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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン2 6話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX II

エピソード6 “The Daughters of Jerusalem”

あらすじ

ブラウン神父は自転車で転び、ローランド神父がブラウンの代役を務めていた。ある日、村の婦人会が主催する品評会で、2人の婦人が次々に殺される事件が発生する。ブラウン神父は動けないながらも、2人が1926年に起きた強姦事件で目撃証言をしていたことに目を付け、関連性を疑って調査を始める。

ネタバレ感想

足を骨折したブラウン神父の臨時代理で来ている若くて爽やかな〈ローランド神父〉が、『アフリカの孤児たちへの教育』の様子を撮影した映像を婦人会で鑑賞するはずが、『バージニアの花』なるタイトルのポルノ映像が流れてしまい、奥様方は騒然としながら大喜びです(笑)

翌日の品評会で審判長を務める婦人会執行部の〈チャムリ・カーター夫人〉だけは寝込んでしまったそうですが。

夏の品評会当日にもこの“下品なイタズラ”に関する噂話は尽きません。

フィルムの管理をしていた〈ダイナ・フォーテスキュー夫人〉が間違えて夫〈ジェフリー〉のものを持ってきたのだと陰で笑われたり、はたまたローランド神父が禁欲生活のあまりおかしくなったのだと噂されたり。

 

ベスト・ケーキ賞を獲ったのが〈ジュディス・バニュオン夫人〉だと分かるなり、犬猿の仲の〈ベラ・シンブル〉が番号のすり替えを訴えるなど、激しいイチャモンをつけ始めちょっとした騒動に。

ベスト・スコーン賞はまさかの〈グラディス・クラム〉で、14年間守った地位を奪われたマッカーシー夫人は納得がいきません。

マッカーシー夫人がレディ・フェリシアに抗議している横で、スイーツを頬張っていたバニュオン夫人が突如倒れて泡を吹いて苦しみながら死んでしまいました。

シアン化物中毒の症状が見られるバニュオン夫人は、トラブルメーカーで悪口を言いふらすのが大好きだったらしく、直前で言い争っていたベラの他に、フォーテスキュー夫人とも揉めています。

レディ・フェリシアマッカーシー夫人は事件の詳細を伝えにブラウン神父のところへ行き、動けない神父の足代わりになって、自分達のどちらがより役に立つかを競いながら指示通り動く事に。

ろくに動くことができず暇なブラウン神父は、フェリシアから差し入れられた望遠鏡で窓の外を覗いていた際、品評会へ向かう途中のバニュオン夫人が手紙を受け取って、それを読んだ途端顔色を変えて周囲を気にしながらもゴミ箱に破り捨てているのを目撃しています。

拾い集めた手紙をくっつけてみると、地元の消印が押されている手紙には聖書を引用して、『偽りを言う者は滅びる』というメッセージと謎の数字が記されていました。

 

郵便局での取り扱いが少なかったことで、局員は便箋を購入した3人の事を覚えていたようです。

その3人というのが、フォーテスキュー夫人にベラ、そしてマッカーシー夫人で、教会の事務室用に買ったのだと話すマッカーシー夫人に対して、シドは例のフィルムとも関わりのあるローランド神父も容疑者の1人だと発言。

ベラにはフォーテスキュー夫人を問い詰めている様子があり、彼女の元にも同じような匿名の手紙が届いたようです。

手紙の内容を聞くためにマッカーシー夫人、フェリシア、シドの3人がベラを訪ねた頃には既に自宅で殺されている彼女の姿が。

警察が来る間、バッグの中の手紙を見つけて盗み見していたレディ・フェリシアによると手紙の内容は同じで、数字だけが違った、と。

3人が不在の間、ローランド神父に司教からの言いつけをメモした紙を貰っていたブラウン神父は数字の謎を解読済みで、それが日時を表すものだと分かり過去の日付を遡って調べるご婦人コンビ。

分かったことは、強姦殺人罪で死刑になったエバンズ〉という悪党がおり、状況証拠しかなかったこの事件で有罪の決め手になったのが3人の女性の証言だったということ。そして、証言をした3人の女性が、バニュオン夫人、ベラ、フォーテスキュー夫人なのです。

 

ベラの胸に刺されていた帽子のピンや、カップの口紅と指紋が一致したことでフォーテスキュー夫人は殺人容疑で逮捕されてしまいました。

陶器メーカー『ロイヤルドルトン』の高価なティーセットを持っている事をいつも自慢していたはずのベラですが、現場に残されていたのは安物で仕込まれたものだと気が付いたマッカーシー夫人。さすが。

 

真犯人は〈ヒューウェル巡査〉で、殺人犯でレイプ犯の父親と、自殺してしまった母親、つまりエバンズの息子だったのです。

彼はその後祖母に引き取られて悪魔の息子だとバレないよう名前も変えたそう。処刑された父親の敵討ちのために偽証した女性達を狙っていました。

父親と同じ恐怖を味合わせるためにわざと足がつきそうな手紙を送りつけ、バニュオン夫人のケーキには毒を、ベラの家に堂々と入り込み、彼女の胸を一突きした後には品評会でこっそり持ち帰ってきていたフォーテスキュー夫人が口をつけたカップをその場に仕込んでいたのです。

ローランド神父のフィルムをすり替えたのもこの男の仕業だった、と。ローランド神父がかなりサイコパス顔だったのですっかり騙されました。

事の全てを聞いたブラウン神父が拘束されてしまった頃、フォーテスキュー夫人に当時の話を聞いてエバンズに息子がいる事を知ったご婦人2人組は、サリバン警部補が手紙のことについて何も知らずにいたらしい発言により、自分達が証拠として提出した相手、ピュー巡査にようやく繋がります。

神父のピンチに応じたローランド神父は、ピュー巡査の演技に騙される事なく自分より遥かに巨体な相手にファイティングポーズを取りました。

どうなることかと思いきや、繰り出したパンチであっという間に巡査を倒して一件落着。

なんと学生時代には郡のフライ級王者で、彼が何やら神に祈っていたのは〈ルイーザ〉という女性に一目惚れしたものの、神に仕える身として誓いを破れず悶々としていた悩みに襲われての事だったのです。

『コール・ザ・ミッドワイフ』では牧師が恋愛や結婚をしておりましたが、あちらはプロテスタントで、カトリックの神父は一生を神に捧げる立場のため結婚は許されていないという微妙な違いが。

ブラウン神父に悩みを打ち明け、道が開けたローランド神父は司祭を辞める決断をしました。これまでとは打って変わってスッキリした顔で村を出ていけたのは良かったですね。

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ブラウン神父の事件簿 シーズン2

▼次回、エピソード7

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