エピソード1『新たなる旅立ち』“The Rising”
あらすじ
秘密組織で働くエージェントのマクガイバー(通称マック)。科学の知識と機転を利かせてあらゆるミッションを遂行していく彼は、元CIAで元軍人でもある相棒のジャック、そして分析官で恋人のニッキとともに、上司のソーントンの指示のもと、ある金庫室への潜入を試みていた。
ネタバレ感想
80年代に一世を風靡した痛快アクション・ドラマ「冒険野郎マクガイバー」が復活! 豊富な科学知識と驚くべき機転で難局を切り抜け極秘任務を遂行していくヒーロー、マクガイバーが25 年ぶりの時を経て新たなミッション、新たな冒険に乗り出す──。
アメリカ合衆国政府の秘密組織の諜報員であるマクガイバーは、元軍人で相棒のジャックや天才ハッカーのライリーと共に、国内外を問わず一筋縄ではいかない難事件を持ち前のシャープな頭脳と天才的発想で鮮やかに解決していく。
リメイク元の元祖バージョンも未視聴ですが、『銃器には頼らない! 頭脳で戦う理系ニューヒーロー』というキャラクター設定からして、CHUCKのようなコミカルさを期待してしまいます。
〈アンガス・マクガイバー〉“マック”
MITに2年在籍し、3年間の従軍を経て現在に至る甘いマスクの科学オタク。
〈ニッキ・カーペンター〉
MIT卒の一流分析官で、マクガイバーの恋人。
〈ジャック・ダルトン〉
特殊部隊出身の凄腕用心棒で、何年もマクガイバーを守る頼れる相棒。
〈パトリシア・ソーントン〉“パティ”
史上最高の諜報員で、マクガイバー達の現場を指揮する本部長。
〈ライリー・デイヴィス〉
〈ウィルト・ボーザー〉
料理上手で気の良いマクガイバーのルームメイト。
リメイク作品だからなのか、シーズン1が2016年放送開始とそこまで年季が入っていないにも関わらずどこかレトロ感のある潜入風景にロマンを感じます。
スパイ道具もお決まりの画像転送できる眼鏡だったり、潜入の手口がパーティーに給仕係として潜り込むだなんて超ド定番の王道スタイルではないですか。音楽もいかにもスパイものという感じでワクワクします。
そこに加えて至極分かりやすい科学的説明と突破口が合わさっていく感じなのですね、なるほど。これは想像通りで期待大。
科学の力で解決、とは言えゴリゴリに武闘派でピンチにはしっかりその場にあるもので対応していく華麗なアクションもアリ。
任務で富豪の邸から持ち出した容器を巡って追い詰められ、いきなり恋人を撃たれてしまいます。
そして自分も撃たれたマクガイバーですが、川の中から無事生還し、3ヶ月後には身体は十分回復した様子。
ボスも揃ってニッキの死を受け止め切れてない様子ですが、さすがに生きているでしょう。
グリーンランドの研究施設からSOSの動画が届き、その10分後に全研究員が死亡する事態が確認され、原因である謎のウイルスが3ヶ月前の任務で回収しようとした容器に入れられていた生物兵器だったと判明。
兵器を盗みニッキを殺したとされる男は仲介人に過ぎず、3ヶ月前のパーティーに出席していた参加者の中から買い手の候補を絞ることに。
ニッキのPCに残っているパーティー映像を洗うと同時に、生物兵器を扱える専門家が必要でマクガイバーに任務の要請がきたのです。
マクガイバーが所属するのは国益を守るための対外諜報部“DXS”で、存在すら極秘扱いだそう。
ニッキのPCの暗号化は政府職員でも手を焼いており、ジャックの提案で女囚の凄腕ハッカーに協力を頼みます。
いとも簡単にデータの読み取りに成功すると、ニッキを売った仇の〈ジョン・ケンドリック〉までパーティー内に居たことが分かりました。
画像が出た事で最新の顔認識ソフトにかけた結果、現在はサンフランシスコに居ると分かり、買い手候補の1人である中国籍の元軍人でアメリカへの憎悪を募らせる〈ベンジャミン・チェン〉もシスコに居た記録が。
取引を阻止するためすぐに現場へ急行したマック達は、ホテルの中からケンドリックを炙り出すためにアルミ箔を使って大量の煙を作り出します。
煙感知機が作動し、ロビーでケンドリックが出てくるのを張っていたマックはケンドリックと一緒に居るニッキの姿を発見。
こちらに気が付いたニッキは逃げ出し、追い掛けるマックを振り切ってケンドリックの用意していた車に乗せられ去って行ってしまいました。
マックを追ってくるも返り討ちにして捕らえたケンドリックに兵器の在り処やニッキの話を問えば、ニッキは脅されて協力させられていたのではなく、取引をするのはニッキ自身で、500万ドルの報酬の為に自ら空砲で存在を消すよう頼んでいたと言うではありませんか。
ニッキと生物兵器を乗せた小型ジェット機をトンデモナイ方法で止めるマック(笑)
ニッキを追い詰めるも既に兵器は取引された後で、チェンの行方は分からないまま。
ニッキはガチめな裏切り者で、このドラマのヒロインはライリーになる感じですかね?確かな腕と軽い言動が癖になる良キャラなので彼女には是非とも恩赦を与えて正式なチームの一員として活躍して欲しいものです。
どうやらチェンはサンフランシスコを標的にしてウイルスをばら撒こうとしているらしく、国外逃亡を阻止されたニッキも道連れにはなりたくないらしく、トラックの特定まで話が早い(笑)
何かにつけてぶっ飛んだやり方で無事に生物兵器を回収して世界を救いました。
ライリーは保護観察処分でIT部門に配属される事になったそう。ジャックと3人で良いチームになりそうです。
そんな矢先にボスがやって来て「本日24時にDXSを閉鎖する」と。
話を聞いてみれば、ニッキの件でDXSの活動は危険に晒されたので、場所を移して新たな名称を付けて再出発するという前向きなプランでした。
マックは新名称を“フェニックス財団”にすると提案。ちょっと笑えます。
護送中のニッキはイリュージョンの如く手錠を外して車から姿を消しました。
全体的に頭を空っぽにしてただただ楽しく見れるタイプのシリーズです。
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▼次回、エピソード2