エピソード3『逃亡者』“Fugitivas”
あらすじ
イレーネはデシとの関係があったために2人を助けることができない。そこでカタはウバルドと一緒にメキシコに戻ることにする。しかしそこへイレーネがやってきて、国からの脱出は不可能になる。
ネタバレ感想
バッグの件を正直に話して車を乗り捨てた場所までイレーネを案内したのにバッグが積んであるあの車はどこにもなく、手錠をかけられた二人。
法医学の奨学金に合格するほど優秀だったカタは、そのまま順調に進んでいればドクターになれたはずなのに何をどう間違ってかこんな散々な目に遭ってしまうとは、人生は何が起こるか分かりません。
二日間逃げ続けていて自宅はロシア人に住所を知られていると泣き落としてみれば、二人まとめてイレーネの自宅で休ませてもらえることに。手錠をかけておいて警察署に連れて行かなくて良いのでしょうか(笑)
殺人事件の目撃者として証言をするよう言われますが、やはり証言だけでは済まず逮捕されるのではと恐れたカタは夜中のうちにこっそりイレーネの家を出ようとしております。
止めようとしたデシも、母親や娘の話を出されるともうそれ以上は引き留められません。
別れを済ませ、いざ出て行こうとしたカタに、デシは車のカネを少し持って行けばいいと提案。イレーネの警察バッジを拝借してレッカーされた車の車両保管所に乗り込みます。どうしてそうなる(笑)
警察の窃盗対策班を装うもすぐにボロが出て令状を見せろと言われましたが、カタは昨晩のイレーネの真似でハッタリをかまして乗り切ります。しかしその矢先にロシア人達もここに来ていたことに気が付き、また発砲されながらお目当ての車を見つけて逃げ切ります。とにかく運が良いのか悪いのか。
バッグだけ取り出し車を乗り捨てて観光バスでロシア人をまき、ウバルドに連絡をするとウバルドはミゲルと一緒におりました。
イレーネも二人の不在に気が付いたと同時に、デシとカタがマリサ・ロセヨ殺害の容疑者だという一報を受けております。
話を聞けば、二人組の女が車両保管所から車を盗み、警官を名乗りバッジまで持っていたというではありませんか。イレーネにしてみれば卒倒するような話です(笑)二人を追ったロシア人が銃撃騒ぎを起こし、二日前にはマリサの自宅付近でもカーチェイスと銃撃が起きていたことが繋がり、さらにはデシが解雇の腹いせにマニェスの車を襲っている動画が拡散されていたことも疑いに拍車をかけています。
しかもマリサの家のグラスからはデシとカタ二人分の指紋が出てしまい、殺害現場にも居合わせたことに言い逃れの余地はありません。
マリサの葬儀中、警察は元従業員のデシとカタが殺害の容疑者だとマニェスのところへ伝えに来ております。清掃人が殺人というのは暗殺者を“掃除人”と呼ぶようなそれらしさが。本当にただのお掃除係なのに(笑)
エドアルドはかなり気弱な感じで、冷徹なマニェスの方がよっぽど大富豪ロセヨ家の血筋のようにすら見えます。ただ、エドアルドのような一見容疑者候補から外されるタイプの男が何かしでかして隠しているというのも定石なので動向は見逃せません。
デシとカタはミゲルとウバルドと合流し、バッグの中身を見せて状況を説明。
とにかく窮地に陥っている二人の要求に合わせてミゲルがパソコンを調達してくれました。
何をするのかと思えば、最初にしたのが母親と娘とのビデオ通話で、疎遠だった夫婦が一緒に画面に登場したことに娘達も驚いております。
その後、イレーネから鬼のような着信が二人にあり、慌てているうちにミゲルのところにも連絡が。逮捕状が出たことを伝えるイレーネは、二人が無実だと信じてくれており助けてくれると言います。
清掃の依頼主を聞かれ、女性だとしか分からないと狼狽えるカタに対してマリサの秘書だと冷静に答えるデシ。ただ、警戒心も解けきってはいないわけで、居場所を聞かれて思わず電話を切ってしまったデシは、イレーネが何かを掴むまでの間〈カルボネラス〉の家で隠れるのはどうかと提案してミゲルもしぶしぶこれに同意。
秘書のところで二人に清掃の依頼を出したのがマニェスだったと調べてきたイレーネは、ミゲルから行き先を聞き出して、人里離れたカルボネラスの家に向かうバスを止めて二人を回収。
デシとカタをハメたマニェスは、もちろんロシア人の殺し屋と繋がっておりました。
ロシア人と接触すると、二人の情報を渡して警察より先に見つけるよう指示。悪い顔です。
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▼次回、エピソード4