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エピソード3『ホロコーストの悲劇』“Provenance”

あらすじ

第二次世界大戦時にナチスによって奪われた油絵が再び何者かによって奪われた。窃盗事件はやがて殺人事件へと発展していく。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン3 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]

ネタバレ感想

今回の事件

美術館に展示されていた推定2200万ドルのピサロの油絵が、厳重なセキュリティの中何者かによって盗まれる事件が起こります。

事件解決の方程式

 

一致するデータから複合的特性を求める『二次判断分析』を使って過去の盗難と比べ、美術品窃盗のデータベースから容疑者を絞り込みます。

 

美術品盗難課の〈ジャック〉によれば、盗まれたピサロはかつてナチスによってユダヤ人から略奪された訳ありの品だとの事。

チャーリーが特定した3人の容疑者のうち〈マイケル・ネス〉は服役中、〈ラーキン〉は3年前に死亡しており、残る1人〈ウィーラー〉の捜索が始まりますが、高級ホテルに偽名で泊まっていたウィーラーは既に殺された後

 

かつてこの絵がナチスに盗まれた物だと主張し、裁判を起こして所有権を争うも証拠不全で敗訴したホロコーストの生き残り婆さん〈ヘルマン夫人〉の孫の〈ジョエル〉がかなり怪しい。

ヘルマン夫人と裁判で戦った父から絵を相続した〈ペイトン・シューメイカー〉は、『グッド・ワイフ』のデビッド・リー他、色んな所で見かけるザック・グルニエがキャスティングされております。

ペイトンによれば、示談による金額を提示した際に断ってきたのはジョエルだとの事で、ジョエルについて調べていくうちに示談交渉時の通話記録が出てきました。盗難美術品の回収を専門に請け負い、ネスが服役している事件に関与した疑いもある〈ピーター・トゥッチ〉への連絡で、怪しさがマシマシに。

3ヶ月前には美術館でピサロの絵を見るジョエルの姿が監視カメラに映っているあたりも全てが繋がっております。しかしここまで怪しさが滲み出ているということは、ナンバーズ的に彼は犯人では無さそうです。シーズンも3になってくると大体スケープゴートにされる人物と犯人の区別くらいは読めてくるものです。これも数学的なパターンという事か?

こうなってくると事件当時自宅に居たとされる館長の〈アーサー・ルイス〉も犯行に関与している可能性が。

 

盗まれた絵の写真を高解像度で分析したところ、他のピサロとは明らかに異なる贋作だと見抜いたチャーリー。

美術館で再度話を詰めてみると、シューメイカーが美術館への貸し出し時に写真をつけたそうで、贋作を作らせ保険料の節約のために贋作の方を美術館に貸し出したのだとすれば、このタイミングで盗み出したのも来月に控える各地での展示ツアーに伴い新たな鑑定が行われるのを避けるためだったという見方が出来ます。

しかし、これは保険金詐欺を企てたシューメイカーの自作自演ではなく、贋作の作者が何十年も前に死んでいる事からして、当時の所有者であったヘルマン夫人の父にあたる人物がナチスの来襲を危惧して贋作を作らせそれを登録していたのです。

修復担当のホールデンが、例の絵の鑑定や清掃も担当しており、この道20年だというベテランが贋作を見抜けないというのもおかしな話。

小さな美術館にとって、ピサロの絵を展示できるというのは大きな夢であり、商業的にも利益を得られるもの。

どうしてもピサロを展示したかったルイス館長が贋作だと発覚してからも後に引けず、展示ツアーでバレる事を恐れて隠滅を謀ると共に保険金を得て美術館を守るため盗みに踏み切っていたというのが真相です。

ハンガリー警察に保管されていた本物の絵はヘルマン夫人の手元に戻り、救いのある締めくくりでした。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン3

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▼次回、エピソード4

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