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海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US 36歳、これから シーズン5 13話ネタバレ感想

This Is Us: The Complete Season 5 [DVD]

エピソード13『兄弟愛』“Brotherly Love”

あらすじ

10代の頃、ロスで日々オーディションを受けるケヴィンのもとにランダルが訪れる。2人は夜遊びしようと街に向かう途中、タクシーの中で大喧嘩に。そして現在、ランダルを訪ねたケヴィンはランダルに謝罪するが...。

ネタバレ感想

ケヴィンがわざわざ飛行機でやって来てランダルと根深いわだかまりを解消する話し合いの機会がようやく訪れました。

 

話し始めたケヴィンは、もし自分のせいで孤独な子ども時代を過ごして来たのなら悪かった、と神妙な顔で語りますが、俳優という職業柄かいかにも作り込んだシリアスムードで陳腐な謝罪に見えてしまいます。

ランダルもそう感じたのか、ひとしきり語り終えたケヴィンに対し怒りを抑えるのに必死。

ケヴィンから離れようと外に出たはずがケヴィンも追ってきて、二人してオートロックの自宅から締め出されてしまいます。

ここに来て初めて相手を罵り、本音で怒りをぶつけ合い、そうそうこうでなくっちゃわざわざ来た意味が無いよな、と思える展開になってきました。

 

一番身近な存在のはずの兄貴から無自覚な差別を受けてきたランダルの辛さと、両親から特別な愛情を注がれ、いつも正しく頭脳明晰で将来性に満ちた優秀な弟の影で「黒人だから特別なのだ」と思う他に嫉妬のやり場がなかったケヴィンの葛藤が浮き彫りに。

お互いの存在が大き過ぎる兄弟なのです。

そして、世界的にはタブーな問題発言も茶化さずストレートに投げられるこのドラマの凄さを再実感。

腹を割った二人は暴言を謝罪し合い、唯一の男兄弟で自慢に思える相手だと認め合う事で吹っ切れた…という事でいいんですかね?

 

人種の違う親を持つ養子達が集まるグループワークに参加していたランダルですが、彼らの誰よりも自分が生まれ育った家族を愛している自覚と、それがかなり珍しいケースで恵まれている環境だという事や、同じ境遇の誰もが思い描いていた“もし自分が養子に出されていなかったら…”という世界線を空想する『亡霊の国』について知ります。

今でも夢に見る『亡霊の国』では、近所の図書館の司書とお天気キャスターが自分の両親役で出てくる、と話していたランダル。

ケヴィンとの本年のぶつけ合いの後で見た夢に出てきたのが実の両親ウィリアムとローレルに変わっていて、なんとも言葉にしづらい安堵感がありました。

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THIS IS US 36歳、これから

▼次回、エピソード14

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