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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン9 7話ネタバレ感想

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エピソード7 “The Island of Dreams”

あらすじ

チャミーズ・ホリデーキャンプに招待されたブラウン神父。チャミーズは現在チャミー夫人が経営し、創立20周年を迎えていた。グッドフェロー巡査部長らと共にショーを見ている最中、チャミー夫人のアナウンスが入ったかと思うと、突然マイク越しに叫び声が聞こえる。ブラウン神父らがスタジオに駆けつけると、チャミー夫人が絞殺されていた。

ネタバレ感想

妹を訪ねてアイルランドへ行っているとかで、珍しくマッカーシー夫人が不在です。

そんな中、ブラウン神父やマロリー警部補、巡査部長にはチャミーズ・ホリデーキャンプへの招待状が届いております。

亡き夫〈チャーリー〉とキャンプを開いてかれこれ20年もの間、〈チャミー夫人〉が経営を務めているのだそう。

花形の〈サンディ・ボーシャンプ 〉と、熟練エンターティナーでありながらロクな役割を貰えない〈ジョック・マッカジョン〉に、犬に扮装する〈グリフ・グリムショー〉、清掃係しか任せて貰えない〈メイビス・ジャグ〉を取りまとめる、厳格が行き過ぎて暴君気味のチャミー夫人からなるメンバー構成です。

 

エジプトを舞台としたちょっとした劇の最中にチャミー夫人のアナウンスが流れてきますが、マイク越しに夫人の叫びと悶え苦しむ声が聞こえて来て慌てて駆け付けるメンバーやブラウン神父とマロリー警部補達。

スタジオではマイクの前で亡くなっているチャミー夫人が。

ブラウン神父いわく、施設の20周年を記念したこの日に首を絞められたのには何か意味がある、と。

チャミー夫人と個人的な話をしていたブラウン神父も目撃した、死神の姿をしたピエロ像が隠されているという悪趣味な悪戯も警告だったのかもしれません。

 

メイビスの下宿部屋から凶器が見つかり、彼女はチャミー夫人殺害容疑で逮捕。

しかし他のメンバーは舞台に上がっていて自分だけがアリバイのない時間に犯行を起こすのはあまりに愚鈍過ぎるのではないかと指摘するブラウン神父。そりゃそうだ。

アナウンスのチャミー夫人の声が録音だったのではないか、と仮説が立てられました。まずは隠されたテープを見つけ出さなければ状況証拠からメイビスの仕業だと頑ななマロリー警部補を納得させられません。

 

一先ず逮捕されているメイビスに話を聞いてみると、2週間ほど前から悪質な悪戯が続いていて、拾った迷い猫に“キティ”と名前を付けて世話していたのにペット禁止の規則を盾にチャミー夫人から処分の手続きをとられて恨みのあったサンディの存在が浮上。

しかし実際にキティは処分されておらず、チャミー夫人に知られて取り上げられた後に「傷付けたら辞職する」と啖呵を切って取り戻していました。

サンディからはジョックがよくチャミー夫人に虐められていたという情報が。

創立時からキャンプにいてチャミー夫人とも長い仲のジョックは、何か秘密を握っていそうな口ぶりでした。

 

運営の本拠地であるチャミー夫人の家で彼女の秘密を探し当てたブラウン神父と付き添いの巡査部長。

何故か鍵付きの引き出しにしまわれていた新婚旅行のアルバムと、雇用記録や有名な劇場の支配人から届いた手紙が見つかります。

それによればつい2週間前、ロンドン・パレイディアム劇場にグリムショー氏の出演を依頼した後、チャミー夫人が彼のアルコール問題を指摘して劇場は契約を取り消す処分にしていたのです。

自分のキャリアを真正面から邪魔したチャミー夫人への怒りは当然に感じますが、それでも殺意までにはならず、レコードを変えたりナイフの刺さった人形を仕込むなどといった些細?な悪戯で鬱憤を晴らしていました。

彼からは、メイビスがかつてはメイドではなくオレンジコートを担っていたという新情報が。

再度メイビスのところへ戻って、彼女が一度は花形の役職に就いていた事や、施設の展示コーナーで数年間目玉のプールが砂場だった事に気付いていたブラウン神父はその理由を訊ねます。

メイビスがプールサイドで応急処置の担当をしていた当時、両親とはぐれてしまいひとりでプールにやって来た少年は『立入禁止』の文字が読めず清掃中のプールに入り、溺れて亡くなってしまったそうです。

その時に彼女は仕事をサボってとある男性の小屋に行って持ち場を1時間ほど離れていました。

チャミー夫人とジョックは、新聞にこの不祥事を載せないためにメイビスは別の子供の世話をしていたので責任はなく、すぐに少年をプールから引き上げなかったチャミー夫人に関しても、彼女は泳げないと嘘の証言する工作で隠蔽。

新婚旅行のアルバムが隠されていたのは、若かりし日のチャミー夫人が海で泳ぐ写真が写っていたからです。

溺死した少年〈ビリー・フェアフィールド〉のフェアフィールドをフランス語にするとボーシャンプとなり、ビリーはサンディの弟でした。

サンディ ・ボーシャンプこと〈アンドリュー・フェアフィールド〉は愛する弟を亡くした真相を追及するためこのキャンプに名前を変えて潜入。

チャミー夫人が弟の死を気にもしていない様子と、メイビスが持ち場を離れたせいで事故が起きたという事実を知って責めるべき2人の相手を見つけてしまいます。

だからチャミー夫人を殺してメイビスに罪を被せたのか。遺体を見つけたどさくさに紛れて録音テープを回収するのもマジックが得意な彼には容易でした。

隠蔽に関与したジョックにも復讐を考えたサンディは舞台で使われる細工のされた剣をすり替えていて、ブラウン神父が間に合わなければ心臓をひと突きにされて死んでいるところです。

メイビスは釈放されて、念願のオレンジコートに復帰していますが、彼女があまりにウキウキしているのは少し納得がいかないというかなんというか。

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▼次回、エピソード8

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