エピソード4『ラブ・ゲーム』“Love Game”
あらすじ
恋と遊園地でのゲーム対決は手段を選ばない。新旧の友人たちと競い合って一日を過ごすベリー、コンラッド、ジェレマイアは大きく感情を揺さぶられることになるが、それ以上に大きな衝撃がもたらされ、彼ら全員に影響を与えることになる。
ネタバレ感想
長年の夢だったスタンフォード大に入れる事になったコンラッド。
しかし、今コンラッドが通うブラウン大に近いフィンチ大に入学予定のジェレマイアが心配で、出願した事すら話していない事もあって、弟には黙っていてくれとスティーヴンに頼みます。
ジュリアおばさんの娘〈スカイ〉は、コンラッドとジェレマイアにとって10年ぶりぐらいに会ういとこという事になります。
スカイはノンバイナリーで、LGBTQでいうQにあたるという事でしょうか？
ここ最近はレズビアンやゲイよりも『クイア』『ノンバイナリー』の登場作品をよく目にする気がします。これも一種のトレンドなんですかね。
エアコンが壊れて内覧会は業者を呼んで修理してもらうまで一時中止に。
スカイから何か聞き出せるかと企み、あわよくばいとことして取り込みたいベリー達は、暇になった間に遊園地に行く事にして母親とベッタリのスカイも誘い出す事に成功。
ゲームセンターでのチーム対抗戦に本気ではしゃぐ6人は年相応に子供っぽくて良いですね。
1戦目のシューティングでは僅差でチームコンラッドが勝利し、2戦目のロッククライミングでもテイラーが忖度知らずのスティーヴンに負けてしまい、チームベリーは負け続き。
なんとゲームセンターで働くキャムとの再会も。まさかのキャムがシーズン2でも続投とは意外でした。
バスケのシュートゲームではコンラッドとベリーの熾烈な戦いに。
幼い頃から恒例の対決で盛り上がった結果、コンラッドが1本外して勝利したのはベリー。
ベリーが13歳の頃、初めての失恋をしたのもこの遊園地で、コンラッドから2人で遊ぼうと誘われて浮かれていたところ、彼のお目当ては輪投げ担当のお姉さんだったというもの。
別荘の部屋に置いて大切にしているシロクマのぬいぐるみ“ジュニア・ミント”はこの時コンラッドが賞品にとったのをくれたもので、今回の賞品には彼がくれたシロクマではなくキリンを選ぶというベリーのささやかな反抗が地味に効いているコンラッド。
コンラッドとベリーが2人の世界に居る裏で、楽しそうなスティーヴンとテイラーが見切れているのが良いなぁ。
工学部入学予定のスティーヴンがエアコンをわざと壊した事を1人だけお見通しなテイラー、さすがです。
最終戦でジェレマイアとスカイがダンス対決。ダンレボ的なゲーム、懐かしいな。
デカい口を叩いていたジェレマイアは×印の連続かつ、スカイが思わぬ才能を発揮してチームベリーとチームコンラッドは同点に。
何故かキャムがこの戦いについて回ってるのが笑えます。仕事しろ。
負けたらタワー・オブ・テラーという罰ゲームがかかった対決の決着がつくのはゴーカート。
ここは僅差でコンラッドが年上男子の意地を見せつけ、やはりチームコンラッドが勝利です。
どこまでもベリーに甘いジェレマイアは、チームコンラッドの一員にも関わらず「ひとりでやらなくていい、一緒に乗るよ」と優しいお言葉。
自分も怖いだろうにベリーの強張った表情を見て微笑み、そばにいるから大丈夫だと励ます事まで忘れません。
そうだそうだ、ジェレマイアは本来こういう奴でしたね。抜け目なく完璧なまでに気遣いが出来る男でした。
コンラッドの思い出と同じく13歳の夏、ベリーが風邪を引いた時には自分の予定をキャンセルしてまでずっとベリーの相手をしてくれていたジェレマイア。
ただ、やはりこの2人は互いを理解し合っている親友のような存在に見えてしまうんですよね。
帰り道には、スティーヴンから「そそのかすわけじゃないけど、なんだかいい雰囲気だったな、お前とベリー」と言われて満更でもない表情のコンラッド。
スティーヴンも多少シスコンが軟化されたのですね(笑)
6人が別荘に帰り着くとそこはもぬけの殻で、スザンナが揃えた内装が全て取り払われた後。
なにも残っていないガランとした室内に立ちすくむ若者達にまだ抗う余地はあるのでしょうか。
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▼次回、エピソード5
