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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン2 4話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX II

エピソード4 “The Shadow of Scaffold”

あらすじ

夫アイバン殺しの容疑で逮捕されたバイオレットの元を、ブラウン神父は告解を聞くために訪れる。しかし、バイオレットは潔白を訴え、妊娠していると告げ る。事件の真相解明に乗り出した神父は、精肉店を営む一家が事件に関わっていると確信する。特にアイバンの母親はバイオレットを憎んでいた。フェリシア は、週に1度、彼女を癒す目的で朗読に訪れていた。

ネタバレ感想

ウッドマーシュ刑務所で、夫殺しの容疑で服役中の〈バイオレット〉から告解を聞くためブラウン神父も足を運んでおります。

夫殺しについて認めないままに刑務官が入ってきて絶望的な宣告がなされました。

控訴が却下されると同時に絞首刑が執行されるだなんて心の準備が出来なさ過ぎて恐ろしいと思ったり、逆に心の準備も出来ない素早さで一思いに終わってしまった方がマシかと思ったり。

今にも縄に首をかけられるところだったバイオレットは、妊娠の事実を告げて執行は一旦中止に。意外とこういう場面では問答無用という形ではないものなのですね。

もし妊娠が決定的であれば減刑もされるらしく、妊娠検査の結果が出るまでの3日間の猶予のうちに無実を証明して欲しいとバイオレットに頼まれたブラウン神父は、彼女が『鍵』だと話した〈ピーター〉を捜します。

 

殺された〈アイバン〉の母親〈エセル・ファーンズリー〉は、長男を殺された恨みがよほど大きいようで、バイオレットの刑執行の連絡をいまかいまかと待っていました。

兄亡き後、養豚場の借地権を引き継いだ〈ウィルフ〉が営むファーンズリー精肉店に出向いたり、ファーンズリー家を訪ねて、アイバンのもう1人の弟で剥製師の〈アーチー〉に会ったり。この兄弟はどちらも怪しげな雰囲気です。

ファーンズリー家で見つけた写真の中に、ポーランド人労働者の〈ピョートル〉を見つけて気にしているブラウン神父。

バイオレットを狙っていただか何かでアイバンを怒らせて出て行ったのだと話を聞きます。

何故このピョートルに目をつけたのかイマイチよく分からなかったのですが、ピョートルは英語ではピーターになるのか。

アイバンの失踪と時期を同じくして姿を消したピョートルが真犯人かと調査を進めるも、アイバン失踪よりかなり前に仕事を辞めていた事も分かって振り出しに戻ってしまいました。

 

精肉業者としての仕事の一環で、豚の臓物を捌いていたウィルフ。指輪が引っ掛かったままの指の骨らしきものが出てきてゾッとする光景なのにクレーマーとして居合わせたマッカーシー夫人は耐性がつき過ぎていて冷静なこと冷静なこと。

警察の調べでブタの胃から出てきたのはアイバンの指輪だと確認ができ、死体はブタの餌にして隠蔽したことだけは確かな事実となりました。

 

バイオレットの相手は看守〈チャーリー〉で、お腹の中の子は彼との子供だとようやく打ち明けます。

獄中で死刑が迫る女性にプロポーズする看守は世間体とかキャリアとか大丈夫なのでしょうか。

2日の調査でも収穫無しだったブラウン神父は、理由をつけて面会に漕ぎ着け、何故ピーターの名前を出したのかと怒り気味。

真犯人のピョートルを捜させて捜査を撹乱したわけではなく、バイオレットは彼もまた被害者だと考えていた、という認識のズレがあったのです。

アイバンの暴力を見てバイオレットを保護施設へ逃がしてくれようとしたピョートルは、車で送るといっていた約束の夜に消えたのだそう。

 

どことなくルパンっぽいシドはピッキングもお手のもので、誰もいないファーンズリー家で鍵のかかった引き出しをこじ開けると中から書類を見つけ出します。そこには、養豚場を巡っての裁判があったという書類が。

家探し中にアーチーが帰ってきてしまい、シドと揉み合いになったところで剥製の作品が一つ壊れてしまいます。

しかし、それがきっかかで、アーチーが作る剥製にはどれも貴金属やアクセサリーによる装飾がなされている事に気がついた神父。

その中の一つには、ピーターの名前が彫られた時計もあり、アーチーは「豚の糞のタンクで見つけた」と何も知らなさそう。

他にも人間の歯や結婚指輪が出ているのに、これを報告してもなお、大して取り合わないサリバン警部補はガチガチのお役人だなぁ。

 

てっきり犯人はウィルフの方かとミスリードにハマってしまいましたが、この兄弟はお互いをアイバン殺人犯だと疑いながらお互いのアリバイを証明してやっていたようで、ウィルフも自宅の前で車に轢かれて殺されてしまいます。

取り乱したファーンズリー夫人から、家の前で悲鳴が聞こえたと通報があって、早速豚の餌にされていたウィルフの変わり果てた姿に出くわし悲鳴を上げたフェリシアを落ち着かすためにブラウン神父やシドも現場に。

そこでブラウン神父は、バイオレットが血まみれの服と手を洗っていたというファーンズリー夫人の証言が偽証だった事に気が付きます。

足が悪く1人では立つ事もできない夫人が椅子に座ったままでは見るはずができない光景だったからです。

偽証を問い詰め、それでも見たのだと言い張る夫人に対し、じゃあ歩けないというのが嘘なのか、と。

実は歩けるどころか、窮地を悟った瞬間からレディ・フェリシアを殴り付けてめちゃくちゃ素早く走り回りその場を大きく撹乱してくれたファーンズリー夫人の俊敏さに笑いました。

サリバン警部補もいる前で、真相を知ってしまったブラウン神父やシドを轢き殺そうとしてあえなく現行犯逮捕に。

周囲の人間の気を引くために長年歩けないフリをしていたファーンズリー夫人は、歩いているところを見られた雇い人や証拠を見つけて警察に証言しようとしたウィルフを亡き者にしていたというのが真相です。

 

妊娠は陰性だったものの、真犯人逮捕で釈放されたバイオレット。

ただし、アイバン殺しだけは本当にバイオレットの仕業だったというのがミソですなぁ。

罪を犯したとは言え、凄まじい暴力を受けていた夫を殺したせいで絞首刑になるだなんて受け入れられない、と本気で無実を主張していたそうです。

チャーリーに全てを隠したまま結婚すると推し通していたはずが、ブラウン神父に全面的に受け入れられた事で改心したのでしょうか?

突然の修道女として生きる決断は倫理的な面でギリギリ納得いかせる力技でもあり、しかし自分の結婚式当日に意気揚々と礼服で教会へやって来たチャーリーは、そこで初めてブラウン神父から「バイオレットは来ない」と聞かされて終わる不憫さよ。うーーーむ(笑)

 

神父風の剥製キツネはミニチュアが欲しくなるような出来栄えでした。

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ブラウン神父の事件簿 シーズン2

▼次回、エピソード5

axxi.hatenablog.com

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