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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン1 8話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOXI

エピソード8『死者の顔』“The Face of Death”

あらすじ

ダニエルの父親が車にひかれて数週間後に死亡。ダニエルは運転していたマーガレットに「罪を償え」と電話をする。夫のパトリックは警察に連絡しようとするが、マーガレットは忘れたい過去だと対処しない。ある日、2人の家でチャリティパーティが開催される。

ネタバレ感想

突然の交通事故がきっかけで入院していた父親を看取った〈ダニエル・ウォルシュ〉は、車を運転していた〈マーガレット〉に対して脅迫の電話をかけています。

マーガレットの夫〈パトリック〉は、動揺した妻を見かねて口添え役としてクラレンス〉を呼び出しました。

成金写真家風のクラレンスは、夫公認の不倫相手的な人物なのでしょうか?

えらく美人な娘の〈ルチア〉は何やら両親との間に問題があるようで、はたから見れば何不自由のない金持ちで、その内情は複雑な家庭、といういかにもな雰囲気です。

 

かつて戦争を生き抜いた父親の遺品として、サーベルを大切に持ち歩くダニエルは、家賃も払えず酒浸りで、道端で寝転がっているところをブラウン神父に助けられております。

あの家族に近付けば逮捕されると警告されても、「あの女の動機を調べて親父に罪滅ぼししたい」と、父親の死は事故ではなく他殺だと考え続けている様子。

 

バレンタイン警部補へのライバル心から、講義を中止してまでチャリティイベントの『巣探しゲーム』に参加する事を決めたブラウン神父。

パトリックとマーガレットが開く巣探しゲームでは、チームで色のついた羽を探していき、羽1枚につき1つのヒントを与えられて最終的にはクジャクの巣を見つけるというもの。参加者は鳥仮面を身に付けてゲームに参加します。これが貴族の遊びか……。

 

ルチアの恋人は給仕をしている使用人の〈トーマス〉で、反抗期なのかやりたい放題なルチアは慈善イベントの隅で半ば無理矢理彼にキスする場面も。

この様子を見ていたクラレスから話を聞いたマーガレットは、クラレスが娘に色目を使ったと激怒しながら、トーマスの事も一方的に解雇。全方位に敵を作っていくスタイルです。

 

ブラウン神父が羽を探す事なくこの家の飼い犬を使って一足飛びにマーガレットが待つクジャクの巣に辿り着いた直後、事件が明るみに。

パトリックと同じ仮面をつけて待機していた親戚の大尉が殺されているのが見つかり、パトリックは脅迫してきていたウォルシュによる自分を狙っての犯行なのでは?と疑います。

フェリシアは黒いコートに帽子を被ってカラスの仮面をつけていた怪しい男に遭遇しており、あれが犯人だったのかとゾッとしてピリついていますが、ブラウン神父はマーガレットが夫と大尉に全く同じ仮面を用意したことの方が気にかかるようです。確かに。

本来の狙いは夫のパトリックだと見せかけ、ダニエルを容疑者に仕立て上げる巧妙な作戦だったのでは?と考えます。

 

警察を出し抜いて真犯人を探し出さねばと動いていた神父とシドのコンビが再び屋敷を訪れると、カラスの仮面を被ったウォルシュが居たとかで夫妻が慌てている真っ最中でした。

電話線が切られていたらしく、パトリックは警察に向かい、シドが表口を見張ってマーガレットは寝室に。

庭を散策していたブラウン神父は、ウォルシュがよく飲んでいたウィスキーの未開封の瓶を見つけています。

庭から戻ってマーガレットの寝室を訪ねたブラウン神父は、ベッドの中で血塗れになって殺されていた夫人を発見。

枕に血文字で書かれた、アルファベットのPを反転させたようにしか見えないダイイングメッセージは数字の9という扱いで謎は解けておりませんが、警察は確実にウォルシュが犯人だと決め込んでいるようです。

 

解雇された使用人のトーマスは、大尉がルチアを独占したがっていた事や、母親と不仲だったルチアは裏口から抜け出して自分のところへ来ていたことなどを話し、てっきりルチアによる犯行かと考えた神父ですが、これもまた違いそう。

 

ダイイングメッセージの謎が解けた様子の神父はその足で屋敷へ向かい、死後数日経ったと思われる隠されたウォルシュの遺体を発見します。

直後に現れたパトリックは、ウォルシュが犯人だと思っていたのに……と狼狽えながらも他に誰か見たのかとか、警察にはもう通報したのかとか、自分が犯人だと言っているようなもの。

妻の事も、庭にいたブラウン神父と表口を見張っていたシドの目を掻い潜って、警察に行くと見せかけた後に森を引き返して裏口から寝室へ忍び込んでいたのでしょう。

中庭に立っていたあのカラスの仮面の男は、服飾に夢中なルチアのマネキンを拝借して自分も一芝居打っただけという単純なトリックでした。

招待状に書かれていた番号が左右逆になっている事から、左右の区別ができなかったマーガレットがパトリックのPを反転させて書いてしまったものだという閃きが解決に繋がりました。

自分のいとこが妻を寝取っていたことも、妻が自分を裏切っていたことも、とにかく我慢ならなかったパトリックはウォルシュをスケープゴートにして犯行計画を立てた、と。

罪の意識が薄いパトリックはブラウン神父をも手にかけて口封じしてしまおうと、ウォルシュのサーベルを取り出しますが、偶然この現場を目撃してしまったルチアが巨大な石で父親を殴り倒し、なんとか助かりました。シドを待機させているとか、実は通報済みだったとか、そう言う事じゃないんかい!ルチアがたまたま発見していなかったらまんまと殺されていましたよ。

実は母親から愛されていたのだと知った頃には時既に遅し、なルチアはショックが大きいままに父親も逮捕されて1人になってしまい、多少可哀想な感じ。

ダニエルの父親と目があったのに避ける事なく突っ込んできたと言われていたマーガレットま、実のところ左右の区別がつかずにアクセルとブレーキを間違えただけ、という殺意とは真逆の過失だったのです。うーん……人生うまくいかんなぁ。

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▼次回、エピソード9

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