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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン8 5話ネタバレ感想

Father Brown 8

エピソード5 “The Folly of Jephthah”

あらすじ

ブラウン神父の元に、フランボウが訪ねてくる。ロマニチという泥棒を捕まえてほしいと頼みにきたのだ。実はロマニチの正体はフランボウの娘、マリアンヌだった。彼女に泥棒をやめさせたいフランボウは、ブラウン神父なら説得できると考えていた。ところが、2人の前に姿を現したマリアンヌは、フランボウに対して勝負を挑む。どちらが優れた泥棒かを決め、負けた方が泥棒から足を洗うというのだ。

ネタバレ感想

人妻の“ピッパ”こと〈フィリッパ・サブロン〉に近付くフランボウ。

もちろん狙いは彼女の持つ金庫の鍵でしたが、ピッパを眠らせて金庫を開けると中は空っぽで、“A・R”のイニシャルが書かれたカードには『お先に』というメッセージが。

 

告解室に入り、ブラウン神父の助けを求めに来たフランボウ。

宗教的遺産を狙う泥棒を捕まえたいと言うのです。

フランボウ自身のことではなく、数ヶ月前に現れ大胆な手口ですぐに有名になった泥棒〈アレクサンダー・ロマニチ〉のことで、フランボウはここ最近いつも先を越されているそう。

アレクサンダー・ロマニチはアナグラムで、綴りを変えると〈マリアンヌ・ドラクロワになると突き止めたフランボウ。つまりはフランボウの娘ですか。(S4-ep.5)

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危険な輩からも盗んで危ない橋を渡っている娘をブラウン神父に止めてもらいたいというフランボウなりの親心が見えます。

フランボウの立てた計画通り、マリアンヌが食い付きそうな代物のエドワードの指輪発見をでっち上げて博物館展示に漕ぎ着け、フランボウ自ら犯行予告声明を出して報道させます。

しかし張り込んでいるところにやって来た泥棒はただのごろつきで、チェルトナム競馬場から盗みをしたところロマニチから連絡が来て指示通りここに盗みに入らなければ通報すると脅されていただけ。“神父と一緒のひげの男”が来たら渡せと預かってきた手紙もあり、『ご苦労さま』とのメッセージ。やはりマリアンヌ、一枚上手です。

2人が博物館から司祭館へ帰ると、既に中で待っているマリアンヌが。

彼女からどちらが優れた泥棒なのか決める勝負をしようと持ち掛けられたフランボウ。

お互いの盗品から1品ずつ賭け、勝者は両方を手に入れ、敗者は今まで盗んできた盗品を全て当局に返還した上で泥棒稼業を引退するという彼らにとってはかなりハイリスクな条件まで提示してきました。娘からの挑発を受けてこの勝負を受けると言い切ったフランボウ。

勝敗はブラウン神父が審判になって決めてもらう、と。少なくとも1人が泥棒から足を洗うのならと言う事で審判を引き受けてしまったブラウン神父にマッカーシー夫人とバンティも巻き込まれる形に(笑)

技術力が試される5つの課題を出して、先に達成した者かチェスの駒を1つ手に入れる、5つの駒のうちより多くを手に入れた者が勝ちだとルールを決めたブラウン神父。

最初の課題は、ケンブルフォード警察署の留置所に隠された1つ目の駒を捕まらずに回収すること。ここでもあっという間にマリアンヌに先を越されてしまいました。

2つ目の課題は、1時間後に教会で行なわれる洗礼式から徒歩で司祭館へ帰るマッカーシー夫人のバッグの中から駒を手に入れること。もちろんマッカーシー夫人本人や持ち物に触れたり傷付けたりするのは禁止です。こちらは1戦目を取り返すようにフランボウが勝利。

その後も3戦目、4戦目と奪い奪われして同点のまま勝敗を分ける最後の課題に。

キングの駒を手に入れるため、やはり2人で協力し合おうと提案したフランボウでしたが、マリアンヌはそれに応じるふりで油断させたフランボウに手錠をかけてしまいました。

この勝負を持ち掛けたのもそもそもはフランボウの持つ聖杯を手に入れるためで、カモッラ一族のボス〈ヴィンチェンゾ・マギーダ〉から盗みを働いたことがバレて、盗んだ物を返すとともに聖杯を渡せば殺されずに済むという取引のため。

マリアンヌは最後のキングの駒を手に入れるも、ブラウン神父に預けていた2人分のお宝は見張り役だったマッカーシー夫人がうたた寝している間に消えてしまった後でした。

手錠をかけられていたはずのフランボウも忽然と姿を消しており、2つのお宝とマリアンヌの手帳が盗まれています。

大方、娘を救うために話をつけに行ってしまったのでしょう。

手下になって何でもすると言ったフランボウに対し、パブで盗みを働いた青年を始末しろと銃を渡すマギーダ。

彼らの隠れ家に辿り着いたブラウン神父とマリアンヌも、あまりに手薄すぎる警備の中覗き見しております。

シドから教えられた技を使って発砲音を偽装しその場を切り抜けた一行。

2人の勝負の行方はというと、駒を多く勝ち取ったのはマリアンヌでしたが、フランボウは手錠をかけられた際に彼女のバッグから駒を盗み取っており、『駒を多く手に入れた者が勝ち』というルール上、フランボウは負けてはいないという結果に。

泥棒の世界に公平さや正義など存在せず、この結果にも異議を唱える事は許されないのです。

こうしてマリアンヌは盗品を全て返し、犯罪から足を洗う事に。父親としてもこれで安心して泥棒活動に精を出せそうなフランボウなのでした。

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▼次回、エピソード6

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