エピソード2『初めてのダンス』“First Dance”
あらすじ
さらなる被害者が発見され、リーチャーは答を得ようとするが逆にハメられてしまう。ロスコーは脅迫的なメッセージを受け取る。
ネタバレ感想
苛立ちながら止めるのも聞かずどこかへ去って行くリーチャーを見張れと言われても、ロスコーの力でどうこうなるとも思えません。パトカーでの堂々とした尾行に対し、「子守りは要らないしこれは俺の事件だ」と立ちはだかるリーチャーでしたが、小柄なロスコーは少しも引かず、ハブルに何故嘘の自白をしたのか理由を吐かせに行く気なのだったらどちらにせよ尾行するからさっさとパトカーに乗れと負けていません。やりおる。
ハブルは不在で妻が応対してくれ、夫を刑務所で助けてくれたとあってリーチャーに感謝を伝えるほどウェルカムな雰囲気でしたが、殺された兄が何故ハブルの電話番号が書かれた紙を持っていたのか知るために来たと説明すると、明らかに何か知っていて隠している様子。
娘の〈ルーシー〉と〈タリー〉はそろそろベッドに入る時間だったようで、眼鏡をかけている方が下の子のタリーだという紹介を聞いて何か思い至ったリーチャー。
トイレに行くふりで家探しをし、ハブルの革靴の中から見つけたのは小さな種。
リーチャーは何故自分が刑務所で狙われたのかという点について、普段眼鏡をかけていたはずのハブルが早々に絡まれた囚人に眼鏡を壊されていたのに対し、それを助けて逆に相手のサングラスを奪ってかけていたから、ハブルを狙うはずだった『眼鏡の男を殺せ』という指示で隣に居た間違えた相手に手を出してしまったからだと推理。つまり本当に危ないのは現在も狙われ続けているであろうハブルの身です。
そのままロスコーと事件現場の野原に向かい独自の現場検証が始まりました。
凄腕の狙撃者はジョーを待ち伏せしており、リスクを冒してまで近距離から狙い撃ちしています。相当な恨みが動機なのでしょうか?
翌日、新情報がないかと警察署に行ってみるとこれまた慌ただしく、今度は〈モリソン署長〉が殺された、と。警部から見張れと指示が出ているのをいいことに、部外者なのに堂々とロスコーについて現場に潜り込むリーチャー。
惨殺されていたモリソン署長は、全裸で6本の釘で壁に磔にされておりました。ハブルが怯えた様子で話していた状況と同じです。現場に入る前から磔のことを知っている口ぶりだったリーチャーは「兄の時は3人だったけど今回は4人がかりだ」とも瞬時に見抜きます。
ハブルが脅されていた手口と同じ状況で殺されていたことから、モリソンはハブルを狙う連中に協力していたと分かり、他にもスティーヴンソンとベイカーも署内でリーチャーを1人でトイレに行かせた、つまり、犯人ではないと知っていたからこそ容疑者候補になりそうな大男への警戒を怠ったことに繋がり、こちらもクロ。リーチャー釈放のために尽力したロスコーはシロで、フィンリー警部には長年のボストン勤務から南部の田舎町に来た本当の理由は何故だと問い詰めます。新署長の座でも狙っていたのかと聞けば、横からロスコーが〈ティール町長〉が自ら臨時署長になったことを伝えました。出た、クライナー財団と癒着関係の町長ですね。
モリソンも後任のティールも誰かに操られているようですが、黒幕はクライナー一派だとして、何の目的で殺しまで厭わないのでしょう。
シロだと分かったロスコーと警部は、内部に敵だらけだと教えられもはや部外者のリーチャーに頼らざるをえない感じですね。
警察署長まで殺されてしまっているとなれば、既にハブルも殺されているはずだと考えるリーチャーはロスコーとハブルの自宅へ。シャーリーンが取り乱した様子で昨日から帰っていないと訴えており、案の定な感じ。
ハブル宅にはロスコーが残り、リーチャーはタウンホールにいるフィンリー警部に合流して、新署長として演説中のティールと町民のやり取りや、町長兼新警察署長のティールなんかよりよほど町民を上手くコントロールしているクライナーの動向を観察。
操られているせいかただただ無能なだけなのか、とにかくハイウェイの事件と今回の事件の関連性はないし警察署長が殺された事件を優先して捜査しろ、これまで逮捕された犯罪者の逆恨みで間違いない、とフィンリー警部に有無を言わせない圧をかけるティール新署長。
疑われないよう言う通りモリソン殺害事件だけに専念しているフリを通しながら裏ではリーチャーが真相を探って行く方向に。まだまだ棘はありますが、実質すっかり仲間です。
ハブルの妻子を保護するためフィンリー警部は友人のFBI捜査官〈ピカード〉に連絡を取ることに。
ロスコーと合流して残されたハブルの家族の荷造りを急かしている場面にピカードが現れます。正式な保護プログラムではなく、友人のよしみでピカードが個人的に保護してくれるとのことですが大丈夫でしょうか。
シャーリーン達を送り出してからは当たり前のようにハブルの車を使って鍵を握るスパイヴィーの所へ戻るリーチャー。口八丁でスパイヴィーを呼び出すも、向こうもリーチャーがフィンリー警部のフリをしていると分かっていたようで銃を持った仲間を連れて来ておりました。
スペイン語を話す怪しい男2人組がリーチャーのことを嗅ぎ回っているという情報がありましたが、この2人か?あっという間に2人倒して逃げ出すのはさすが。スパイヴィーから情報を聞き出すというアテは外れてしまいましたが。
それでも、リーチャーですら瞬殺できなかったあの2人は格闘スタイルからしても南米の特殊部隊にいた軍関係の人間だということだけは分かりました。
ジョーが乗っていたはずのレンタカーを調べていたロスコーとフィンリー。レンタカーについては空振りでしたが、ジョーの所属はシークレットサービス“USSS”だったと判明し、やはり捜査で真相に迫り過ぎて消されたのか?
透明感があって美人というよりは可愛げがあるタイプでありながら芯が強くて物怖じしないのに優しいロスコー。こりゃリーチャーもメロメロになりますわ。隣町まで飲みに行ってダンスを楽しんだ帰り道は突然の大雨で冠水して通行止めになっており、安モーテルに2人で泊まる事になるという神のお導きスペシャルコースで大接近。
フィンリー警部の前任者〈グレイ〉は亡き両親の親友だった人で、いつも面倒をみてくれていた第2の父親的存在だったけれど、真面目な反面精神的に沈みがみな部分もあり1年ほど前にガレージで首吊り自殺をしたのだという話をするロスコー。2人とも家族だったりそれに近い人物を亡くして天涯孤独になってしまったという共通点が。
一夜明けて町に戻ると、ロスコーの自宅のドアはこじ開けられていて何者かが侵入した形跡を見つけます。
“近いうちに会おう”という脅迫メッセージも残っており、ロスコーまで命を狙われる事態に。
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