エピソード8『断ち切られた人生』“An Affair to Dismember”
あらすじ
危険な公共の会場でチャッキーの極悪非道な計画が実行に移され、決着の時を迎える。
ネタバレ感想
チャッキーの仲間になったジュニアの家には、ジェイクから住所を聞いて駆け付けてきたアンディが。やはり悪運の強いアンディはここでも無事にやり過ごせました。
というのも、チャッキーは銃やオノ、火が弱点だこうで銃を持っているアンディに見つかることを恐れてトイレに隠れていたのです。業務用の巨大な扇風機というサービスワード付き(笑)
自分の弱点をジュニアに話しており、これが後々チャッキーを苦しめることになるのかもしれません。
レクシーとジュニアは、チャッキーが誰かに手を下させようとしているのは何故かと考え、ブードゥー教の秘術やチャッキーが配達を手配していたグッド・ガイ人形に何か関係があるのではないかと考えています。
そして、さきほどまで確実にただの人形だったグッド・ガイ人形がチャッキーとなり動き出し、今にも2人に迫ってくる……というところでチャッキーは派手に撃ち抜かれます。
突然入ってきたのはアンディにガソリンスタンドで置き去りにされたはずの〈カイル〉です。
よく分からないままにアンディの仲間だと自称するカイルとデヴォンが居るはずのチャールズの実家へ向かおうとする2人ですが、敵地に乗り込むならアンディと大量のコーヒーが必要だと言われ、そのままコーヒーブレイクに突入(笑)デヴォン大丈夫か?
チャッキーはやはり生身の人間であるニカを例外としてグッド・ガイ人形を使えば分身を作り出せるようで、これまでアンディとカイルが始末してきたチャッキーも残り1体のところまで来ていたはずが、子供を1人手懐けて人殺しをさせれば分身軍団を作れるとか。どういう理屈だよ(笑)
コーヒーブレイクのせいでカイルに薬を盛られたジェイクとレクシーはその場で眠りに落ちてしまいました。
チャッキーの分身はそれぞれがチャッキーとして同時に存在することが可能なようで、性格的に仲間割れ?共喰い?しそうですがそこのところは大丈夫なのか?
一応これまで動いて来た元祖チャッキーが指揮を執り、デヴォンを助けに来るだろうジェイクやアンディ達を殺し、人類を皆殺しにしてやろうと指示を出しております。ただし、5〜6歳未満の子供はいい手先になるから除外だそう(笑)
チャッキーはニカの中に入った自分自身と意気投合しており、相変わらず蔑ろにされているティファニーは激怒。
ニカチャッキーを殴り付けてニカに入れ替わったのを見て「彼女の方が私に敬意を払ってくれる!」と。これを聞いたチャッキーは、よく分からない理論でニカを殺せとティファニーに指示を出します。ティファニーは殺したくないと言い、チャッキーは今や相棒のジュニアにニカ殺しを命じました。やらないと3人とも殺すと言われてジュニアが手をかけそうになったところでティファニーがチャッキーの首を斬り落とすというまさかの展開。カオス〜〜〜。
かつてもチャールズに鬱憤を溜めて刑事に密告した過去があるティファニーは、愛情が狂気に変わりやすいタイプなのでしょうか。元々狂気が激しい分、よく分かりません。というか、72体いる分身達がやり返しそうなものですが、どうなってんだ。
首を切り落とされても生きているチャッキーに気付いているのかいないのか、ニカを注射で眠らせジュニアに彼女を縛るよう指示するティファニーの次のターゲットはアンディです。
その頃縛られたまま家に残されていたデヴォンは、首から上と下に別れてなお意思を持って動くチャッキーの餌食になりかけるも、駆けつけて来たアンディによって助けられています。
そこへカイルも追いついてくるのですが、カイルは出入り口にティファニーが仕掛けた爆弾を起動させてしまい、なかなかの規模の爆発が。
夜が明けて目覚めたジェイクとレクシーも爆死事件のニュースをネットで知ることに。
デヴォンが死んだと思い悲痛な表情で彼の部屋に佇むジェイクのところにデヴォンが現れ、2人は早々に再会できました。
先に逃げていたデヴォンは無傷で、また自分達だけになってしまったとのことですが、アンディとカイルほどの重要人物があれで死ぬのでしょうか?
2人が持つ情報を共有することで、ジュニアが父親に手をかけたことを知ることになるジェイク。大勢のチャッキーの分身達が乗るトラックの行き先はきっとチャリティー上映会だと考えます。
72体のグッド・ガイ人形は、ジェニファー・テイリーの“寄付”によって全国の小児病棟にばら撒かれると市長から大々的に紹介されました。
現場に居たレクシーはジュニアとチャッキーの策略にハマって人気のない舞台裏へ。
ジュニアは本格的にチャッキーに人心掌握されており闇堕ちし切っておりレクシーに包丁を向けておりますし、その間にキャロラインと居た別のチャッキーはレクシーの父親を皮切りに大勢のチャリティー客を滅多刺しにして上映会場は阿鼻叫喚の大騒ぎ。
レクシーへの愛情だけは本物だったジュニアは、レクシーを守るためチャッキーを刺すも、刺し違える形となって胸を刺されて死亡。
フランケンシュタインのチョイスはオマージュ的な意味があってのものだったのですね。
ようやく到着したジェイクもチャッキーと対峙し殺されかけながらも刃物を奪って形成逆転。
「素手で十分だ」はかなりイキっているし、その油断が命取りでしかないのですが(笑)
デヴォンを巻き込んだゲイ煽りをされた怒りで眼球が飛び出るほどチャッキーを締め上げて本当に素手で殺ったジェイク。ただ、首を落とされても生きていたことを考えるとどこまでやれば安心できるものなのか。
そもそもこいつを始末したところでトラックにはまだ大量の分身が控えております。
これに関してはやはり生きていたアンディがトラックをジャックして処分してくれるようですね。どうやってあの爆破を生き延びたんだ(笑)
そしてどうやってあの人形の山を処分するのか、すぐにでも襲われて終わりそう……と思っていると早速人形バージョンのティファニーに銃を向けられるアンディ。次世代トリオに親指立てて颯爽と去って行った直後にこれですよ。
ジェニファーはニカをどうしたいのかも謎なのですが、彼女の手足を切り落として監禁を続けるという狂気。下手したらチャッキーより関わりたくない人物かもしれません。
結局、ブリー、ローガン、ジュニアと一家全員皆殺しにされてジェイクにはいよいよ身寄りがなくなってしまい、デヴォンやレクシーもこの先どうなるのでしょう。
この疑問を見透かすようにストーリーテラーと化したチャッキーが21人にのぼった死者の解説と小粋な語りでシーズン2への持ち越しを想定させる演出はドラマならではか。
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▼次回、S2エピソード1