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海外ドラマ≫≫BOSCH ボッシュ シーズン2 10話ネタバレ感想

「BOSCH / ボッシュ」シーズン2 予告編(字幕版)

エピソード10『被害者に貴賎なし』“Everybody Counts”

あらすじ

激しいクライマックスを迎えるシーズン最終話。ボッシュエドガーはトニー・アレン事件の全容をつかむ。そしてボッシュの母親の殺害事件にまつわる真相が明らかに。

被害者に貴賎なし

被害者に貴賎なし

  • タイタス・ウェリバー
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ネタバレ感想

S1で裁判沙汰になった射殺事件で槍玉にあげられたボッシュですが、あの時の弁護士の嫌がらせが記事になったことがきっかけとなり、アネットは亡き友マージョリーの息子が刑事だと知ってコンタクトを取ってきたのだそう。

“ミッチ”という名のやや乱暴な常連客をマージョリー一人に任せたらしく、その男が犯人だとのこと。

売春婦をしていたアネットは警察が信用できず、何も話さず怖くなり街を出たそうですが、匿名で電話をかけて事件の担当刑事〈ジョン・カフリー〉にはミッチの話をしていたようです。

相手が施設で先が長くない婆さんだろうと容赦ない口ぶりで淡々とアネットを責めるボッシュでした。

事件当夜、マージョリーがミッチの相手をしたというシティ・センター・ホテルを念の為訪ねてみましたが、長年勤めているフロント曰く80年には2件の殺人があったけれどマージョリーが殺された79年に殺人事件は起きていないとのこと。物置で開業当時から保管してある宿帳を調べると、〈フォックス・ミッチェル〉の名前に気が付きました。

80年の方の殺人も被害者は2件とも売春婦で、ミッチェルの関与を疑ったボッシュは当時の未解決事件資料を取り寄せております。

カフリーに会いに行き、通報を受けて母とミッチェルが会っていたのを知っていたのにまともに捜査をしなかったと責め、ミッチェルが何者なのか問い詰めると、麻薬課のタレコミ屋で、当時この男の情報によって大きなヤマを挙げられて重宝していたらしく見逃すよう圧力をかけられたのだそう。

 

裏切る事のないようにという念押しをされ、オシェイを破滅に追い込む例のビデオを来たる大陪審に向けてタイムズ社に提出したと本人に突き付けるチーフ。元から上辺だけの関係性でしたが、とんだ裏切り宣言です(笑)

 

ナッシュの起こした銃撃事件の銃の解析結果が出て、研磨機で削られた製造番号は時間をかければ酸で復元できるかもしれないという点と、ナッシュ一味が使った4丁の銃は全て再利用したリロード弾が使われているということが分かったようです。ナッシュの現在の潜伏地になっているリロード機がある家という点から捜査の手が伸びそう。

 

そして、ヴェロニカのタバキアン司祭殺害の件での裁判では、なんとあの因縁のチャンドラーが弁護人として付いており嫌な予感が。

チャンドラーの嫌味ったらしい宣戦布告に苦い気持ちを抱えたままボッシュは麻薬課の課長を訪ねてミッチェルの本名を教えるよう迫ります。いくら30年以上前の話とはいえ、到底無理な相談かと思いましたが、実はこの課長、新人の頃指導係に嫌な思いをさせられた過去があり、その時の最低な指導係というのがパウンズでした。ハリウッド署の刑事がパウンズをガラス窓に投げ付けたという武勇伝は当然ここまで届いており、暗黙の了解で好きに捜査資料を見る時間を与えてもらえるという粋な?計らいが(笑)

フォックス・ミッチェルこと〈アルノ・エパーソン〉は居住地移転届を出しておりましたが、エパーソン関連の資料の中に、麻薬課としてチーフが写っている記者会見時の写真が。以前チーフが言っていた、自分も隠蔽工作をしてきたという言葉がここに繋がるわけですか。

 

銃の製造番号が分かり、ナッシュとモーが使ったものは両方ともナッシュの名義で合法的に購入され、更に合法的にキャニオン・カントリーの狩猟場に売られたものだったと辿り着くエドガー。

狩猟場からその銃が盗難に遭ったという記録もあり、盗まれた銃が売主の元に戻ったなんていうミラクルがあるはずもなく、ナッシュと狩猟場は共謀してナッシュは盗難銃の番号を消し、仲間内で配ることができ、狩猟場の方は盗難保険を騙し取って武器の洗浄をしていたのです。

どの狩猟場にもリロード機はあるそうで、狩猟場に話を聞きに行こうと考えた矢先にオーナーが8ヶ月前に死亡して現在は閉鎖されていると発覚。

ボッシュエドガーは二人で現地に行ってみる事にしましたが、応援なしで大丈夫なのか?

侵入禁止という注意書きの鎖は切られており、武装して用心しながら周囲を確認する二人。

侵入に気付いたナッシュが建物内からこれでもかと発砲してきて、リロード機でせっせと弾を作っていたナッシュの方が有利かと思われましたが、エドガーのぶっ放した弾がナッシュに当たって傷を負わせたようです。

それでも投降する気はサラサラないナッシュは悪足掻きで手榴弾を使った奇襲を仕掛けてきます。

結果的にその手榴弾で自爆したナッシュは吹き飛んで死亡。証拠を探しに中に入ろうとしたボッシュエドガーが止めていなければ建物の大爆発でボッシュもあわや細切れになるところでした。死んだナッシュの写真をチーフに送って息子の仇の顛末を報告します。

警部補からボッシュエドガーに週明けまで休むよう指示が出され、ボッシュはレイラと消えた金の行方が分からず終いだとやや納得できていない表情。

ボッシュはチーフに会いに行き、エパーソンの居場所を知りたいと直談判。

さすがにチーフはボッシュの母親が殺害された事件にエパーソンが噛んでいるとは気付いていなかった様子。

今回、ジョージの雪辱を晴らすために違法な捜査に協力してくれたボッシュに恩があるチーフはエパーソンの居所を探る約束をしてくれます。

すぐに居場所と偽名が判明したらしく、〈デイヴ・アロンソン〉を訪ねてみるとなんと二年前にガンで死んだ、と。

これほど追ってきたしこりのある事件の犯人にその後の人生を謳歌して逃げ切られてしまったという悔しい結末でした。墓に唾を吐きかける忖度の無さはさすがボッシュ。それほどまでに母は愛する存在であり、今やマディが愛情を注ぐべき存在となれば過保護になるのも納得です。

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▼次回、S3エピソード1

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