海外ドラマ≫≫S.W.A.T. S.W.A.T. シーズン3　15話ネタバレ感想

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エピソード15『ノックアウト』“KNOCKOUT”

あらすじ

ディーコンは副業でボクシングの試合会場の警備に当たる。キューバから妻エスターと共に来た世界チャンピオンのジオ・トレス対、引退後に大物プロモーターに担ぎ出された元チャンピオン、マーロン・マックスウェルの一戦だった。だが試合当日、エスターが何者かに誘拐され「試合に負けなければ妻の命はない」というメッセージがトレスに届く。

ノックアウト

シェマー・ムーア

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ネタバレ感想

今回は勤務外で副業を始めたディーコンの、ボクシング会場警備が舞台です。ちなみに、急遽駆り出されたクリスも小遣い稼ぎで警備を手伝っております。

ウェルター級世界チャンピオン〈ジオ・トレス〉と、2年前に引退した元チャンプ〈マーロン・マックスウェル〉の試合はベガスで開催されるはずが、大物プロモーターの〈ジャッキー・ショウ〉の力で、マックスウェルの地元であるLA開催になったそうです。

防衛戦になるプレッシャーに晒されながらも、試合前、誰に頼まれるでもないのに警備チームにまでわざわざサインを書いているトレスは人柄が良さそう。

そんなトレスの妻であり、第一子を妊娠中の〈エスター〉がホテルから忽然と姿を消し、騒然としているところへトレス宛の留守電メッセージが届きます。

ボイスチェンジャーで声を変えた相手は「女房を預かった、試合に負けなければ女房が死ぬぞ」と脅迫メッセージを伝えていたのです。

警察には話すなという警告もありましたが、現場に居合わせたディーコンとクリスは、すぐさま本部と連携。

拉致の事実をマスコミに気取られる前に、周到な拉致計画に関する情報を集めていかねばなりません。

もちろん警察の介入がバレないように大きな動きも見せられず、打つ手も少ない中、解決までのタイムリミットは試合が始まるまでという僅かな時間です。

マックスウェルに入れ込んで、彼を勝たせたがっているファンをまず洗おうという算段をつけたホンドー。

マックスウェルの地元という事が幸いして、同じ高校だったホンドーの情報屋〈レッド〉に、昔の仲間を調べてもらいます。

結果、マックスウェルのツテで、ショウのジムで働いているらしい〈ルーベン〉〈アンドレ〉

〈エディ〉の3人が分かり、中でもアンドレは今夜の試合でマックスウェルに20万ドルも賭けているのだとか。

ジムを張り込み怪しいSUVから降りてきた男達が中へ入っていくのを見て駆け付けて取り押さえると、覆面を被ってナイフで脅していたのはエスターの兄で、拐われた妹を取り返そうとしていただけ、という空振りです。

それと同時に、公開計量中に見つけた怪しい男を尾行しているディーコンから連絡が入り、無傷のエスターを見つけたと報告を受けたホンドー。

しかし、電話の途中にディーコンは犯人達に見つかってしまい、警察の身分を隠すため咄嗟にバッジを捨て、携帯は通話中のままポケットへ。

明らかにヤバい状況の中ディーコンとの連絡が途絶え、急いで直前に話していた建物内を調べに行くと、捨てられたバッジと壊された携帯電話が見つかります。

既に別の場所に移された後らしく、手掛かりがほとんどないまま、いつ殺されてもおかしくないディーコンを見つけ出さねばなりません。

電話が切れる前、ディーコンは犯人らに〈シューパッツ〉と名乗っており、ただの偽名かと思われましたが、そこにもちゃんと意味がありました。昔捕らえた密輸業者の名前をわざわざ使った理由を考えていたホンドーは、マックスウェルに大金をかけた裏社会の連中の中から、シューパッツと同じ顔に痣のある男〈バルコフ〉を発見。

会場で護衛を引き連れるバルコフを見つけるも、今回は人質が居るだけに即逮捕という訳にはいきません。

なんなら警察だという事すらバレないように近付いて、まずはディーコン達の居場所を突き止める事が先決なのです。

1メートル以内に近付けば携帯のデータをコピーできるという機器を持って、バーでバルコフに近寄るクリス。

怪しまれた所で待機していたジムが騒ぎを起こし、比較的簡単にデータを抜き取る事に成功しました。

バルコフが何度も電話をかけていた相手の居場所を特定して、隠れ家にはおあつらえ向けな閉鎖中のシアターへ急行するホンドー、タン、ストリート。

3人がシアターへ潜入した直前に、ディーコンは自力で拘束を解いてエスターを避難させております。

産気づいたエスターはホンドーに救出され、ディーコンの決死のダイブも決まって一味は纏めて捕らえられました。

クリスからエスターの救出を告げられた試合中のトレスは本領発揮して形勢逆転。

赤ん坊も無事に産まれてきて、家族3人でアメリカで暮らしていきたいという話を聞いていたディーコンは、ハバナに戻されてしまう前に弁護士も手配してやりました。

現場を知る人間が本部に居ると強力な訳で、監督側として内勤を続けるなら口添えすると持ち掛けたヒックスに対し、ルカはあくまでも現場に戻りたいのだと言って、ようやく復帰のために必要な体力テストを受けるようで、またフルメンバーが見られる日も近そうです。

優秀な兄と比べられる事を嫌がってボニーを親に紹介しないままに、プロポーズするつもりだから代々受け継がれるブレスレットを渡してくれと母親に頼み、バッサリ断られていたタンも、任務終わりにボニーと母親をようやく引き合わせました。

見かけによらず伝統を重んじる気遣いも見せたボニーの人柄に母親も納得の表情。

ブレスレットもタンの手に渡り、後はプロポーズですね。いやぁ、ボニー素敵なんですよねぇ、ブロンド美人で茶目っけがあるのに礼儀正しくて恋人想いとは…。

ダリルは、〈ヒーマ〉の両親が息子〈ディオン〉に会わせてくれないと荒れていましたが、確かにホンドーの言う通り『前歴のある未成年』から娘と孫を守ろうとする親の気持ちは当然のものでしょう。

自分も父親と離れて暮らさねばならなくなったように、自分と息子も同じ轍を踏むのだと諦めムードだったダリルに対し、「今となっては、子供達を捨てた事は一番の過ちだ」と言い切って激励したホンドーの父親。リアル反面教師でありながら、たとえ間違えてもそばにいる事で関係は正していけるという事を実証している存在からの言葉は響きました。

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