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海外ドラマ≫≫Truth Seekers トゥルース・シーカーズ ~俺たち、パラノーマル解決隊~ シーズン1 2話ネタバレ感想

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エピソード2“The Watcher On The Water”

あらすじ

ガスとエルトンは、ブロードバンド接続を修理するため、ザ・ポートランド・ビーコンというホテルに派遣される。そこは“ドーセットのジュラシック・コーストで唯一、ホラーをテーマにしたホテル”とうたわれている。ガスが風変わりなホテル支配人のくだらないホラー話にうんざりし始めた頃、エルトンは謎めいた2号室を見つける。部屋から延びる通路は秘密の地下壕へと続いており、通信を妨げている驚きの原因を目の当たりにする...。

ネタバレ感想

社用のバンの荷台にオーバーオールの訳ありそうな女性が忍び込んでいるとも知らない二人の新たな仕事は、英国一の三つ星心霊ホテル『ポートランド・ビーコン』への派遣です。

上司のデイヴもガスの心霊オタクは公認なのですね(笑)

第二次世界大戦中、国防省の研究所だったというこのホテルは、今やホラーファン向けの観光地となっているのだとか。

確かに外観は幽霊屋敷っぽくもあり、内装に至っては三つ星ホテルというよりホーンテッドマンションに近い感じです。

風変わりなオーナーの〈ジャック〉によれば、前所有者の頃からルーターに電波が入らず携帯すら使えない、との事。

原因を探るべく館内を見て回った後に、遠隔テストをすべく信号検出器を持たされたエルトンが一人で『サイコルーム』に行かされるのですが、途中で封鎖された2号室の扉の前で立ち止まります。

ここは配線のせいか、中は寒くどこを触っても電気が走り、危険過ぎて客を泊められない部屋で鍵が掛けられているのだとか。

しかし、施錠されているはずの扉はゆっくりと開き、あれほど心霊現象に怯えていたエルトンは吸い寄せられるように中へと足を踏み入れてしまいました。ロビーにいるガスが無線機を使ってエルトンに問い掛けても一向に返事はなく、しまいには『1597』と例の暗号が流れてくる始末。

途切れ途切れに聞こえたエルトンからのSOSでガスが2号室に駆け付けてエルトンは無事でしたが、どうにもおかしい。

鍵のかかっていたはずの部屋が開き、聞こえて来たというメロディをエルトンが口笛で吹き始めれば、聞き慣れたその『リンカーンシャー・ポーチャー』と無線機で聞こえた『1597』がリンクし、もはやスマイル社の技術者ではなくトゥルース・シーカーとしてのガスの出番です。

過呼吸を起こすほどビビるエルトンを2号室に置いてガスが車に戻っている間に、最初に扉が開く前にも会った営繕係の〈ベイロン〉という爺さんが部屋に入ってきて本を一冊取っていくと、その拍子に隠し扉が開きます。この爺さんもエルトンしか出会っていないあたり、パラノーマルな存在なのでしょうか。

隠し扉の中は大戦時の塹壕になっており、綺麗すぎる骸骨に遭遇した先の扉からあのメロディが。

扉の前で「海軍仕様の扉だ、年代は1940年代」と、帝国戦争博物館で清掃をしていたらしいエルトンがまたもやその知識を披露して、あくまでも本人が嫌がるパラノーマル現象への調査においてあまりの有能さで笑ってしまいました。

そして中にあった機械からは人の声がするばかりか、普通に会話が出来てしまうというB級感満載の展開に(笑)

もちろんこの機械から発する音声が、ガスが20年間聞き続けていた乱数放送の発信源だったわけです。

1話に引き続き、犬だけでなく人間の魂も他の物に転送可能、というカラクリが大前提にあります。

特段興奮する様子もなく淡々と第ニ次世界大戦中の国士防衛軍一等兵〈アルフレッド・アトキンズ〉と名乗る機械の中の魂と会話をするガス(笑)

どうやって機械に入ったかと聞けば、時計塔に居た時にドイツの爆撃機が襲来し、雷が落ちたらしく、これを聞いたガスは落雷のエネルギーで魂が転送されたのだと考えます。

敵軍の通信を妨害しようと機械の中から戦い続けたアルフレッドの奮闘が、現代のWi-Fiや6Gにまで干渉し、信号障害の原因になっていたようです。

彼を説得するために戦争が終わった事を証明しようと取り出したのがエビ味のポテトチップスのパッケージとそこに書かれた賞味期限というのが何とも緩い(笑)

英国が独軍に勝利した事を伝え、任務を解くと同時に機械はダウンし、携帯の電波が繋がりました。

最後にはしっかりバイロンさんが大戦時に貢献したバークリー教授だったと判明。

仕事を終えて帰り着いた二人の前に出て来て助けを求めたのは、幽霊に追われているあの女性でした。さて、どうなる?

余談ですが、このエピソードを見ているとつい真似して口笛を吹きたくなるあのメロディ…イギリスのフォークソング“The Lincolnshire Poacher”の一節は、2008年あたりまで実際にキプロスからの乱数放送で流れており、曲名をそのまま取ってこの放送自体を『リンカーンシャー・ポーチャー』と呼ぶそうです。YouTubeでも実際の放送の音源が聴けるのですが、雑音混じりで無機質に流れるこのメロディに得も言われぬロマンを感じました。

 

ガスの妻〈エミリー〉は既に亡くなっているそうですが、ここにもまた複雑な背景が匂わせられていました。エルトンの出身地や姉〈ヘレン〉の生い立ちも気になるところです。

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▼次回、エピソード3

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