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エピソード14『盗まれた一足』“Sneakerhead”

あらすじ

勢力のあるアルバニア人のギャングが、ブラジル領事館の領事から25万ドルもするスニーカーを盗んだ。捜査チームは高級スニーカーのコレクターたちの争いに巻き込まれる。

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ネタバレ感想

リズの昇進話でデンバーに赴任になるかも、という話がありましたが今回はまだロスに居るようです。メーガンに続きリズまで今後出演が無くなるのでしょうか?

ドンの相手としてはロビンよりかはリズの方が合っているような気がしていましたが…ドンもなかなかに拗らせているのでロビンともいつ破局を迎えるか分かりません。

今回の事件

ブラジル領事館に屋根からの侵入者があるも絵画やダイヤは手付かずで、外交保安局〈ダン〉から呼ばれたFBI。

警備員の〈ユソン〉は音信不通となっておりましたが、オーナーの音声認識で開く隠し扉を発見し、どうやら中に閉じ込められている様子。

オーナーであるネスポラ領事官はブラジルに滞在中で、急がなければ窒息死待ったなしという事でチャーリーにSOSが出されました。

事件解決の方程式

ネット上に公開されている動画の中のネスポラ領事官の音声データから、ウェーブレット解析でパスワードの組み合わせを作り出し音声認証を突破。

 

扉が開くと中には縛られたユソンと、靴のコレクターらしいネスポラのスニーカーコレクションがズラリ。

犯人はその中の一足を盗み出したようで、一体どれほどの価値があるのか…。

ブラジルから戻ったネスポラのスニーカー投資にかける情熱は相当なもので、コレクションの写真の中に確認できる盗まれた一足『2Kプライマー』は一見普通のスニーカーですが、最新モデルの一足目で製造番号001、現在で既に25万ドルの価値がつくものだそう。

落札した時の入札状況は非公開で、ネスポラがプライマーを所持していることは誰も知らないはずだったために、担当者だった2Kシューズの社員〈ララ〉に話を聞きに行くと、最後まで競っていたDJ〈ビットオーナッツ〉の名前が挙がります。

あくまでも投資の一環で、価値が上がった際に転売するためにコレクションをしているネスポラは界隈で評判が悪そうですが、どこか憎めないビットオーナッツの純粋なスニーカー愛は本物なようでこの男が犯人とは考え難い雰囲気。

 

ここ数年、音声認識技術が銀行で使われている事から、銀行強盗に関連がある疑いもあり膨大な量になる容疑者を探索アルゴリズムで分類するチャーリー。

容疑者は12人まで絞り込め、そこから数々の強盗を重ねてきた根っからの犯罪者〈ステファノワ〉を取調べ。

 

スラム街では殺人事件が起き、若い男に追われた男が逃げている最中に履いていたプライマーの片足が脱げた状態で殺されているのが発見されます。

右足の分までは盗まれておらず、持ち去られた場所ではまだ価値が確定していないであろう状況から、現場の見取り図を使った事前確率分布探索で捜索領域を絞り込み。

身元不明遺体はアルバニア人〈ゼトロック〉だと特定され、家を調べるためデビッドとリズが訪ねてみると先客がおり、ネスポラとDJビットオーナッツが激しい口論の真っ最中。プライマーを売るという情報が入っていたようです。

 

強盗で前科のある〈リー・ディダムス〉は何度も逮捕歴がある二流の犯罪者に見えますが、まだ未成年の頃に音声ファイルを使った強盗をやらかしており、なんとステファノワが面会に来ている記録まで。ステファノワの甥という事で、生粋の犯罪者家系なのでしょうか?

鑑識の結果からもゼトロック殺害犯はディダムスだと確定。

ゼトロックの通話記録の発信場所だったスラム街の倉庫を調べると、そこにはディダムスの姿があり、窓からの決死のダイブをかまされ逃げられてはしまいますが、倉庫にはプライマーの模造品がわんさか作られている形跡と、ディダムスが拘束していた複数のアルバニア人が。

ゼトロックと〈リア〉がディダムスのボスで、リアを取調べて強制送還をチラつかせると、「ディダムスがプライマーを盗んだからそれを2万ドルで借りた、型を取って1日100足作ってた、あっちはゼトロックの考えだ…ディダムスに偽物を渡すのさ」との供述が。

そして倉庫にディダムスが居合わせた理由は、ゼトロックの靴も偽物だったから本物を捜していたからだと合点がいきます。

大学の研究室設備を利用して電磁スペクトルからデータを集めるハイパースペクトル画像で、押収した大量の精巧なコピー品の中から本物を見つけ出すチャーリーとラリー。

しかしコピー品の中に本物は無く、改めてリアを問い詰めると本当はディダムスが本物を持っていて後で自分の手で靴か金を奪いに行くつもりだったそう。

今度こそディダムスを逮捕するも、ディダムスを雇っていた相手がビットオーナッツだったと分かりそちらも逮捕しに行けばこっちはこっちが盗んだプライマーを含む大量にあったスニーカーコレクションが全て盗難被害に遭っているという堂々巡り。

プライマーの価値を知っていた強盗犯という事で再びステファノワに嫌疑がかかり、焦点を逆にして既知の要素から靴が流れ着く先を予想するテレグラフ過程で買い手を割り出します。

そんな大層な事をしなくても買い戻したのは案の定ネスポラでしたが、結末としては「僕のだよね?」と、雨の中25万ドルのスニーカーを履いてバスケを楽しむネスポラの息子の無邪気な笑顔に脱力、という展開はスカッと感がありました(笑)

 

それなりにキャリアに拘る野心家に見えたリズでしたが、『仕事より人生が大切よ』という理由からデンバー行きを取り止め、今や家族のようになった仲間達とロスに留まる気になったようです。

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▼次回、エピソード15

axxi.hatenablog.com

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