エピソード2『ビロードうさぎ』“The Velveteen Rabbit”
あらすじ
ルーシーは息子の空想と新しい隣人の奇妙な共通点について探ろうとするが、自身が危険な犯罪者に狙われていることには気づいていない。
ネタバレ感想
なんと。酔っ払って押しかけてきたシェーンによる事件ではなく、シェーン自身が首にナイフを突き立てられ亡くなっていました。
そして、クロエと幼い娘ティリーも無事な姿が確認できます。
と言う事は、ルーシーが見たデジャブの通りにはならず、最悪な未来を何らかの形で回避した、というようなイメージですかね?
ルーシーと面会していたあの男は、ルーシーと同じく、あの時クロエの自宅前に集まる野次馬の中に居たのだとか。
スレイド刺殺事件と新たに起こったフィッシャー殺害事件は同一人物の犯行だとして、モーテルの荷物を証拠品として押収してきたディロン。
この時点で警察が持つ容疑者を特定する情報はほとんど無いに等しく、部屋に書き記されていた情報から、『ルーシー・チェンバーズを捜している男』という点を足掛かりに捜査を始めます。
パソコンには児童ポルノが残っており、壁に書かれていた“ホブソン”の文字は、失踪したジョナがクマのぬいぐるみに付けていた名前と繋がり、2件の殺人どころか少年の未解決失踪事件の犯人である可能性も高いのです。
同姓同名が複数いるルーシー・チェンバーズを順番に当たっていくディロン達は、赤い車の男もルーシー・チェンバーズを見つけては、彼の探すその人なのかを探っていたという事実に気が付きました。
近所に引っ越してきた少女〈メレディス・ウォーレン〉はアイザックと同じ目つきで何とも言えない雰囲気でしたが、そう言えばアイザックが話していた、引っ越してきた家の中に居る“メレディス”と同じ名前で、偶然とは思えません。
その後、アイザックを寝かしつけるシーンではついに明らかな人影まで映り込み、良い感じの不穏さでゾクっとします。
翌日、引越し祝いを持ってメレディスの自宅を訪ねたルーシー。
メレディスの母〈デビー〉に家の中へ通されてお茶をするのですが、どうやら元々は今ルーシー達が住んでいる家も検討していたようですね。
そればかりではなく、初めて訪ねたはずの自宅に貼ってあったメレディスの描いた絵はルーシーの記憶の中にあり、アイザックが何度も何度もおもちゃ屋で選んでいた花のフィギュアがピッタリとハマる、対になっている土台も。
ついに不思議な繋がりが現実として姿を見せ始めております。
喜びも怒りも恐怖も、あらゆる感情が欠落しているアイザックはいじめ被害を受けています。
それにしてもルーシーに対応する担任の嫌な感じったらない。
フィッシャー家を担当する児童相談所の職員がルーシー・チェンバーズだと聞いたディロンは、部屋に貼られていた女性の横顔が描かれた絵と、職場に飾られていた写真に映るルーシーが同一人物だとすぐに気が付きました。
そして、証拠品に43回出てくる“アイザック”と言う名前が彼女の息子だと気付き、男の狙いはルーシーではなくアイザックの方だったのだと確信したディロン。
アイザックと帰宅したルーシーは、裏口の合鍵が無くなって扉はあいており、自宅が何者かに侵入された形跡を見つけて恐る恐る中へ。
侵入者の正体はマイクで、最近会っている子がいて、そろそろ正式な付き合いに進みたいと言われているのだと話し始めます。
〈ハリエット・バカチン〉というイカれた本名の女の登場に思わず笑ってしまうルーシーでしたが、それでもマイクはルーシーを諦めきれないらしく、しかし、自分たちの息子と距離を置いてあからさまに扱いに困る夫を元のように愛せないルーシー。
その苛々から、つい「最中の時は別の人を想像してるわ」と言ってしまい、決裂の色が更に濃くなった2人。
出て行くマイクに合鍵はどこかと聞くと、「僕は玄関から入った」と言うではありませんか。
血相を変えて急いでアイザックを探しに戻ったルーシーが見たのは、荒らされ、もぬけの殻になったアイザックの部屋でした。
ストーリーに関係はないのですが、ずっと見たことがあるなぁ…と感じていたルーシー、『コール・ザ・ミッドワイフ』のジェニーじゃないですか!
なんですぐに気が付かなかったのか…いやぁ、スッキリしました(笑)
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▼次回、エピソード3