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エピソード21『山狩り』“HUNTED”
あらすじ
バイカー族「マークス」が「ジャッカルズ」を立て続けに襲撃する事件が発生し、その原因を突き止めるため、ディーコンはパトロール警官時代の先輩ホーキンスを訪ねる。ホーキンスはマークスに潜入捜査をしていた経験があり、今は引退して山奥に引きこもっている。しかしホーキンスのキャビンには彼の姿はなく、兵士姿の男達から突然襲撃を受ける。
ネタバレ感想
バイカーのギャング“ジャッカルズ”の拠点になっている『マンション・オン・ザ・ヒル』というバーを別ギャング“マークス”が襲う銃撃事件が発生の連絡を受け、マムフォード班が現場へ急行。
覚醒剤を扱う“マークス”は普段、他との争いを避ける傾向にあるはずが、ここ最近は連続してジャッカルズを襲撃しているそう。
ディーコンのパトロール時代の先輩〈ホーキンス〉が潜入捜査で3年間マークスに潜っていたらしく、誰より内部事情に詳しい彼に協力を仰ぐ事に。
しかし、ホンドーとディーコンが隠居している山小屋を訪ねてもホーキンスの姿はなく、ドアは開いて暖炉は付けっぱなし、トラックと猟の道具は置いたままで銃だけが無くなっているという嫌な予感しかない異変だけが残されていました。
ディーコンが無線で通報しようと表に出たところ、森の中から大量の兵士が現れ一斉に2人に向かって撃ってくるではありませんか。
慌てて小屋に入り、包囲される前に外へ逃げ出せたは良かったも、乗ってきた車は捨ててくるしかなく、無線も電波も防弾ベストもない状態で多勢相手に山奥というのはあまりにも絶望的な状況です。
小屋の中の様子からして、ホーキンスも待ち伏せに気付いて慌てて銃だけ持って裏から逃げだのでしょう。
潜伏しているであろう狩猟小屋を捜し出しての合流が急がれます。
意外にも簡単に見つかったホーキンスは、SWAT2人がいればレンジャーの詰め所に行けるるし、そこでなら無線で本部に連絡可能だと話します。
組織を解散寸前まで追い込んだホーキンスに狙われる理由は十分にありますが、本当にそれだけなのでしょうか？
逃走していたマークスのメンバーを追うタンとジムは、マムフォードがバーで撃った容疑者を民家の納屋で発見。
そのまま教会で潜伏していた生き残りも確保して、標的リストを手に入れました。
詰所に向かっている最中、ディーコンからマークスの目的について聞かれたホーキンスは、「もちろん勢力の拡大だ、ジャッカルズ相手でも驚かない」と答え、ホンドーはこれを聞き逃すことなく、どうしてジャッカルズが標的だと知っているのか訊ねます。
その場は凍りつき、次の瞬間ホーキンスは「撃て！！」と合図。
山小屋で襲ってきたマークスの兵士を率いていたのはホーキンス自身だったのです。
やむを得ず崖から飛び降りた2人は必死に逃げるも、枝が刺さってホンドーは負傷しているわ、丸腰に近い2人に対し、相手は武装した10人だわでハラハラは続きます。
極限状態のせいか、いつも穏やかで主張をのみこみがちなディーコンが昇進に関する恨みを露わにし、ホンドーもこれに負けじと自分のこれまでの苦労をぶち撒けたり、そんな大声で言い合いしていたらすぐ見つかるのでは…と心配になるほど。
教会で捕らえた男と取引をし、マークスを指揮している元警官の内通者がホーキンスだと聞いて青ざめるジェシカ。
すぐに無線連絡を聞き直し、定時連絡に応えていたのがディーコンの声ではない事を確認するとヘリを出して大捜索に。ようやくです。
残り8人に対し、ホンドーとディーコンあわせて7発の弾しかない状況で追い詰められた矢先に、ディーコンが持ち出していた照明弾が助けになってヘリが到着。
SWATが来てくれた時の無敵感は本当に格好良い。
駆け付けた仲間は2人の装備も持ってきてくれており、退却した連中を追って反撃開始です。
きっちり全員確保、ホーキンスに関してはディーコン自ら射殺。
死闘を乗り越え本音を曝け出したホンドーとディーコンが、今まで以上にしっかり向き合うに至れたのだけは不幸中の幸いでした。
アカデミー生の検定結果発表の日となり、成績はトップクラスで実力のあるエリカが検定員の偏見に潰される事なく合格するか気にしていたクリスは、合格者にエリカの名がないのを見てヒックスに詰め寄ります。
合格となる5枠のうち4枠しか埋まっていないにも関わらずエリカが該当していないのは女性志願者を増やしたくない上の思惑だと食ってかかるも、実際には彼女の経歴に問題が浮上したのだとか。
署での問題について現在は調査中で、調査が済み次第5人目を発表する事になっていると聞かされ多少は落ち着きを取り戻すも、検定員しか知らないアカデミー生の成績をクリスが知っていた事で情報を洩らしたルカも咎められてしまい嫌な雰囲気です。
険悪な雰囲気でしたが、チームの仲間で娘くらいの年の差があるクリスから真っ直ぐに謝られ、真実を教えて欲しいと迫られれば、その真剣さをルカが無視できるはずもなく…。
2年前、エリカの不注意で容疑者が逃亡して相棒が負傷したと教えてもらい、クリスは真実を探る事に。
本人に聞いても何か隠していそうな気配はするものの何も語らず。ジェシカに頼み込んで当時の相棒から話を聞けるよう手配してもらいます。
エリカの相棒だった後輩〈ルイス〉は、当時見習いで次にやらかせばクビだというところで容疑者を逃がすヘマをやらかし、エリカは自ら罪を被って彼を庇ってやっていたことが分かりました。
クリスの説得でルイスは自らヒックスの元へ行って、2年前の事件にエリカのミスは無かったと証言したらしく、晴れてエリカはSWAT入りを果たすことが出来たのです。
なんだかんだで憎まれ役を担いながら良いところもあるヒックスが好きになりそうでニクいなぁ。
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▼次回、エピソード22
