エピソード20『報復』“VENDETTA”
あらすじ
ホンドーは元麻薬取締官のKCとともに、ジェ・キムの調査を独自に続け、市の職員イアン・ペックと密会している現場をとらえる。ホンドーはイアンに接触し、フェンタニルの摘発で資金繰りの苦しくなったジェ・キムが、イアンを買収して土地の評価額を不正に上げ、銀行から2500万ドルの融資を受けたことを知る。その返済日が翌日に迫っていた……。
ネタバレ感想
エピソード11でカトリナと息子を狙った大物ジェ・キムの尻尾を掴もうと、その後もホンドーは証拠を抑えるために追い続けている様子です。
キムと密会していた保健局の資産査定員〈イアン・ペック〉に近付き、キムに裏切られる前に先手を打つよう脅し、キムのために証書類を偽造していたという証言を得た非番のホンドー。
土地を担保に金を借りるため、ペックを買収して資産を過大評価させていたらしく、不動産詐欺の証拠を掴みました。
しかしその事実をKCに電話で伝えている最中、並走してきた車の窓が開き銃で狙われる事態に。思い切り車をぶつけ、銃で応戦して1人を射殺、運転手は肩に被弾し、もう1人とそのまま逃走します。
ジェシカやヒックス、強盗殺人課の〈バローズ〉が駆け付けてきて現場検証と事情聴取があり、ホンドーはジェ・キムを独自に調べていた事を明かしました。
これはヒックスの反感を買い、証人である事からも規則通り捜査から外され本部で足止めされてしまったホンドーは、駆け付けてきたチームの部下に後を託します。
まずはホンドーを襲った狼のタトゥーを持つグループ“プロフェタス”の隠れ家を暴き、肩を負傷している運転手の〈ガブリエル〉から逃走中の仲間の情報を引き出すルカ、ディーコン、タンの3人。
逃げた男は〈ディエゴ・ペレス〉という殺し屋でこの仕事のためにベガスから来たそうです。
ペックが現れず、自宅へ行くと遺体で発見されるのですが、現場にはKCが居て証拠探しをしており、本人は殺害の関与を否定してもかなり不利な状況です。
ホンドーの規則違反ギリギリの脅しも明るみに出て、街の有力者とも繋がりのあるキムからの圧力に負けそうな展開。
資金繰りに困っているキムが融資を募るパーティーに出席予定のマイケルが、人質事件の時に自分を助けてくれたお返しにと盗聴器を仕込んで協力してくれる事に。
開発計画は資金洗浄のためだと認めさせて逮捕するのが目標です。
あまりに直球な聞き方で怪しまれ完全に失敗に終わったかと思ったところで、マイケルは本部の撤退命令を無視してキムが詐欺師だと声高に宣言してその場を去りました。
結果的に2500万ドルを早急に用意せねばならないキムの経済的退路を断ち、摘発以来中断していたフェンタニルの供給を再開するしかないという展開に持ち込む事に成功します。
ガブリエルを匿っていたプロフェタスの男から解放と引き換えでフェンタニルの供給が再開する日時と場所の情報を引き出す事にも成功。
また命令を無視して取引現場に踏み込もうとしたホンドーは部下から一斉に止められ、自分の代わりにキムを逮捕すると誓ってくれたチームを信用して送り出しました。
取引成立まで待ち、ホンドーとの約束を守ったディーコンがしっかりキムを現行犯で確保してくれてようやくこの確執から解放されたホンドーとKC。
警官であるジムは重罪犯との同居に関する書類へ上司のサインが必要になるのですが、ホンドーにサインを貰うのは気まずいらしくディーコンに頼んでおります。
しかしディーコンは「承認を頼むべきなのはホンドーだろ」とこれを断り、ジムも自分で分かっているだけにそれ以上は頼めず。
港での取引を検挙し、一仕事終えたジムの元に警官仲間から連絡が入ります。
母親が不法侵入で捕まったらしく、床下に隠していたジュエリーを質に入れて当面の生活費に充てるため、昔の家に取りに入っていたそうです。
結局ホンドーに直接書類へのサインを頼んで、「お前は本当にいいのか?」と念を押された上で「お袋のためです」と言い切ったジム。
ジムに見せる顔は良い母親にも見えてしまうものの、わざわざ息子の職場に来て出くわしたホンドーに対し、牽制するような視線を送るあの態度なのがなぁ…やはりトラブルの元でしかないような気はします。
S.W.A.T. シーズン1 BOX [ シェマー・ムーア ]
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード21