『第7話』“Episode 7”
あらすじ
ついにカレンはニスカを見つけた。家族に見捨てられた苦しみに1人耐えてきたカレンは、ニスカの計画を受け入れられない。そんな中、フレッドと落ち合うことに成功したレオは、川に落ちたマックスを救出できるのか? 一方、ジョーは家に戻ったが、家族の中で気まずい雰囲気を拭い切れない。レオの家族全員が再集結した。ホーキンス家に訪れる次なる試練とは…?
ネタバレ感想
ミアはすっかりミアのままで、もうアニータが出てきて彼女を制御するという事態にはならないのでしょうか?
人間らしい服を着て表情が柔らかくなり、話し方も格段に変わったミア。
閉じ込められていた人間が浮上したように見えてしまいますが、ミアもまたシンスなのだと思うと変な感じがします。
家族の側に居させてくれと頼み込み、なんとか家に上げてもらえたジョーとミアのご対面はなんだか気まずいですね。
「ニスカに会わせて」とミリカン博士の自宅を訪ねたカレン。カレンから〈ビアトリス〉と呼ばれたニスカには当時の記憶があるようですが、なんと精神錯乱していたレオの母親で、エルスター博士は息子だけでなく妻の事もシンスとして作り替えていたようです。
しかし、レオが拒絶を見せた事で我に返ったエルスター博士はカレンを壊そうと森へ行くも出来ずに生かしたのだとか。ミリカン博士がオディを森へ逃した心境と被ります。
ニスカによれば、エルスター博士はカレンを壊したと言い残してその晩に自殺したそうで、皆カレンは死んでいるものと思ったままなのです。
自ら命を絶たないようルートコードでプログラムされているシンスには自殺も出来ないらしく、徐に取り出した銃を差し出し、脳を撃って遺体は燃やしてくれと要求するカレン。
自分達は不要な存在か否かでニスカと口論になった末に、止めに入ったミリカン博士に思わず発砲してしまったカレン。
息子同然のオディに見守られながら息を引き取ったのは博士にとって最善の逝き方だったのかもしれませんが、ここへ来てかなりの重要人物に見えた博士が死ぬとはまさかでした。
ニスカはレオに指示され、ミアの居るホーキンス家に現れます。
ミアは良いとして割りと人殺しを厭わないタイプのニスカは幼い子供達と触れ合わせて大丈夫なのか心配になります。というか、ジョーがミアにした事を知ったら間違いなく殺そうとするのでは…?
レオは合流したフレッドに経緯を話し、彼の計算通りの場所で流れ着いていたマックスを回収。
人間の失血死と同じように体液が減り過ぎてもシンスは駄目になってしまうらしく、運び込まれた瀕死のマックスを復活させるため総出で緊急オペが繰り広げられるホーキンス家のダイニング。
死にかけの時に絶え間なく話しかけ続けて意識を戻させるという手法まで人間と同じとは…。
ニスカの体液を希釈して即席の輸血作業が始まります。マティーが機械に強いのはかなり心強いですな。
レオ達の作ろうとする、特別な意識あるシンスの仲間が沢山いる世界を阻止したいカレンは、ホブ教授に接触して「全てが終わったら私も事を壊して」という条件付きで協力を申し出ました。
マックスの回復はうまくいかず、例のプロジェクトを起動して一か八かでも僅かな希望に賭けようとしていた矢先に、ニスカがスマッシュクラブで起こした暴力騒動がニュース映像で流れ、さすがのローラも「出て行って」と厳しい態度。そりゃそうだ。
仕方なく出て行く事を決めたシンス達ですが、荷物を取りに行ったレオの目の前に突然現れたカレン。不法侵入が過ぎる。
「安全な場所があるの、私についてきて」と手を差し伸べるカレン。
レオを動揺させないようにと、かつての仲間が自分を殺そうとした話は秘密にしていた事が仇となり、亡き母親にそっくりなカレンに驚きながらもつい手を取ってしまいます。
このドラマ内でレオは一番精神的に弱いというか脆いですね。すーぐパニックになったりヤケになるし、母親に対するトラウマがある反面、与えられなかった愛情に飢えているというか…。
皆の待つリビングを通り過ぎようとした時に一斉に止められるも時すでに遅し。
ホブ教授が差し向けた武装部隊が玄関から突入してくる始末で、ホーキンス家の散々なとばっちり具合が不憫過ぎて少し笑ってしまいました。
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード8