『第1話』
あらすじ
医師のケイティは余命いくばくもない患者ジョンとの不倫関係を解消できずにいた。ジョンは死を前にし、ケイティにある頼みごとをする...。
ネタバレ感想
日本や韓国でもリメイクされている人気シリーズの元祖作品です。
イギリスBBCで2008年から放送されていたもので、かなり古い作品ではありますが、人気作品だけに間違いなく面白いのでしょう。
女医の〈ケイティ・ローデン〉は余命僅かな患者〈ジョン・グレイ〉と2年間の不倫を続けた末に彼がとうとう亡くなってしまい、葬儀へ顔を出します。
帰り際、ジョンの息子〈サム〉から「父には愛人がいた」と言われ、動揺が隠せません。
シングルマザーの〈トルーディ〉は娘の〈キャシー〉と同じクラスになった転校生〈エイミー〉の父親〈リチャード〉とスーパーで出会いお茶に誘われています。
6年前に夫の〈ポール〉を9.11で亡くしたトルーディは、確認が取れていない夫の死を信じたくない気持ちをずっと抱えてきたようですが、このロマンスをきっかけに一歩踏み出してみるつもりに。
パリから帰って来たばかりの〈ジェシカ〉は性に奔放なタイプの女性で、ベッドを共にしている上司〈サイモン〉からの頼みでレズビアンカップルの結婚式場手配を嫌々担当することに。
夫〈ハリー〉と妊活中の弁護士〈シボーン〉は、刺激のない性生活にウンザリして、同僚〈ドミニク〉のセクハラに乗っかってみる一面も。
友人同士の女が4人集まった時のあけすけな感じはSATCのようですが、あちらほどポップなコメディ感はなく、デス妻のようなサスペンスミステリーもありそうな雰囲気で、なるほど、この2つのドラマを掛け合わせたような物語、という意味がよく分かりました。
夜中に家にまで来たり、朝っぱらから診察の予約を取ってコンタクトを取ろうとしてくるサムにそこはかとない恐怖を感じます。
診察の予約を入れられてしまっては居留守は使えず、意を決したケイティが彼をオフィスに迎え入れると、葬儀での非礼な態度を詫びてペラペラと喋り始めます。
父親の不倫を知ったのは葬儀の朝で、スーツのポケットから見つけたのは母の字ではないラブレターでした。長年主治医を務めていたケイティに「誰の字か分かりませんか?」と聞くところがもう何もかも知っていて詰められているような怖さが。
愛人の正体を突き止めることへの執念が凄まじいサムの気を逸らすため、復学させるべきだと母親のところに話をしに行ったケイティですが、妻と不倫相手という立場の2人は何か秘密を共有しているらしいのです。
ケイティから不倫な事実を聞いたトルーディが夜中に彼女の家を訪ねており、ここで新たな告白が。
最期の時に自宅で痛みにもがき苦しんでいたジョンにケイティが手を貸したというのです。
『サムを頼む』と言い残したジョンの最期の言葉に責任を感じつつも、彼ら家族を患者リストから外して距離を置くべきだと言うトルーディの助言を聞いて再び診察予約が入ったサムを同僚に回したケイティ。不倫相手に息子を頼むとはこれいかに。
しかしサムが担当医が急に変わるなんてどういうことだと受付で騒いでいるではありませんか。なかなかヤバい奴です。
その夜、トルーディとジェシカと食事しているケイティへ電話がかかって来て、「母が取り乱しているからすぐ来てください!」というサムの焦った声が。
わざわざ自宅まで行ってみると母親は既に落ち着いて、睡眠薬で眠っている、と。
まだリストから外したことをグチグチ聞いてくるサムに対し、結局戻す約束をしてしまいました。
しつこいサムの本気を垣間見たケイティは、ジョンのカルテから自分の書いたメモを抜き出しシュレッダーにかけて証拠隠滅をはかります。
残業中のシボーンは、子作りにしか興味がないような夫に持て余していた欲が爆発してドミニクを受け入れてしまっております。
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▼次回、エピソード2