何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン9 5話ネタバレ感想

Father Brown: Series 9 [Region Free] [Blu-ray]

エピソード5 “The Final Devotion”

あらすじ

ケンブルフォードにラトクリフ枢機卿が訪ねてくる。1485年にラテラノ大聖堂から盗まれた聖シルヴェストロの教皇冠を探し出して取り戻してほしいとブラウン神父に依頼するためだ。その教皇冠がサー・ウィリアム・ブレントリーに売られたことを示す書簡が最近になって出てきたという。現在、ブレントリー城は個人が所有しており、特別な日のために城を貸し出している。

ネタバレ感想

前シーズンでは、歴代警部補同窓会のおかげでシーズンラストにお決まりのフランボウ回が先延ばしにされていた結果、シーズン9では珍しく中盤での登場になったのでしょうか。

フェリシアさんも帰ってきていて、ここ最近姿が見えなかったバンティについても特に理由を触れる事なく名前が挙がっています。

 

使徒座署名院最高裁判所長官に任命された〈ラトクリフ枢機卿ケンブルフォードにやって来るとかで、大物が辺鄙な田舎町をわざわざ訪ねてくる理由が分からずマッカーシー夫人だけでなくブラウン神父までソワソワしております。

ラトクリフ枢機卿がお供に連れてきたハンサムな教皇憲兵〈アンジェリーニ〉が気になるレディ・フェリシア(笑)

さて、足を洗ってニューヨークに永住するつもりのフランボウが最後に欲していると告解室でブラウン神父に話したお宝の正体が分かりました。

1485年にラテラノ大聖堂の宝物庫から持ち去られた、教会史上最も貴重な芸術品聖シルヴェストロの教皇の話をし始めるラトクリフ枢機卿

長年盗難の事実すらひた隠しにされてきたこの豪華絢爛な教皇冠が、〈サー・ウィリアム・ブレントリー〉に売られた事を示す書簡が出てきて、彼が大戦で亡くなる前に私有地に隠したのではないかと考えた枢機卿達はブラウン神父の調査の腕を聞きつけてこれを探すという使命を与えにきたのです。

個人が所有していたほとんど手付かずの城の中に500年近く眠っている教皇冠を手に入れることは果たして可能なのでしょうか。やはりあの男と手を組まざるを得ない状況か。

城の所有者〈レディ・セシリー〉は財産が減ってきており、特別な日のためにブレントリー城を貸し出すことで生活費を稼ぐつもりの状況を利用して結婚式をでっち上げようと考えたブラウン神父。わりと神聖な儀式にあたるだろうに、聖職者としていいのか(笑)

フェリシアさんはアメリカの鋼鉄王との再婚を控えた裕福な未亡人役にノリノリで、マッカーシー夫人もバチカンの依頼とあっては不安ながらもこの茶番にフェリシアさんの母親役で参加するようです。

この茶番を嗅ぎつけたフランボウは、不参加のはずだったフェリシアさんの婚約者役を演じて城に先回りしてレディ・セシリーに迎え入れられておりました。抜かり無い(笑)

フランボウのペースに巻き込まれる形で、夜な夜な教皇冠に近付きつつあったブラウン神父ですが、その現場をアンジェリーニに見つかり銃を向けられた2人。

翌朝女性陣が起きるとブラウン神父からの『村に行く』というメモが残されているのみでした。

聖遺物を盗んで回る悪党はバチカンからすれば到底許されるものではない冒涜で、今回の本当の目的は教皇冠を見つけてフランボウを捕らえ、スペイン当局に身柄を引渡し死刑に処す事だったのです。

最高権力者であるラトクリフ枢機卿から黙って教皇冠を探すことに集中しろと命じられるも、人を死に追いやることに加担はしないとキッパリ断るブラウン神父。破門も覚悟で「彼が英国かローマでの公正な裁判を受けない限り教皇冠を探すことはしません」と言い切るブラウン神父に、枢機卿は「君が教皇冠を見つければ死刑にはしない」交換条件を持ち出しました。

急いで教皇冠を探すブラウン神父と女性陣でしたが、アンジェリーニの暴挙でレディ・セシリーが負傷してしまい、医者を呼ぶためには更に早く見つけ出す必要があります。

アンジェリーニの正体は〈ヴィンチェンツォ〉というフランボウとは因縁の関係がある元泥棒仲間でした。

復讐に駆られているヴィンチェンツォはフランボウを殺しかねませんが、古井戸の中に入って教皇冠を見つけ出した結果、そこへ置き去りにされるところだったブラウン神父を自らの身と引き換えに解放するよう要求したフランボウ。

レディ・フェリシアは夫と長引く酷い喧嘩をしてしばらく離れるべきだと考えてケンブルフォードに戻って来たそうで、やたらとフランボウから口説かれていましたがどこまで本気だったのか。

捨て身でブラウン神父を助け出そうとするフランボウに思わず別れのキスをしてしまったレディ・フェリシアもなかなか絆されているようです。とは言え、フェリシアさんはなんやかんやで夫を愛している感じがするんですよね。

 

教皇冠を見つけたどさくさでヴィンチェンツォの銃を抜き取り、銃弾を回収していたブラウン神父。

おかげで返り討ちにして教皇冠も無事に戻って井戸からの脱出にも成功しました。

果たしてブラウン神父が銃弾を抜いていなければどうしていたのか、本当に自分を犠牲にするつもりだったのか。真相はフランボウにしか分かりません。

ラトクリフ枢機卿もヴィンチェンツォに騙されていただけで、ここがグルじゃなかったのには安心しました。バチカンの深過ぎる闇、的な。

フランボウは宣言通り、枢機卿に返した教皇冠から巨大なルビーだけを盗んで行き、今度こそ足を洗うつもりのようです。

ブラウン神父の童心 (創元推理文庫) [ G・K・チェスタトン ]

 

Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。

月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

ブラウン神父の事件簿 [ マーク・ウィリアムズ ]

▼次回、エピソード6

axxi.hatenablog.com

プライバシーポリシー