海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボットシーズン4　7話ネタバレ感想

エピソード7『プロキシ認証が必要』”407 Proxy Authentication Required”

あらすじ

ミスター・ロボットの正体は？

ネタバレ感想

ベラは一旦故郷に帰っていたものの空虚感を抱いておりシャーマンに教えられてニューヨークに戻ってきたそうですよ。いい迷惑だし怪しさしかねぇ…。

「ニューヨークを支配する、お前はそれを近くで見届けろ」と拉致されてきたエリオットに勝手な言い分を押し付けます。

「何か悟ったみたいだがバカさは変わってないな」と煽り返すエリオットもまあまあバカに見えますが、おかげで隣のカウンセリングにも使った書斎に拘束されていたクリスタと会わせてもらえました。ガッツリ捕まっとります。

ベラの要求する『特別な紹介』とはつまり、クリスタから聞き出したミスター・ロボットを出せと言う事で話したいんだとか。

お望み通りミスター・ロボットが話し始めるとあっという間にバカなベラは話術に飲み込まれてまんまと自分の望みを話したりボロクソにこき下ろされるのを大人しく聞いていたり(笑)

そのままうまく乗せられて唯一の切り札であるクリスタまで解放するほどのバカではありませんでしたが。

今度はエリオットが出てきて「ハッキングを今夜実施するから俺の計画を見せてやる」と早くもパートナー気取りなベラに対し、有無を言わさぬ態度で提案しました。

幕で分かれていたり終始雷が鳴り響き、『ミスター・ロボット』的に見ると若干茶番に感じますが、おかげで決行直前に閉じ込められた非日常な異空間っぽさが増し増しで伝わってきます。

ベラ達の隙をつきバックパックから銃を取り出し引き金を引くも、そんな素人みたいなやり方をするはずもなく手下に弾は全て抜かれており不発に終わるエリオット。

ただ、この行為がありもしない『信用』を裏切ったと激怒されクリスタに銃を突きつけられる事に。

必死の抵抗を見せると、エリオットにとってのシャーマンがクリスタなのだと気付いたベラは思い留まり、クリスタがエリオットにカウンセリングする事でいかに自分のパートナーになるべき運命か理解させようと方向転換しました。

その無理矢理な流れから痺れを切らしたベラが診断メモを読み上げ始めたおかげで絶大な信頼を置いていたクリスタが自分に何か大きな隠し事をしていると気付いたエリオット。

ミスター・ロボットの制止も振り切り問いただすエリオットのあまりの剣幕についに根を上げたクリスタは「記憶があいまいな理由は？窓から落とされた日部屋では何をしてた？探してたカメラは見つかった？…」と次々誘導していき「その記憶の失い方と似たケースは経験ある？」と付け足します。

エリオットいわく「ミスター・ロボットが支配された時」が似たケースらしいのですが「記憶の欠落はミスター・ロボットが原因では？ミスター・ロボットは味方だと思う？ならあの日も彼だった可能性は？だとしたらなぜ飛び降りたと思う？彼は何からあなたを守ってたと思う？父親が部屋に来たのよね？父親が部屋に来てなぜ過剰反応したの？何を恐れてた？以前父親に傷付けられた記憶は？妹と部屋にいて父親の足音が聞こえた妹を隠れさせたのは彼女を守るため？父親が部屋に入り自衛のためにバットを “来るな”と叫び彼に向けてバットを振り…窓から逃げるしかなかったなぜ恐れていたの？何かされるのが怖かったんじゃ？何を求められたか覚えてる？」と徐々に核心へと近づけていき、エリオットが目を背け続けていた『父親から性的虐待を受けていた』という過去に導いてしまいました。

その頃にはまだ居ないと思っていたミスター・ロボットも「エリオットが求めた時から」つまり性的虐待を受けて苦しんでいた時から既に存在していたのですね。自分を求めてくる父親ではなく、理想の父親像として自分を守ってくれる存在を欲したからこそミスター・ロボットは父の容姿そのものだったという事でしょうか？

父親との関係を「まるで友達のようだった」と認識してきたエリオットは、現実とのあまりの剥離に今にも壊れてしまいそうです。

触れられるのを極端に嫌う設定もここへの伏線だったのかー…。

自身もクスリ欲しさに母親から友達に売られた過去を明かし屈折した寄り添い方でエリオットを唆すベラでしたが、怒りのクリスタに背後からナイフを突き立てられて倒れてしまうのでした。

いやぁ…全体的に重い、重い、重い！だがそれが良い。

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