海外ドラマ≫≫Vikings ヴァイキング〜海の覇者たち〜シーズン4　7話ネタバレ感想

エピソード7『利害』”The Profit and the Loss”

あらすじ

イングランドではエグバート王の野望があらわとなる。マーシアの王位を得る計画だったのだ。同じ頃、パリ郊外ではヴァイキングたちが猛攻撃を仕掛けていた。果たして彼らはロロの防御を打ち破ることができるのか？一方、カテガットでは謎めいたさすらい人ハーバードが再び姿を現し、女性たちを刺激する。

ネタバレ感想

自分達のやり口をよく知るロロを出し抜く為、砦を抜ける船部隊と並行して陸からの奇襲も仕掛け兵力を分散させる作戦を立てます。

「陸部隊は任せて」とラゲルサが言い、何か言いたげな表情を見せたラグナル。ラゲルサの妊娠を知っているだけに危険な前線は避けさせたいようですが、ラゲルサ自身は以前預言者にもう子供は産めないと言われた事を信じており、どちらにせよ結果は変わらないと話します。そう言えばそんな事言われてましたね。だからカルフが子供を欲しいと言った時微妙な反応だったのか。この預言がある中での妊娠というのはつまり、流産を意味するのかラゲルサ自身の死を意味するのか重要な二択になってきました。

それにしても人目を忍でもなく、後ろから抱きかかえお腹をさするラグナルは完全に夫の距離感ですね。

陸地を進む部隊は沼地に足を取られ予想外の事に手こずっている間に敵側の指揮をとるロロに気付かれてしまいます。

船部隊の方でもロロの秘策にまんまとかかり先頭の船は横転し狙い撃ちされる大惨事に。油と火矢で船団は次々と燃え盛ります。

目の前で沈んで行くフロキと目があったラグナルは、これを見捨てられるはずもなく自ら飛び込みフロキを救い上げました。ほっといてもよかったのに(笑)

その頃、女子供の残る野営地にもフランク軍の騎兵が襲撃をかけてきました。

各方面で惨敗を喫したラグナル軍は撤退を余儀なくされ、一度は裏切り者の兄に情けをかけた結果がこれかと遠くに見えるロロに悲痛な叫びを上げたラグナル。そんな光景を見て、仲間が完勝に沸く中ロロは一人複雑な表情を見せました。

戦士達が不在の間に狙われた野営地は焼き払われ無残な状況に。ラグナルの息子達やトービは無事でしたが、ヘルガの体は焼け焦げ瀕死の重体でフロキは必死に「死ぬな」と呼びかけます。うわぁ…ヘルガ。こりゃもうダメそうです。

必死にヘルガを看病していたフロキの前に何故か居るはずのないアスラウグが現れキスをし身体を合わせます。

しかしいつしかアスラウグと抱き合っていたのはハーバードとなり、二人ともが幻として消えてしまいました。

遠く離れたカテガットでの二人の関係が、ハーバードとフロキが重なり幻覚となって現れたというめちゃくちゃに意味深な展開ですがヘルガはどうなったんだ、ヘルガは。

不幸の連続で更にラグナルはイードゥから貰う薬に溺れて行き、ビヨルンにフランク国からの撤退命令を伝えさせました。

カテガットではアスラウグが「パリ遠征後心を病んだというラグナルが心配」で再び現れたハーバードと村を歩きます。王妃がこんな風に歩いていて目立たないのかと不思議です。

母親とよく分からんおっさんがキスしているのを遠目から観察するシグルスが可哀想というか、そもそもそんな目立つところでするなよ…。

その後も村人に囲まれ女性陣の寂しさを埋めハグやキスで心を癒していくハーバード。何処の教祖様だ。村の女性達は何故か怪しさしかない彼の虜になり喜んでその身を捧げています。そんな光景をまたしてもシグルスは不審な目で観察するのでした。

エグバート王は墓地の中でマーシア国のWもといウィグスタン王子と密会しております。

血で血を洗う内紛を繰り広げる一族に心底嫌気が差しているウィグスタン王子は「王家の遠縁達で構成された統治評議会を倒して欲しい」と自分の持つ軍とエグバート王の軍で同盟を結ぶ事を提案します。

世間にはうんざりのウィグスタンは勝利した暁にはローマへの巡礼を行い隠居生活に入ると話し、母親の棺から先祖代々伝わる王家の冠を取り出し「正式に王国をあなたに譲る あなたはウェセックスとマーシアの王になる両王国を繁栄させるに足る力と野心があり北の民からも王国を守れるだろう」と宣言し王家の証である冠を手渡しました。元より仲間と見なしていなかったクウェンスリスを裏切るだけで棚ぼた的に一国を手に入れられる事となったエグバート。めちゃくちゃ勝ち組じゃないですか。ずるい。

【ヴァイキング　海の覇者たち：シーズン4 Vol.1】 Vikings Season 4