エピソード2『礼拝堂』“La Capilla”
あらすじ
フランクリンとアイリーンは、地下室から現れた謎の男をどうするかを決める。シングルマザーのステラは、10代の娘トニに家族の秘密を明かすべきか悩む。
ネタバレ感想
謎の男の出現で自殺どころではなくなったアイリーンはすぐに戻ってフランクリンに助けを求めます。
立てないほどに衰弱した男を慌てて家に運び手当てしようとするも、傷がないのに血まみれの不審な男はただの薬物中毒者かもしれないと独断で通報したフランクリン。
夫婦と昔馴染みで警察署長の〈トマス〉が駆け付けてきた事で通報を知ったアイリーンの猛反対でとりあえず男を匿う流れに。
「念の為家の中を確認して行く」と言われ受け入れるも、遠回しに夫がボケてきて幻覚まで見るようになったと言い訳をしてトマスに帰ってもらいました。
度々話題にのぼる息子〈マイケル〉の名が出るとこの夫婦は複雑な表情を見せるのはどういう理由があるのでしょうか。
舞台はガラッと変わってアルゼンチンの山奥。娘の〈トニ〉と二人きりでカルデロン家先祖代々の土地に暮らす〈ステラ〉もまた、自宅に併設された小さな礼拝堂の隠し扉の奥にヨーク夫妻と同じ秘密を持っていました。
男の持ち物を調べるアイリーン達は、見たことのないような石板やコインを見つけています。
そして古い本に挟まれていた写真には赤ん坊を抱いた男の姿が映っていました。やはり悪い人間ではなさそうです。
歩くこともやっと、というイメージだったアイリーンは手早く煎じ薬を作ってやったり本を読み聞かせたり生き生きしてきました。マイケルと男を重ねて見ているのでしょうか?
高熱を出している男のために、インフルエンザの特効薬タミフルを貰ってくるようフランクリンを薬局に行かせたアイリーンですが、主治医に確認の電話をされた末にとある事実を知ってしまった様子。
年頃の娘にはまだ秘密を全て打ち明けるのは早いと考えているステラは「この家に生まれた者は代々ある特別な物を守ってるの、あなたもいずれ分かる」と濁していましたが、カフェでの食事も終えないうちにスマホのアラームが響き急いで家に戻ります。
ステラは山奥の牧歌的な暮らしからは想像もつかないようなバリバリ最先端の技術を使って礼拝堂の扉を監視システムに繋げていました。
ようやく目覚めた男は〈ジュード〉と名乗るも、記憶をなくしているようです。
アイリーンの病気も知ってしまい、現実的にジュードを近くに置き続ける事に否定的なフランクリンですが、アイリーンの懇願に勝てる筈もなく…このままズルズルと関係は深くなっていきそう。
急いで家に戻ったステラが目にしたのは我が物顔で食事をしている〈コーネリアス〉の姿でした。古い知り合いのような話しぶりですが関係性はまだ分かりません。投獄されていると噂のトニの祖父にしては若すぎますし。
ヨーク夫妻の息子マイケルはやはり20年前に亡くなっており、デニースが講義で出会ったばかりの〈クリフ〉に話していた父親の話はどういう事なのか…と思っていると、早々にデニースの口から答え合わせが。
デニースが5歳の頃に父親は自殺しているそうで、尚更アイリーンが息子に重ねてジュードを世話したがる気持ちに納得がいきました。
アイリーンと違って、自身に敵意がある事を隠そうとしないフランクリンに表面上は受け入れられていてもそっと部屋の鍵をかけられ閉じ込められるというのはジュード側も信用し切れないものがありそうです。
渡された薬を隠れて捨てたジュードは深夜に部屋の鍵をこじ開けて外に出てナイフを手に入れます。
そのままバスルームに入り、自分の左足を切って埋め込まれていた何らかの信号を発信している小さな装置を取り出すとそのまま壊して家の外へ。
謎は深まるばかり。とりあえず記憶は少なからずあるみたいですね。
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▼次回、エピソード3