エピソード2『友達をつくる方法』“Rockets, Communists, and the Dewey Decimal System”
あらすじ
心配性なママを安心させるために、シェルドンは自己啓発本を片手に友達作りを開始するが・・・。
ネタバレ感想
相変わらず友達が出来る気配のないシェルドンを心配しっぱなしの母メアリー。
9歳児ということは小学3年生ぐらいの年で親が頻繁に学校まで様子を見に行ってヤキモキしているのは過保護な気もしますが、シェルドン自身は高尚な思索にふけって独りを楽しんでいます。
母親が涙ぐみながらシェルドンに友達がいないことを嘆いているのを見たメリッサから、「ママが悲しんでるのはあんたのせい」とズバリ指摘され、友達は不要だと本心から思っているであろうシェルドン少年も母親を安心させるため行動を起こしました。まずは図書館に行って『友達の作り方』の本を探すというのがいかにもな感じ。
図書館で勧められた人の動かし方という本に書かれた原則を実践していきますが、その全てがことごとく裏目に出ております。
何か見逃しがあるから友達が出来ないのだと解釈して本を読み返す兄を見たメリッサは、その本の貸し出しカードに名前が書かれている人間は友達がいないし友達を欲しがっているとおバカな妹にしては鋭いアドバイス。灯台下暗しです。
数学教師〈エブリン・イングラム〉の名前を見つけて彼女に話をしに行きましたが、彼女は男関係で悩んでいただけで決して友達欲しさにこの本を借りたわけではなかったと発覚。貸し出しカードにはマッケロイ先生の名前もありましたが、こちらも友達作りではなく校長になるため。古い本なだけあって借りているのは情緒不安定な大人ばかりなのです(笑)
ただ、本の返却に行った際に話しかけてきた〈タム・グエン〉もシェルドンと同じく友達がおらずロケット好きという共通点が判明。
こうして、高校どころから地球にも馴染めていないシェルドンにようやく 人間の友達が出来ました。
息子に友達が出来たと聞いて平静を装いながらも本心は舞い上がっているメアリーは、タムをディナーに招待するよう言い付けます。
1人大はりきりでドレスアップまでして彼を迎えるメアリーにドン引きされてこのまま友達を失うんじゃないかとすら不安になるほどの暴走っぷりと、タムがベトナム出身だと聞いて僅かな、そして偏見にまみれた知識でナチュラルに差別的発言を繰り出す家族にハラハラさせられます。タムもタムで、生い立ちから今に至るまでの暗い話を赤裸々に語ってディナーは何とも言えない空気に。
それでも共通の趣味がある当人同士にとってはそれほどの問題にはならず、ガレージでロケット作りに勤しむ2人。
ここでFBIが訪ねて来て「この家の誰かがカナダからウランを買おうとした」とのこと。間違いなくシェルドンです(笑)対面するまでもなく改良したロケットがガラスを突き破ってFBIの真横を飛んで行くという、友達作りのエピソードからは想像もつかないオチでした。
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▼次回、エピソード3