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海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US 36歳、これから シーズン5 14話ネタバレ感想

This Is Us: The Complete Season 5 [DVD]

エピソード14『ミュージック&ミラー』“The Music and the Mirror”

あらすじ

コロナの影響を受けて、ベスはダンススタジオを断念。元の仕事に戻る道を探ろうとするが、うまくいかないベスをランダルが慰める。一方、ケイトは目の不自由な生徒たちの音楽講師になり、天職だと生き甲斐を感じる。

ネタバレ感想

ベスのダンススタジオは想像以上に盛況で多くのスクール生を抱えていたようですが、コロナ禍の煽りを受けて無期限でスタジオを閉鎖するしかなくなりました。

大勢の生徒達がマスクをつけながらの練習、そしてオンライン授業になり、やがてオンラインでの受講者も減っていき…と段階を追っていくので、ベスの不安や焦燥感が手に取るように伝わってきます。

これまで順風満帆だったものが音を立てて崩れ落ちていき、それが感染症の世界規模パンデミックという自分達に何の落ち度もない要因によるものだというのが世知辛い…。コロナによって様々な商売が潰れているのは現実で、ベスのように志半ばで夢を折られた人は少なくないわけです。

 

レベッカとのドレス選びの予定にナーバスになっているマディソンをケヴィンが即興劇のゲームで気を解そうとしてるのですが、マディソンの最悪の言葉選びが「ハーイ、レベッカアルツハイマーはどう?」というとんでもない火の玉ストレートで笑えました(笑)

「ケイトのお母さんとは仲良しよ、でもケヴィンのお母さんとは違う」という言葉に嫁姑関係はワールドワイドでどこにいっても複雑なものなのだな、と痛感。

1年半音沙汰のなかった父親が雑誌の記事で娘の結婚を知り、式にも来ることになっていたものの「急な仕事で行けなくなった」とドタキャンされて、関わりの薄い父親でも心の底では式に来て欲しかったのだという自分の本音に気付いて取り乱してしまうマディソン。

ピアソン家に仲間入りをした事で、必要以上とも言える『家族らしい家庭』の当事者となった訳ですが、家族というものに対して複雑な思いがある人間にとってこの事実はすんなり受け入れ難い反面、失った物を取り戻すような気持ちにもなれるよう。今回はレベッカの母親らしい抱擁力でマディソンの気持ちが救われる方向で何よりでした。

しかし、駄作映画に出演してしまった自身のキャリアを救うためにオフィスで緊急会議をしていたケヴィンは、フロア内の別室でオンライン打ち合わせしていた画面の向こうのゾーイと再会。

ゾーイの言い方にそこはかとなく僅かに、しかし確実に感じる嫌な女っぽさがなんだかリアルでこんな女いるいる、という感じ(笑)

「あなたの良い所よね、なんでも丸ごと受け入れてそれが自分の望みだと軌道修正するところ」というゾーイの言葉に引っかかってしまったケヴィン。

双子が産まれて結婚に踏み切ったのも全ては本来の自分の希望では無かったのか…?と薄ら疑問に感じ始めていそうで嫌な雰囲気ですが、まぁ間違いなくケヴィンは悩んだ末に良い方向での開き直り方を見せてくれるでしょう。

 

 

相変わらず大人びていてランダルの良きアドバイザー役もこなすデジャの立ち位置が面白い。

ベスのピンチに居ても立ってもいられないランダルはデジャから強引に妻の居場所を聞き出し駆け付けますが、その勢いのままで暴走する訳ではなく、こういう時に何より難しくも愛情深い寄り添い方を見せてくれます。

かつてバレエを諦めざるをえず、心が折れていたベスの本音を聞いた時と同じ様に、何年経っても出会った当初のままの二人の繋がり方がそこにありました。

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THIS IS US 36歳、これから

▼次回、エピソード15

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