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海外ドラマ≫≫New Tricks ニュー・トリックス〜退職デカの事件簿〜 シーズン1 4話ネタバレ感想

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エピソード4『名門の挫折』“Good Work Rewarded”

あらすじ

イタリアでの休暇から帰ったサンドラは、ジャックから新たな捜査資料を手渡される。その捜査資料は、20年前に起きた10歳の少年ジミー・スペンサーの殺害事件だった。

ネタバレ感想

休暇でイタリアに行っていたサンドラが戻るということで、好き放題やっていた爺さま達は慌てて片付けを済ませて無理な証拠隠滅をはかろうとしていますが、結局無駄な努力に終わったようです(笑)

気を取り直して、今回UCOSが調べるのは少年の自殺にまつわる事件。

10歳の少年〈ジミー・スペンサー〉殺害の容疑をかけられたことが原因で、首を吊って自殺した〈ケン・ロジャー〉

ゴルフ場の下水溝に埋まっていたジミーの遺体が発見は殺害の2日後。鑑識結果で凶器がゴルフクラブだと特定され、当初はゴルフ場に居たクラブ会員が疑われましたが、その矢先ケンに露出行為での前歴があると分かったのです。

ケンの父親曰く、ゴルフ場での立ち小便を母娘連れに見られただけで息子は無実だと強く訴えています。それどころか、ジミーが殺されてから露出の噂が広まったのでハメられたに違いないと話します。

管理人として18年も勤めてきた父親もケンの死後間も無くゴルフ場をクビになってしまったそうで、踏んだり蹴ったりです。

両親からかなり可愛がられていた様子で、4歳の時に切った髪の毛が今も大切に飾られています。ジャックはケンのDNAが役立つはずだと捜査のためにその髪の毛を借りてきました。

 

スペンサー事件の指揮官だった〈ポール・トンプソン警部〉はその後、警視正まで昇進して引退済み。

カントリークラブ内にある女人禁制のバーで支配人〈スチュワート・ピムリー〉の居場所を聞くジャックを追いかけたサンドラは、クラブの会長から「例外はない」と厳しめに止められております。

場所を変えて支配人と話すと、聴取を認めればクラブの名誉に傷が付くとかなんとか。20年前の事件だけあって関係者は既に故人というケースも多いので無理を言っても成果が上がるかは微妙なところですが、ジャックの口八丁でなんとか再捜査に協力してもらえることに。

ジミーの服と所持品、そしてケンの毛髪を検査に出していたブライアンは、前後10年間の子供殺害事件と報道記事をまとめ上げております。

トンプソンは先週亡くなったばかりで、去年退職したばかりの元副官〈ダイアン・ラブレス〉をあたることに。元警視正のエリートが女性だと聞いて一転して自分が話を聞きに行くことにしたジェリーが担当です。

ダイアンはケンが犯行に及んだとは考えておらず、当時26歳の女警部補だった自分が警部相手に反対意見を唱えることなんてとんでもないという時代だったと話します。

 

委員会の〈ゴードン〉〈ドナルドソン〉に元警視正の肩書きを出して話を聞くジャック。女人禁制のバーが良い例ですが、この場はまだまだ性別やら肩書きやらが物差しになっている世界で、まともに取り合ってもらえるのはジャックくらいなものかもしれません。

ゴードン、ピムリー、ドナルドソンの3人は、事件当日に会合を開いており、ゴルフの腕は一流でも度が過ぎたイタズラ癖があったケンの処分を協議していたそう。

その結果、会員資格を一時停止されていたケン。ゴルフコースの中にある木で首を吊っていたケンの第一発見者は父親でした。

スチュワートの弟でクラブ所属のプロゴルファー〈デビッド・ピムリー〉にも、当時委員を務めていた父親について話を聞くジャック。

ジミーの両親とも親交があったそうですが、ピムリー兄弟もゴードンも不自然に思えるほど亡きピムリー氏を褒め称えていて逆に怪しいな。

 

