エピソード3『青いベロはウソをつかない』“Blue Tongues Don't Lie”
あらすじ
大人になった兄ディランと再会したマックは、自分と家族の未来を知り、がく然とする。ティファニーとＫＪと２人のエリンは、1988年に戻るカギとなる人物に遭遇する。
ネタバレ感想
2019年、無線で連絡を取り合う〈ジュニパー・プリンプトン〉と〈ラリー・ラダコウスキー〉は何らかの計画を実行しようとしておりましたが、トラブルが発生。
『STFアンダーグラウンド』という組織の2人は「ファザーの仕事場の資産を守る」任務に就いているそうで、エリン達を助けて殺された男達もこの組織の人間なのでしょう。
この時代にも居る白装束の兵士達は記憶を盗む技術を持っているらしく、記憶を失った時に備えてレコーダーに自身の肉声で自分宛の記録を遺すラリー。
後々ジュニパーと再会するも、記憶は綺麗さっぱり失われていて彼女自身が録音した音声を聞かせても効果無し。
途方に暮れていたラリーは、『システム起動』の通知を受けます。
一方その頃、うっかりシステムを起動してしまった大人エリンは少女達を見つけ出し合流。
欠けているマックも探すためにディランの病院へ向かいます。
兄の病院へ会いに行き中年になったディランと再会したマックは「16歳の時脳リンパ腫で妹は死んだ」という衝撃の事実を聞かされました。
27年前に死んだはずの妹が目の前に現れるなど俄には信じられないディランは悪い冗談だろうとソーシャルワーカーの〈ドナ・メトカーフ〉を呼んで後を任せます。
しかし、かつて自分の物だったウォークマンをマックが持っている事に気がつくと、医師らしくマックが口をつけたコップを使ってDNA鑑定をしてみたディラン。
事を荒立たないため、知らない間に出来ていた自分の子どもだと分かったものの、自分には家庭があるから問診の記録を消して欲しいとソーシャルワーカーに頼み込みました。
時を越えた兄妹の絆が垣間見えるディランとマック。
ディランが一転して医師を志したというのも納得です。しかも再会している妹はまだ12歳時点で、手遅れになる前に兄自らの手でマックを救える可能性も。
ディランがマックを家に連れて帰った事を知らないエリン達は一足遅く病院へ着くも、少女3人を車に残して大人エリンだけがディランに会いに行こうとしたところで突然襲われ、ラリーに誘拐されてしまいました。
車内から様子を見ていた少女達は慌てて未来の車を動かし後を追います。
ラリーの隠れ家についたところで少女達の乗っていたミニバンはパンクさせられて皆まとめて地下室へ監禁コースです。
翌朝、外に出されてシステムを起動したあの機械をどこで入手したのか細かく聞かれ、話しているうちに少女達をタイムトラベルさせて攻撃から守ってくれた顔に傷のある男達〈ヘック〉と〈ナルド〉はラリーの仲間だと分かってきました。
彼らに機械をもらった事、タイムトラベルしてきた事、2人は撃たれて殺されてしまった事…ラリーはまたも仲間をなくした事実に悲しみながらも、誤解が解けたエリン達に自分達の話や彼女達が置かれた現状を詳しく教えてくれました。
ラリー達が所属するSTFは時間の戦士で、彼らと戦争をしている敵の白装束グループは『オールド・ウォッチ』という未来から来ている。
権力を維持するために過去の改変を阻止しており、STFはオールド・ウォッチによる人類全体の誤りを正すために戦っている最中。
保守派の金持ち連中であるオールド・ウォッチがタイムトラベルを禁止し、そのせいで資源が枯渇し所得格差が広がった未来を救う術がないのだとか。
そして重要なのは、タイムトラベルは死刑に値するらしく、うっかり未来へ来てしまった4人は処刑の対象として追われているかなり危険な状況だった事を聞かされます。
1人別行動をしているマックも現にかなりヤバい状況で、消されている面談後の記録を聞き出すためにソーシャルワーカーに辿り着いているプライオレス。
納屋の奥に入り、自分達を救う切り札だとラリーがエリン達に見せたのはサイバーパンクな巨大ロボでした。
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▼次回、エピソード4
