エピソード3『炎上』“FIRE AND SMOKE”
あらすじ
ニアが担当する裁判は、ジョセフ・ペトロシアンから市議への贈賄疑惑をあばき、あとは評決を待つばかりとなった。だがペトロシアンの裏にいるアルメニア・マフィアが動き、重要証人のアンドレアと、補欠陪審員の家を火炎ビンで襲う。そこへパトロール中のジムたちが駆けつけるが……。
ネタバレ感想
地震の一件で夫〈エリック〉とヨリが戻るのかと思ったニアも結局離婚成立が決まっていて、ホンドーとの仲は静かに続いています。
裁判が不利になるにつれて、証人を黙らせるための放火事件が連発しており、ニアが担当する贈収賄事件の重要証人〈アンドレア・メルコニアン〉は車に火炎瓶を投げ込まれ亡くなってしまいました。こんな危険な相手への証言をする人物がなぜ証人保護システムを使っていないのか。
家から飛び出してきた夫を見て犯人が発砲し、無線を聞いて担当エリア外からすぐに急行したジム。
特に活躍するという訳でもなく、“英雄”SWATの到着後は見張り役でしたが、それぞれの役割が大切で、積み重ねが大切なのでしょう。
駆け付けてきたマスコミの前で犯人を現行犯逮捕出来たのはホッとしました。
背後にアルメニア系マフィアが付いている〈ペトロシアン〉を有罪にして議員も起訴したいニアは、このまま審理無効に雪崩れ込んでしまう事態は絶対に避けたい様子。
話を聞いたホンドーは、ニアとジェシカを引き合わせて「評議の間、陪審員と家族の安全を守って欲しい」と直談判させた結果、SWATが全体を監督して緊急時には出動する事になります。
ホンドーの女性の好みは似通うのか、ジェシカとニアのタッグはなかなか強烈で、判事相手にペトロシアン宅の家宅捜索令状をしっかりもぎ取ってきて、揺さぶりをかける事にも成功。
挨拶代わりに「チームに戻るための方法だけど…」と切り出す必死なクリスがどんどん健気な少女に見えてきます(笑)
そんなクリスとタンは、陪審員の自宅付近をパトロール中に不審な車を発見。
他のメンバーも合流して、逃げた後にガソリンスタンドに立て篭もった2人の男を確保しました。
ガソリンスタンドを持つ持ち株会社は、ペトロシアンのビルの土地を所有しており、会社のトップは〈ジョージ・タージアン〉。この10年一線を退いてはいるもののアルメニア・マフィアのボスでも、あるタージアンが、一連の放火騒動の黒幕です。
予想よりも早い評決が出て、有罪を確信していたはずが陪審員の答えは出ず。
本来なら評決までの間はネットや外部との連絡など全て禁じられており、審理を左右する情報が一切入ってこないはずの陪審員の待機室に、『放火で証人が殺害される』という一面記事が載った新聞が発見されました。
陪審員に目配せしていた男にディーコンが気付いて後をつけると、ダイナーで会っていた相手はタージアンです。
令状も無しにその場では牽制し合う事しか出来なかったのが歯痒いのですが、有罪判決に至らず暴走したアンドレアの夫〈ピーター〉が子供を預けて銃を持ち出し出て行ったという連絡が入り、GPSで追った先にはペトロシアンもタージアンも揃っておりました。
ド派手な突入も格好良いのですが、静かに隠密しながら敵地に潜り込みクリアリングしていく様子もまた違った格好良さがあります。
ピーターが殺される寸前にその場に居た全員を逮捕。
ペトロシアンには司法取引で証言もさせますが、贈賄の相手はまだ野放しの状態にニアは納得がいっておりませんが、一先ずはカタがつきました。
後はジムの復帰が少しずつ近付いてきた反面、予算削減案としてSWATの人員をリストラするリストがジェシカの知らないところで作成されており、タンの名前がそこに載っているという問題ですかね。
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