鑑識結果が出て、ジミーの服から本人ともケンとも違う唾液が検出され、ケンの容疑は20年越しに晴らせそうです。

ダイアンとジェリーが寝たと分かり、嫌悪の表情を見せるまでは分かりますが、ダイアン本人が現れた際のサンドラのあの突っ掛かり様は必要ですか?笑

ダイアンもこれに応戦していますし、やはりエリート街道を行く女性はこのくらい気が強くないと務まらないのでしょうか。

とにもかくにも、ダイアンが当時の捜査ノートを持ってきてくれたおかげで、更なる進展が望めそうです。

 

被害者の父親を訪ねてスペンサー宅に行ったジャックとサンドラは「再捜査など正直迷惑に思っている」という予想外のキツい言葉を貰っています。というのも、20年も経って急に世間の関心が高まり取材要請の電話が何件もかかってきているとか。そりゃあいい迷惑かもしれませんが、捜査をよく思っていないクラブの差し金か?

新聞記事の一面にUCOS批判に近い内容が大々的に載ってしまい、引くに引けなくなったべヴァンから何としても真犯人を挙げろと命令が。

マスコミにリークしたのはピムリー支配人で、「再捜査を嗅ぎつけたマスコミの餌食になる前にこちらの立ち場を公にしました」と悪びれぬ顔でもっともらしい言い訳をしてきます。

新たなDNAが出たから関係者にはDNAの提供を求めると宣言するも、デビッド・ピムリー以外は非協力的な姿勢のまま。おかげでゴードンもドナルドソンも渋々ながらDNAの提供に協力してくれました。

夫が疑われたとご立腹のピムリー夫人から連絡があり、DNAの結果を見せろと要求してきます。捜査上見せられないと拒否するサンドラは高圧的なピムリー夫人に負けず劣らず良い勝負。

 

エスターからディナーに招待されたUCOSメンバー。というのも、家の外でもちゃんと薬を服用しているか心配で探りを入れたかったようです。

夫が冷静で理性的で正気には見えないと聞いて、自分だけではないのだと心底ホッとした表情の妻に笑えます(笑)

 

DNAサンプル提供者の1人は、12年前3人を強姦した人間のDNAと一致していることが発覚しますが、法律上このサンプルは今回の件でしか証拠として使えないのです。

それを聞いたジェリーは、もう一度新たにDNAサンプルを採取するためクラブの会長を罠にハメます。一緒にベロベロになるまで飲んで、車を発進させたドナルドソンを張り込んでいたパトカーに飲酒運転で捕まえさせてアルコールチェックをさせるという計画は成功。こうしてドナルドソンは強姦魔の容疑者に。

ここでクラークがDNAの塩基配列にほとんど一緒の部分があるのに気が付く有能ぶりを見せつけます。

ピムリー夫人があれほど息子のDNA採取に動揺していたのは、生物学上の父親から受け継ぐ遺伝情報がバレると都合が悪かったからですね。デビッドは実はゴードンとの間の子だったのです。つまりは、デビッドのDNAを調べたところでピムリー氏の疑惑も晴れるわけではありません。

ピムリー少佐の戦歴を見るに、自殺願望があったようにしか思えない自己犠牲っぷりが気になるところ。

DNAの提供に協力していなかったスチュワートに改めて協力を申し入れるも「弟のサンプルで十分なはずだ」と断られ、やむを得ず弟はピムリー氏の子じゃないと明かすUCOS。

言い争いの末に激昂したスチュワートは、突発的に鈍器でジャックに殴りかかりますが、元刑事3人はさすがの瞬発力。しかし、この動きでスチュワートの本性が暴かれました。

当時12歳だったスチュワートこそが、ジミーを殺した真犯人です。ジミーは両親伝いにデビッドがピムリー氏の子ではないことを聞いていて、どうやら弟のことを『私生児』と言われたスチュワートは家族の汚名に耐え切れずドライバーで殴りつけたと自白。

家に帰り父親に全てを話すと、ピムリー氏は隠蔽を選び、スチュワート自身も迷いなく父に従った結果です。

ただ、ケンが自殺を選んだことで父親はすっかり変わってしまい、その後戦地で死亡。罪悪感のせいで自己犠牲を繰り返した父親とは違い、殺害の張本人である息子の方は本物のサイコ野郎だったのが胸糞でした。

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▼次回、エピソード5

axxi.hatenablog.com

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