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レミニセンス [DVD]

レミニセンス

あらすじ

多くの都市が水没して水に覆われた世界。記憶に潜入し、その記憶を時空間映像として再現する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」のニックに、検察からある仕事が舞い込む。それは、瀕死の状態で発見された新興勢力のギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の正体と目的をつかむというものだった。男の記憶から映し出された、事件の鍵を握るメイという名の女性を追うことになったニックは、次々とレミニセンスを繰り返していく。しかし、膨大な記憶と映像に翻弄され、やがて予測もしなかった陰謀に巻き込まれていく。

ヒュー・ジャックマンが記憶に潜入するエージェントに扮したSFサスペンス大作。

インターステラー」「ダークナイト」などクリストファー・ノーラン作品で脚本を担当してきた、クリストファー・ノーランの弟ジョナサン・ノーランが製作を手がけ、ジョナサンの妻でテレビシリーズ「ウエストワールド」のクリエイターとして知られるリサ・ジョイがメガホンをとった。「グレイテスト・ショーマン」でもジャックマンと共演したレベッカ・ファーガソン、「ウエストワールド」のタンディウェ・ニュートンらが脇を固める。

ネタバレ感想

戦争や海面上昇により水の中に飲まれた町という荒廃した世界観が素晴らしく引き込まれます。

主人公〈ニック〉は記憶の中に潜入する“レミニセンス”をビジネスにしている男で、ある日失くした鍵の記憶を取り戻したいとやって来た美女〈メイ〉と出会い、あっという間に恋仲に。

そんな中、突然姿を消してしまったメイの記憶に取り憑かれるように自ら装置の中に入って過去の記憶をループするようになったニックの元に、検察から仕事の依頼が舞い込みます。

麻薬の過剰摂取で瀕死の売人〈フォークス〉を捕らえたので、彼の記憶に潜入してニューオーリンズ麻薬王〈セント・ジョー〉の罪を暴きたいから協力してくれ、とのこと。レミニセンスは合法で、司法とタッグを組むほどの専門的職業でもあるわけです。

こうして、ギャングの正体や目的を掴むためにレミニセンスを始めた結果、メイの行方にも関わる陰謀に巻き込まれていくことに。

 

退廃的な世界で最新の技術と古めかしい設備が組み合わさっているサイバーパンクにも通じるものがある雰囲気や設定は最高です。

冒頭はそれこそ『インセプション』味があって、良作の予感がビシビシ感じられたのですが、話が進むにつれて何だか物足りなくなってくるのが残念なところ。

設定や映像が圧倒的に良いのに、ストーリーが惜しく、アクションシーンはややお粗末で、キャラクターの魅力もイマイチなのです。主人公のビジネスパートナーにあたる〈ワッツ〉はなかなか良かったですが。

記憶関係で出来ることの幅を広めたりキャラの背景を深掘りしたりしたドラマでのリメイクなんかだとかなり面白そう。あとはやはり、ありがちながらお調子者のメカ担当ポジションが居て欲しいよなぁ(笑)

評価(平均点高めの設定です。)

3.9 /5 点!

レミニセンス【Blu-ray】 [ リサ・ジョイ ]

概要

監督:リサ・ジョイ

時間:1時間56分

配給:ワーナー・ブラザース映画

公開年:2021年

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