモの中で記録と一致せず残った文字は7つの数字、アルファベットのB、そして36。

神がかり的な冴えをサラッと見せるドンが免許証のナンバーではないか？と考え、残った数字の組み合わせでできる免許証番号を調べてみた結果、カホン峠の機関士であり事故で死亡した〈フランク・ミルトン〉がヒット。なんともまあお手本のような答えです。

機関士が後部ブレーキの確認を忘れたというのがこの事故の原因で、故人のフランクが事故の責任者だったそうですが、会社が過失を隠蔽するため虚偽の報告をしてフランクに罪を被せたようですね。

ミルトン夫人によれば、会社は償いのつもりかたまに金を送ってくる、との事ですが、フランクに罪を被せたのなら会社が責任をなすり付け悪者に仕立て上げた人物の遺族に金を払うというのはおかしな話。

テリーとドンがその不自然さに首を傾げていると、夫婦の写真が目に入ります。

そこに写っていたのはどう見ても先の調査でドン達が取り調べた男です。

フランク・ミルトンは4年前のカホン峠の事故で生き残ったものの、告発を恐れて身を隠し、鉄道会社への不信感から一連の事件を起こしていた、と。

あっさり逆探知もさせてくれるし、自爆の意気込みはあるらしいのですが、妻に連絡を入れていたりと、捕まえて欲しいんかと言いたくなるフランク。

FBIに扮したフランクとドンが対峙し、テリーの忠誠心とデビッドのイケメン過ぎる思わぬ専門技能が活かされハラハラしながらも無事に解決に至りました。

長年プラトニックな関係だった同僚〈ローラ・ウィルソン〉と一線を越えて、「最高の夜だったからこそ次も最高だなんてことは確率的に有り得ない」と数学者らしい理論で逃げて来るラリーもラリーですが、「数学科は情欲と無縁だ」と言い切られて複雑な顔を見せるくらいにはアミタを意識しながらも、いざ仕事に没頭すると家の前で15分以上アミタを放置するチャーリーはこりゃいかん(笑)

自分の気持ちと行動を見つめ直し、いざデートに誘おうとしたところで邪魔が入ってそのままというのがチャーリーらしい。長年兄がコンプレックスになっているらしいこじらせ系天才はアミタを誘えるのか否か。

ナンバーズ天才数学者の事件ファイルシーズン1