エピソード11『放火捜査のカギ』“Scorched”
あらすじ
街を悩ませる連続放火事件の捜査にチャーリーが駆り出される。彼は容疑者逮捕につながるパターンを見つけることができるのか?
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
地球解放運動〈ELM〉による4件目の“エコ火災”で、事務処理のため早く出勤してきた販売員の〈ショーン・グラッソ〉が犠牲に。
事件解決の方程式
放火犯の正確な特徴を特定するためロサンゼルス郡で過去二年間に起きた放火事件の全記録を主成分分析にかけて、放火と犯人の関連性をデータベース化。
放火捜査課の〈ポール・スティーブンス〉から協力を求められたチャーリー。
二つの火災現場のニュースに映っていたELMの青年〈ジェイク〉の寮を調べるメーガンとコルビー。
一度はFBIの姿に逃げ出そうとしたジェイクでしたが、いざ捕まって尋問を受けても「俺の役割はマスコミへの情報発信で犯罪には関わっていない」と強気な態度。
寮のルームメイト〈イーサン〉は、飛び級で工学を学ぶ天才少年らしく、彼がどんな人物か探るために似た境遇のチャーリーが駆り出されました。
チャーリーを連れてきた甲斐あって、天才同士分かり合えるものがあったのか、ジェイクがオレゴンの友達とネットで連絡を取っていたという手掛かりが得られます。
火災現場で起こったはずの警備ブースのバックドラフト、別名スモーク爆弾の再現実験をしてみるも、爆発は起こらず。
専門家監修の上で、放熱も燃焼率も時間も全て計算通りに行ったにも関わらず、現場の状況が再現できなかった事で、警備ブースの爆発はバックドラフトでは無く、何らかの燃焼促進物があったと仮定。
そこから分かるのは、放火犯は故意に死人を出す気でいたという事。
父親からのアドバイスを元に、指紋ならぬ火紋分析で殺人目的の放火とそれ以外という別の犯人像を前提としたところ、警備ブースの放火だけが極めて異質なものでパターンが一致しない結果に。
ジェイクのネット履歴を調べるうちに、使われているハンドルネームの一つがイーサンが使っていた技術用語と一致し、ジェイクを必死に庇おうとしていただけに見えたイーサンにも容疑がかかります。
イーサンは全ての放火を自分がやったと自供するも、メーガンもチャーリーも納得は出来ません。
新たに火災が起こり、立管に細工がされていた事で十分な放水が出来ずビルの中は火の海に。
先の事件とあわせて考えると、放火犯の狙いは消化活動にやって来るはずの消防士で、イーサンはその動機とは一致せず他の黒幕がいるはずだと捜査を続けるFBI。
実際にはジェイクは何もしておらず、孤独なイーサンは認められたい気持ちが強いがためにチャットでコンタクトを取っていた人物に工学の知識を提供し大掛かりな放火に加担していた事が分かりました。
プロバイダーの記録からチャット相手の居場所を特定すれば、なんとそこはロサンゼルス消防局の放火捜査課。
有能な捜査官だと誇示するため、自分で放火を起こし、自分で捜査を担当していたのはスティーブンス。
火事に精通しているプロだけに、怪しさはありました。ジェイクが全くの無実で逆にイーサンを諭していた展開は意外でしたが。
スティーブンスは追い詰められたところで白リンを使って自爆という何とも言えない最後でした。
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▼次回、エピソード12