何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン6 3話ネタバレ感想

Father Brown - Staffel 6

エピソード3 “The Kembleford Dragon”

あらすじ

ケンブルフォードの駅が赤字により閉鎖されると発表された。町の人々は駅の存続を訴え、様々な抗議運動を展開する。そんな折、駅長のベンが何者かに殺された。ベンの事件を調査していたブラウン神父とバンティは、駅舎で火事に巻き込まれる。果たして犯人は鉄道会社の人間か、ライバルのバス会社の社長か、はたまた別の第三者か…?

ネタバレ感想

新しい掃除の子としてやって来た〈パンドラ〉は稀に見るマイペースタイプでマッカーシー夫人を振り回してくれそうな気配ですが、新キャラとして出番が増えたりするのでしょうか?

 

ケンブルフォード駅にやって来た視察官〈ディーパック・チャタジーから何の説明もなくここが廃駅になるというポスターを掲示板に貼っておくようにと手渡され、突然のことにショックで心臓発作を起こして倒れ込んでしまう駅長の〈ベン・ウェブ〉

彼の命は助かり、村の住人達もケンブルフォード駅を廃駅にするのは反対だと考えていて、開かれた集会には多くの人たちが参加しています。

ベンの車椅子に押しながら参加したウェブ夫人は、説明役を務めるチャタジーを目の敵にしていますが、チャタジーは「自業自得だ」とボソリ。

ケンブルフォード駅は赤字続きでの閉鎖になるようで、代わりの交通手段としてバス会社を経営する〈バディ・アーノルド〉が列車より早く値段は半額で大型バスを提供すると今後を語ってもそう上手くは纏まることなく集会はお開きになりました。

駅を救おうとして委員会の立ち上げや寄付が募られ、盛り上がるためにパーティーが開催されましたが、その最中にトランクに詰め込まれたベンの死体が発見されてしまうという大惨事に。

仕事上のライバルだったバディに聴取がとられ、バディは今朝鉄道会社のインド人とベンが口論しているのを見たと証言。

今度はチャタジーが呼ばれて、最後にベンにあったのは集会の時で今朝は会っていないと話します。死体が入れられていたトランクも彼のもので、警察はチャタジーを容疑者として絞ったようです。

チャタジーの裁判が始まれば廃駅の計画は遅れるらしく、駅の閉鎖を推し進めるよそ者がスケープゴートにされたのでは……と懸念するブラウン神父。

 

夫が生前に作っていた鉄道模型を完成させたいというウェブ夫人からの頼みで、ミニチュア作りに勤しむブラウン神父とマッカーシー夫人。

そこに警察から連絡が入り、起訴されたチャタジーがブラウン神父に会いたがっているとのこと。

単刀直入にベンを殺したか聞くと、真っ向否定したチャタジーに対して「自業自得だ」の真意を問うと、ベンが若い女性を駅長室に連れ込んで不倫を繰り返し妻を蔑ろにしていた事は社内で有名な話で、そんなベンが嫌いだったのだそう。だからと言って殺すはずもなく、「抗議運動をやめないと悪行を公表する」といった警告をしていたのですが、犯人にされるのが怖くてベンには会っていないと警察に嘘をついていたのです。

 

しきりにお腹を抱える仕草をしていたウェブ夫人は妊娠が判明したばかりで、ベンの女癖は悪かったものの夫婦関係は比較的円満だったと話します。

掃除を担当するもマッカーシー夫人に怒られてばかりだったパンドラはちょうどベンが殺された日から姿を見せていません。

最初にベンが心臓発作を起こした時もそういえば駅に着いたパンドラとすれ違った時だったと思い出すマッカーシー夫人。

偶然にしてはあまりにも出来過ぎており、話を聞いたブラウン神父とバンティは、パンドラの下宿先を訪ねてみる事にしました。彼女はそこでも1週間前から姿を眩ませていて、家主の〈ティビーさん〉によれば運輸業界のお偉いさんと恋人関係だったので駆け落ちしたのだろうという有力情報が手に入ります。

