『第6話』
あらすじ
死んだはずの夫、ポールが生きていたと知ったトルーディ。６年間も自分と娘たちを置き去りにした彼を憎みながらも、娘たちにとって最良の決断をしようと思い悩む。
ネタバレ感想
大人気ドラマなだけにかなり長いシリーズなのかと思っていましたが、1シーズン6話とえらくこじんまりしているとは。
主要キャラの全員がドロ沼にハマっている中、どう風呂敷を畳んでシーズンラストを迎えるのでしょうか。
ポールが本当に生きていると知ってしまったトルーディはパニック状態になりながらこれをケイティに相談。
4人も仲間がいると仕方ないのかもしれませんが、皆何かしら起こった際に、初手は相談する相手を選んで全員と秘密を共有する訳ではないというのがリアルです。
自宅への押しかけが日常的になってきたサムは、「安楽死は父本人の為だったと今になっては分かる」と唐突に理解を示し始めております。
ただ、母親は過剰投薬に同意してないし騙されたと主張しているそう。
実際にはジェマは確かに同意したのだそうで、愛する人を苦しみから解放してやりたいが故のケイティの独断かつ医師免許を剥奪されるような違法行為だとかいう話ではないのですね。そういう事ならここまで安楽死云々について騒ぎ立てるほどの事だったのか疑問です。賛否両論はあるにせよ、きちんとした手順を踏んで行った医療行為っぽい話ではないですか。
そして、これまた唐突にケイティを愛しているから彼女の本当の気持ちが聞きたいと言い出すサム。毎度毎度突拍子もないのです。これも若さか？
トルーディは、全て知ってるからポールを家に来させろとサリーにメール。
そしてあっさりノコノコやって来るポール。鍵まで持ってるんかーーい。
こんな事をしでかした理由を問うと、サリーが妊娠してトルーディに全てを話すと脅してきたそうで、そんな矢先に起きたテロを逃げ道にしようと画策したとか。なかなかのロクデナシです。
特に致し方ない事情があったわけでもなさそうですし、ただただ屑男ではないですか。やや神格化して語られていただかに、蓋を開けてみてのガッカリ感は凄まじいものがあります。クソ・オブ・ザ・ミストレスです。
この期に及んで「もう一度父親になりたい」とぬかしております。とんだ詐欺師の癖に何言ってんだか。
サリーとは別れるから彼女と息子のために養育費が必要だと話し、「息子とは今後も会うが、君ともう一度やり直したい」だの「娘たちにとっても父親はいた方がいい」だのどの口が言うのかのオンパレード。ヤベー男です。サムの遥か上をいくヤバさです。
トルーディもトルーディで、こんな屑男に絆されてリチャードと言い争いになるのは頂けません。
ハリーに全てをブチまけてしまったシボーンは家に居られなくなり、ジェシカのアパートへ。
あれだけ子どもを欲しがってた男が一転して、もう妊娠を望めなくなるリスクを抱えると分かっているであろうに中絶を望むのですから痴情のもつれとは恐ろしい。他の男の子なのだから、建前無しの一番正直な反応なのかもしれませんが。
それにしてもドミニクの部屋着がダサ過ぎておったまげました。わざわざドミニクを訪ねて謝罪し、区切りをつけたシボーンはハリーの望む通り中絶薬を飲んで元の夫婦関係に戻るつもりでしたが、ケイティから飲むべきではないと止められています。
自宅に帰り、ハリーにどうしても中絶できなかったと打ち明けると、返ってきた答えは「他人の子どもを育てられない」というもの。あぁ、無情。しかし自業自得とはこの事なのです。
ジェマの訴えで開かれた委員会で事実確認されているケイティ。
そういえば、ジョンの愛人だったことがバレそうになった時、自分の筆跡が残るメモをカルテから処分していました。あれが仇となり、モルヒネの投与量を記録するという決められた手順を逸脱した扱いとなり、かと言って記録はしていたけれど愛人関係を隠すために自分で処分したと言えるわけもなく、かなり不利な状況です。
サムがケイティと父親の不倫疑惑を否定するも、ケイティ本人は認めてしまうという(笑)
いや、嘘を重ねるよりマシでしょうけど、とにかく皆それぞれ自分の思う方向に突っ走る節があります。
本気の恋をしたからこそ、アレックスと今の不倫関係を続けるのは嫌だと自覚し、それをアレックス本人にも伝えられるジェシカ。
ジェシカは奔放なものの、なんだかんだ自分の気持ちに正直で好感が持てます。
リサを傷付けるのも嫌だし別れましょうと自分から言える強さもあってグッと株が上がりました。
積み上げてきた10年の結婚生活がストッパーにもなり、ハリーは他の男の子だとしても愛する妻の一部として受け入れるという大きな決断をしてシボーンを再び我が家へ迎え入れました。
一時はどうなる事かと思われたトルーディも目を覚ましてくれたようで、ポールのやらかしたペテンを密告して逮捕に追い込みます。アッサリ過ぎてもう少し引っ張っても良かった気もしますが、この結末はスッキリ。補償金は勿体無い気もしますが、リチャードが居れば何とかなるでしょう。
評議の結果、医師免許こそ剥奪されなかったものの、不倫の件で1年の停職処分を言い渡されたケイティ。身から出た錆として甘んじて受け入れているようです。
結局サムからの愛情は本物だったものの、「私たちはいくら互いを好きでも一緒にいてはいけない気がするの」と大人の決断でサムを遠ざけるケイティ。
これに対してサムは、しばらく自分が姿を消すからその間に2人の今後を考えてくれと頼みました。
![Mistresses - Series 1-3 Collection [Import anglais] [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/51r8I9RqqbL._SL500_.jpg "Mistresses - Series 1-3 Collection [Import anglais] [DVD]")
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、S2エピソード1
