エピソード7『偽札事件を追え』“Counterfeit Reality”
あらすじ
2人組のマシンガン強盗が6軒の店を立て続けに襲撃した後、そのいずれの店でも買い物をしていたある兄弟を殺害する。事件には財務省が長年追っている偽札組織が絡んでいることが判明。チャーリーは偽札が発見された場所・買った物から計算して捜索範囲を絞っていくが…。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン1 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
二人組の強盗が立て続けに6件の店を襲う事件が起きますが、銀行や換金所をスルーするばかりか、宝石店の高価な宝石まで無視してレジから1100ドルを奪うという不自然さ。
最後に入った店でマシンガンを乱射し、3名が死亡している事からもただの金銭目当ての強盗とは少し違いそうです。
事件解決の方程式
防犯カメラの画質が悪く、チャーリーが研究している“予測アルゴリズム”を用いた画像補正プログラムを利用したいと市警から要請が。
事件に偽札が関わっていると分かると、殺人と偽札を分けて考える“データ対話型”ではなく、殺人と偽札を変数と捉え相互作用を分析する“事例指向”で捜査すべきだとアドバイス。
どの店にも、強盗に遭う数時間前に10代の少年が二人来ていた事が監視カメラの解析から分かり、それと同時に別の事件で殺された被害者宅を捜査しに来ていたドンとデビッドは、散乱する買い物袋と複数あるレシートを目にし、強盗被害にあった店と同じ店のものだと気が付きます。
被害者の少年二人は19歳の〈クリス〉と16歳の〈ジェイソン〉の兄弟で、死亡推定時刻から考えると強盗事件が発生するより前に殺されていた事になります。
二人の母親によれば、クリスが貸していた300ドルを返してくれたばかりだとの事で、その300ドルが全て10ドル紙幣だったのを見て訝しむ警察とFBI。
さらにクリスが働いていたという制作会社に聞き込みに行けば、夜逃げがあったばかりだという貸しテナント跡から光るインクと布のような紙が。
すぐさまシークレットサービスの〈キム・ホール〉と連携を取り調べてもらうと、偽造紙幣で間違いないそう。
あ、サラ。いや、ローリか…?プリズン・ブレイクではかなり良いヒロイン役を貰っていたはずが、後のウォーキング・デッドでは印象が地に落ちた〈サラ・ウェイン・キャリーズ〉がゲスト出演しています。
捜査に口を挟んできたチャーリーに敵対的ですが、なんとドンの元カノらしいですよ。そう考えると主役格の恋人だとか妻役が多いなぁ。確かに美人だしスタイルも良いしなぁ。絶妙に嫌な女感も出せるし?なぁ。
原版から作られた精巧な偽札だそうで、職人技と最新テクノロジーを駆使したやり口は、シークレットサービスが5年もの間追っている一味で間違いないとのこと。
二人の少年は偽札を見つけてはしゃいで爆買いしたところを超慎重派の偽造犯一味にバレて殺されたようです。
〈マーゴ・ヒューズ〉という女性が誘拐され、凄腕の画家が偽札造りを強要されている線で捜査は進みます。
偽札の使われ方でパターンを割り出して行き、さらにマーゴが絵の中に隠したメッセージにも気が付いた事でFBIは犯人グループが偽札を作る倉庫へ突入。
マーゴも無事に見つかり、今回も比較的あっさり事件は解決です。
それよりもドン周辺の人間模様の方が気になるエピソードでした。
ドンはモテるのだ。人望厚く行動力と統率力も伴っている上に脳筋と見せかけて何気に頭脳派。チャーリーが兄に認められたいと必死になるのも当然か…?
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▼次回、エピソード8