その相手はベンで、話をつけに行ったのかもしれないと考えたブラウン神父はそのまま祝日で人気のない駅長室に忍び込んで手掛かりを探し、パンドラのコートを発見。

しかし、扉の外で火が上がり駅長室に閉じ込められてしまいました。

たまたま通報を受けて現場近くに来ていたマロリー警部補と巡査部長が救助を求める駅内放送を聞いて2人は助け出されましたが、同時に捕まった放火犯の正体はバス会社のバディです。

彼のバス会社は潰れて破産になったとかで、最後のチャンスでもある鉄道からバスへの切り替えが早まるよう駅舎を無くしてしまおうとヤケクソになって反抗に及んだ、と。

 

ほうきも持ち上げないような子だったパンドラがベンを殺した可能性などあるのかと疑うマッカーシー夫人の声で、バンティは考えてたのとは逆パターンで、ベンに夢中で彼に会いに行ったところを殺されてしまったのでは?と閃きます。

ベンが殺したとすれば、駅内のあらゆる場所に入れる鍵を持っているのだから駅内の建物に隠すはずだという話になり、精巧な鉄道模型を使って検証するためウェブ宅を訪ねる3人。

裏口から忍び込んで模型を前に、数百メートル先にある19世紀の車庫にパンドラを探しに行こうと決めたバンティとマッカーシー夫人。

一方ブラウン神父は、ウェブ夫人が花籠で賞を取って貰ったトロフィーを見てその場に残り、ウェブ宅の2階で休んでいるパンドラを見つけました。

彼女は妊娠しており、去年出会ったベンが父親で、ウェブ夫人は全てを知りながら夫が孕ませた少女を匿って世話をしていたのです。お腹に妊娠を偽装する詰め物までして。

生まれてきた赤ん坊を引き渡す事を承諾させるためにパンドラに提供した報酬は、ベン殺害を警察に黙っていてやる、という取引があったそう。

パンドラは駅舎でイベントがあった日に待ちきれずベンに妊娠の報告と今後の相談をしようとしたところ、子供を望んでいないベンは顔を青ざめて「うまく中絶するか線路に捨てちまえ」と背を向けます。カッとなったパンドラは思わずトロフィーを手に取り後頭部を殴り付けたのだそう。

おや?しかし巡査部長は後頭部の傷が致命傷ではなかったと話していましたね。

パンドラはベンを殴り殺してしまったと思い込んでいましたが、本当にトドメを刺したのはウェブ夫人でした。

駅長室でのベンとパンドラの口論を立ち聞きしてしまった事で、自分は長年子供を熱望していたのに、夫はその逆だったと知る事になったウェブ夫人。現場に踏み込んでパンドラを自分の部屋へ逃がすと、ゴミ箱の中に夫の頭を押し込んでジョウロの水を浸し溺死させていたのです。

その後死体をトランクに入れて列車で運び、湖に捨ててしまおうとしたはずが、思いがけずトランクから死体が見つかってしまい、予定外にチャタジーまで捕まってしまいました。

 

話しているうちに予定よりかなり早くパンドラが産気づいてしまい、このまま逃げるか赤ん坊と自身の魂のために救急車を呼ぶかの二択を迫られたウェブ夫人は慌てて部屋から出て行きます。

パンドラはブラウン神父を助産師代わりにそのまま赤ん坊を出産。かなりの安産で助かりましたね。

戻ってきたウェブ夫人は救急車を呼んでくれていて、同時にやって来た警察にも全てを話す覚悟を決めた様子。

 

その後退院したパンドラは、未婚の母となり家族からは突き放されて帰れなくなるも、下宿先の親切なティビーさんのところで世話になりながら赤ん坊を育てて行く事になったようです。

ティビーさんも未婚の母となり、生まれたばかりの赤ん坊を取り上げられたという苦い過去を持っていたとは。

 

釈放されたチャタジーに嘆願書の署名を手渡したバンティでしたが、駅の閉鎖は代替輸送がある場合に限られ、バス会社がない現状ではいくら赤字でも駅は残されるとのこと。めでたしめでたしです。

ブラウン神父の童心 (創元推理文庫) [ G・K・チェスタトン ]

Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。

月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

ブラウン神父の事件簿 [ マーク・ウィリアムズ ]

▼次回、エピソード4

axxi.hatenablog.com

プライバシーポリシー