エピソード15『ルーペ』“Magnifying Glass”
あらすじ
マティはある殺人事件の犯人を追うようマクガイバー達に指示を出す。任務内容に疑問を抱くジャックだったが、マティから悲しい理由を聞かされ一同はすぐに納得する。殺人事件の被害者は若い男女のカップルで、女性はマティの名付け子ヴァネッサだったのだ。3人からどんな協力も惜しまないと力強い言葉をもらったマティは、事件の詳細を話し始める。
ネタバレ感想
ジャックが、ロボットに支配される未来に恐れ慄いている頃マティからチームに呼び出しが入ります。
昨夜〈ヴァネッサ・フランク〉と〈ダニエル・リー〉のカップルが謎のフード男に公園で撃ち殺された事件が起こったそう。
これは通常の殺人事件でフェニックス財団の管轄ではない類のものですが、ヴァネッサの名付けの親でもあるマティはこの事件を警察だけに任せておくことはできなかったようです。
かの有名なゾディアック事件と似通っており模倣犯なのか行方を晦ました当時の連続殺人鬼本人なのか…。
伊達に映画監督志望なわけじゃないボーザーがその手の映画を見まくっていて連続殺人鬼に詳し過ぎるのも、映画なら自分が真っ先にやられるタイプだと自己分析できているのもドンピシャでキャラに似合っております(笑)
傷心のヴァネッサの母〈サラ〉に話を聞きに行き、ヴァネッサの部屋に入ると窓の側の枝が不自然に折られており、何者かに部屋の様子を監視されていた形跡が。
ヴァネッサの部屋がよく見えるであろう場所に行ってみるとホームレスの男が居て、ゾディアックそのものな目撃証言が得られます。
さらに部屋の中で“百科事典坊や”がマティの嫌う即興で靴跡を採取しライリーに画像を送って調べてもらっていると、横に居たボーザーの持っていたゾディアックの資料と同じサイズで同じ型の軍靴だと判明。
ますますゾディアック本人が帰って来た懸念が強まりますが、まずはかつて大量生産されていた軍靴が現在でも入手できるオークションサイトから4ヶ月以内に購入履歴のあるサンフランシスコ在住の〈ラス・コリンズ〉の自宅を張り込むジャックとマック。
そんな2人の車に100ドルで配達を頼まれたという〈ロナルド・ウィンター〉が1通の手紙を持ってやって来ます。
手紙の内容はゾディアックを自称する者からで、二人の張り込みに気が付いた上に煽ってきているもの。
警察を引き連れて張り込み先の自宅に踏み込み、珍しくジャックの閃きで隠し部屋を発見。
当時のゾディアックに関する新聞記事やヴァネッサの隠し撮り写真が壁一面に貼られており、やはり犯人はゾディアック崇拝者か本人かのどちらか。
この間に二人に送られた手紙と当時のゾディアックの手紙をプロの筆跡鑑定で比べてもらっていたボーザーは、その結果が同一人物で間違いないと聞いて戦慄。
隠し部屋にあったラップトップの中には膨大な暗号メールがあり、ライリーに解析してもらうと一部は連続殺人の指南メールだと分かり、本人と崇拝者が繋がっている疑惑が浮上します。
さらにメールの送信者を割り出すためにホテルの一室でパソコンと睨めっこしていたライリーですが、ボーザーが筆跡鑑定の依頼から戻るまでの間に誘拐されてしまいました。
置き手紙には「捜査をやめれば女は24時間以内に返す、ただし俺を追跡したり捜したりすれば女は死ぬ」とメッセージが。
いつもライリーの側にいる上に盗み見していたらしく、難攻不落なライリーのラップトップのパスワードを知っているというストーカー気質のあるボーザー(笑)
おかげで解析途中の結果と、所有者が全て〈ラス・オーウェル〉になっているベイエリアの不動産を調べていた形跡が。
隠し部屋があった家のオーナーもラス・オーウェルですが、地主のオーウェルは15年前に撲殺されています。
オーウェル所有の不動産から怪しい廃映画館に目星をつけ、犯人を煽りに煽って時間稼ぎをする度胸抜群のライリーを助け出すマックとジャック。
最初に捕らえた男、ラス・オーウェルの息子〈ワイアット〉がゾディアックを模倣した犯人でした。
そして、通信の相手だったオアフ島に住む〈マディソン・グレイ医師〉の件も気になるところですが、今回はここまで。
これは次回に引き続くのでしょうか?ハワイを舞台にするマクガイバー…かなり見たいですね。
正式な任務外で協力してくれたチームにしっかり感謝の意を述べるマティ。また一つ絆が深まったようで何よりです。
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