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海外ドラマ≫≫Farzi フェイク シーズン1 3話ネタバレ感想

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第3章『特別調査チーム CCFART』“CCFART”

あらすじ

CCFART(通貨偽造詐欺分析調査チーム)が結成される。サニーとフィロズは分不相応な取引を承諾する。マイケルは息子の誕生日パーティーに押しかける。メガは マイケルに雇われるが、二枚合わせの偽札を作った“アーティスト”を追跡しようとして勇み足を踏む。

ネタバレ感想

偽札は本来外国の大きな印刷所で整った設備と技術を使って数十億ルピーも刷られ、裏では政府が支援しているというのはリアルな話なのでしょうか?

そして偽札ビジネスを支えるのは『流通』で、張り巡らされたネットワークを経由して一般市民の元へ。

そんな通貨偽造と戦うために組織の枠を超えた精鋭部隊で編成されたのが、マイケルが指揮する偽造通貨詐欺分析調査チーム“CCFART”

主任捜査官には〈シェカール・アフラワット〉が就き、早速インドの通貨偽造組織の元締めでCCFARTの一番の標的になるマンスール・ダラルと、マンスールの右腕〈ジテンドラ・ジョシ“ジートゥ・カカ”〉、流通担当の〈ビラル〉の名が会議で共有されています。

 

偽札発見を報告しても中々捜査は進まず、明らかに怠慢なので自分にやらせてくれと上司に意気込むも、ここからは警察の仕事だとたしなめられるメガ。

 

最初の客ラクダ”伝いに有力者からの大口注文が入ったサニーもとい“アーティスト”。犯罪組織の内情なんぞ知る由もないのですが、複数の仲介業者を通して連絡が入る、何クッションも置かれたやり取りに犯罪組織のリアル感があります。相変わらず悪事を働いている自覚がないのか、連絡を受けている最中に本名を口走ったりと裏稼業に染まりきれていないフィロズはやはり憎めません。

ラクダから議員の〈ケサリバイ・ドーシ〉を紹介されるサニーとフィロズ。

政治家本人からの2000万の注文を承諾し、よくよく条件を聞いてみれば、2週間後に始まる選挙より前が納期というだけでも厳しいのに、州境を越えて運んで来いという無理難題を結局受けてしまいました。

 

ほとんど汚職刑事に近いマイケルは、証拠保管室にあった偽札を鑑識に回すと言って引き取ってきて、なんとその偽札を使ってスマホを2台購入。

1台はまだ6歳の息子ヴィオム〉への誕生日プレゼントに、そしてもう1台を一緒に居たシェカールに渡し、受け取ったと同時に「俺が偽札で支払うのを見てたよな?お前も共犯だ」とヤクザのようなひと言(笑)

呼ばれてもいない7歳の誕生日パーティーに押しかけて、本当に偽札で仕入れたiPhoneを息子に贈るマイケルはどうかしています。そりゃ別居中の妻とも険悪な関係になるのも納得。

 

2000万刷るには盗んできた紙では足りなくなってしまい、なんとか盗み以外の正規ルートで紙を仕入れたいと考えたサニー達は、死にかけの老人を使って身分証を作らせ、架空の会社を作り上げます。今や完全なる詐欺グループです(笑)

 

CCFARTが人員募集している事を知り、まずは銀行の上司に掛け合って、その後CT600を手土産に「チームに入れて下さい」とマイケルに直談判。偽造防止印刷の専門家としてチームには自分が必要だと売り込み、CT600の実力もその場で発揮できたことが決め手となって即採用になりました。

しかしここでもレストランで見つけた偽札の話は後回しにされ、あくまでもチームの標的はマンスール・ダラルだと押さえ付けられるメガ。こんなに有能なのに上司に恵まれないのが可哀想かと思いきや、不在になったマイケルのデスクから勝手に承認印を拝借して自分の作った書類にハンコを押す無茶苦茶なやり方で強行突破してきました(笑)

レストラン付近にある11ヶ所の印刷所を回るよう地元警察に指示して自分も一緒に同行します。

最後の最後でクランティに辿り着いてしまい、パトカーが来たことに慌てる三人ですが、今機会を止めれば明日の配達に間に合わないということで、仕上がるまでの15分はなんとか警察を入れずに持ち堪えると宣言して灯りを全て消すよう指示したサニー。

オーナー代理としておじさんの番号が知られてしまい、すぐ印刷所まで来るように電話で指示され、仕方なく裏口から出て警察の前へ。

その間になんとか完成品を隠そうと急ぐサニーと見張り役をするフィロズ。今にもメガが中へ入ってきそうなほどシャッターに近づいて来て、すぐに機械を停止しようとするフィロズと、二枚合わせなのに裏が刷れてないからダメだとそれを止めるサニーでちょっとした問答に。

そうこうしているうちに印刷は終わるも、外で聞き耳を立てていたメガが機械の音を聞いてしまいます。身内の幽霊だと下手過ぎる言い訳をするおじさんは、結局シャッターを開けて中を確認させろと迫られました。

なんとか刷り上がりの山のような偽造紙幣は隠せたものの、ゴミ箱の中身を確認し忘れていた二人。今にも見回りするメガにサニーが背後から襲い掛かりそうだったところに、メガの強行を知って勝手な行動にブチギレているマイケルから電話が。すぐに戻るよう指示され、なんとか事なきを得ました。それにしても、あの電話がなければサニーは確実にやってました。偽札作りのみならず、殺しまで厭わないようになってきているとしたら大問題です。

一難去ってまた一難で、物音がしたと言って現れた爺ちゃんが大量の紙幣を両手に持って深刻な顔。ついにバレてはいけない人にバレた絶望が過りましたが、爺ちゃんは認知症が進んでいるようで、物忘れだと自分で納得してしまい、これはこれで別の問題が出たきた感じです。

それでもまだこの仕事を続けようとするサニー。手を引きたいのにそうさせてもらえないおじさんが気の毒になってきました。

いざ配達の日が来て、サニーとフィロズは問題の越境で検問を受けますが、きっとサニーがあらかじめ仕込んでいたであろう密輸を装った酒瓶をスケープゴートに賄賂で乗り切ります。1話ではかなりの芸術肌で絵の才能がフィーチャーされていたサニーも、一度偽札作りが軌道に乗ってしまった後はインテリ担当のように見えてくるように。

その後の受け渡し、あんな屋外の開けた場所で堂々とやるのは如何なものか。不安になります。酒代まできっちり請求するところがフィロズらしい。

大仕事を終えて帰ってきた二人はご機嫌そのものでしたが、帰ってみると全てを知ってしまった正気の爺ちゃんが印刷所に。

「私の聖域で罪を犯してたのか?私が病気になったのをいいことに……気づくべきだった、盗人の子はやはり盗人になると」「お前にも大きな愛情を注いだ、その見返りがこの仕打ちか?」とサニーにとってもフィロズにとっても痛過ぎる言葉と共に追い出されてしまいました。

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▼次回、エピソード4

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